公開日 2022/05/19 19:37
独自デジタルフィルターMMDFなど搭載
マランツ、新ミドルクラスCDプレーヤー「CD 60」。新世代デザイン採用/上位機と同じDACチップ搭載
編集部:小野佳希
ディーアンドエムホールディングスは、マランツブランドより、「MODEL 40n」などと同様の新世代デザインを採用し、同社が培ってきた高音質設計技術を惜しみなく投入したというミドルクラスCDプレーヤー「CD 60」を6月中旬より発売する。シルバー・ゴールドとブラックの2色展開で、価格は11万円(税込)。
CDおよび、筐体前面のUSB-A端子にUSBメモリー等を接続してのファイル再生に対応したプレーヤー。SACD再生やネットワーク再生機能は搭載していない。昨今はネットワーク再生機能を搭載するアンプが増えていることやユーザー層を考慮して、あえて機能を絞る判断をしたという。USB端子経由のファイル再生は最大でDSD 5.6 MHzおよび PCM 192 kHz/24bitのハイレゾ再生に対応している。
「MODEL 30」「SACD 30n」「MODEL 40n」と同様の、新世代のマランツを象徴するという筐体デザインを採用。デザインの刷新に伴って機構設計の見直しも可能となり、トップカバーやシャーシを構成する鋼板の形状や、各部を固定するネジの太さや本数を最適化することにより、ビルドクオリティも大きく進化したという。
D/Aコンバーターには上位モデルである「ND8006」と同じ32bit対応DACチップを採用。低ジッターと122dBの広ダイナミックレンジを誇るDACだという。また、電流出力タイプであるため、外付けの I/V(電流/電圧)変換回路を用いることができ、独自のサウンドチューニングを行うことができる。I/V変換回路とローパスフィルター、出力バッファーは同社独自の「HDAM」と「HDAM-SA2」を使用したディスクリート回路で構成している。
D/A変換回路には、独自アルゴリズムによるデジタルフィルター「Marantz Musical Digital Filtering」(MMDF)を搭載。フィルターの特性は SACD 30nのディスクリートDAC「MMM-Stream」において使用されているものを踏襲している。また、PCM信号を入力した際に、好みに合わせて2種類の特性を切り替えることができる。
出荷時にデフォルト設定されている「フィルター1」は、インパルス応答がプリエコー、ポストエコー共に短い特性。非常に正確なサウンドステージとスムーズなトーンバランスだとのこと。もう一方の「フィルター2」は、非常に短いプリエコーと、プリエコーに比べて長いポストエコーの非対称インパルス応答の特性で、ニュートラルなトーンバランスを実現。フィルター1と比べるとわずかに明るい音調だという。
前述のとおり、D/Aコンバーター以降のアナログステージには、独自の高速アンプモジュール「HDAM」および「HDAM-SA2」 を用いたフルディスクリート回路を採用。特にHDAMについては、MODEL 40nの開発過程で新規に設計され、全高調波歪率を従来から29.7%改善した低歪タイプのHDAMを採用している。ディファレンシャル FET入力のHDAMによる電流帰還型低ノイズアンプと HDAM-SA2による高速出力バッファーアンプにより、ハイスピードで情報量豊かなサウンドを実現するとアピールしている。
また、精緻で立体的なサウンドステージの再現を狙い、左右チャンネルのアナログ出力回路をシンメトリーにレイアウト。等長、平行配置を徹底することで、チャンネルセパレーション、空間表現力を高めている。
各種パーツも音質に配慮したものを厳選。デジタルオーディオ回路やアナログ出力回路には、高音質フィルムコンデンサーや高音質電解コンデンサー、メルフ抵抗、金属皮膜抵抗、導電性高分子コンデンサーなど、サウンドマスターによる入念なリスニングテストによって厳選された高音質パーツを使用している。
音質を決めるうえで最も重要なパーツのひとつであるアナログ回路電源用のブロックコンデンサーには、開発過程において幾度も試作と試聴を繰り返し、エルナー社と共同開発した大容量2,200μFのカスタム・ブロックコンデンサーを2つ使用している。
出力端子には、アナログアンバランス、同軸デジタル、光デジタル、ヘッドホン出力を各1系統装備。L/R独立タイプのアナログ出力端子を余裕のある間隔で配置し、大型のRCAプラグを使用したケーブルも容易に着脱できるようにも配慮している。また、アナログ出力端子と、同軸デジタル出力端子には経年変化や信号の劣化を防止する金メッキ加工を施している。
CDドライブには、ND8006と同じ自社開発のオーディオ専用ドライブを搭載。オーディオCDに加え、CD-R/CD-RWに記録された音楽ファイル(MP3/WMA)を再生することができる。
ヘッドホンアンプ部は、HDAM-SA2を出力バッファーに用いることで音質に配慮し、3段階ゲイン切り替え機能も装備。接続するヘッドホンのインピーダンス、能率に合わせて最適なゲインに設定することができる。なお、ヘッドホンを接続していない時にはヘッドホンアンプの電源が自動的にオフになり、他の回路への干渉を抑制する。
そのほか、マランツ製アンプをリモート接続すると、本機の電源オン操作に連動してアンプの電源がオンになり、アンプの入力ソースが「CD」に切り替わる電源オン連動機能も装備。オートスタンバイ機能なども備えている。
CDおよび、筐体前面のUSB-A端子にUSBメモリー等を接続してのファイル再生に対応したプレーヤー。SACD再生やネットワーク再生機能は搭載していない。昨今はネットワーク再生機能を搭載するアンプが増えていることやユーザー層を考慮して、あえて機能を絞る判断をしたという。USB端子経由のファイル再生は最大でDSD 5.6 MHzおよび PCM 192 kHz/24bitのハイレゾ再生に対応している。
「MODEL 30」「SACD 30n」「MODEL 40n」と同様の、新世代のマランツを象徴するという筐体デザインを採用。デザインの刷新に伴って機構設計の見直しも可能となり、トップカバーやシャーシを構成する鋼板の形状や、各部を固定するネジの太さや本数を最適化することにより、ビルドクオリティも大きく進化したという。
D/Aコンバーターには上位モデルである「ND8006」と同じ32bit対応DACチップを採用。低ジッターと122dBの広ダイナミックレンジを誇るDACだという。また、電流出力タイプであるため、外付けの I/V(電流/電圧)変換回路を用いることができ、独自のサウンドチューニングを行うことができる。I/V変換回路とローパスフィルター、出力バッファーは同社独自の「HDAM」と「HDAM-SA2」を使用したディスクリート回路で構成している。
D/A変換回路には、独自アルゴリズムによるデジタルフィルター「Marantz Musical Digital Filtering」(MMDF)を搭載。フィルターの特性は SACD 30nのディスクリートDAC「MMM-Stream」において使用されているものを踏襲している。また、PCM信号を入力した際に、好みに合わせて2種類の特性を切り替えることができる。
出荷時にデフォルト設定されている「フィルター1」は、インパルス応答がプリエコー、ポストエコー共に短い特性。非常に正確なサウンドステージとスムーズなトーンバランスだとのこと。もう一方の「フィルター2」は、非常に短いプリエコーと、プリエコーに比べて長いポストエコーの非対称インパルス応答の特性で、ニュートラルなトーンバランスを実現。フィルター1と比べるとわずかに明るい音調だという。
前述のとおり、D/Aコンバーター以降のアナログステージには、独自の高速アンプモジュール「HDAM」および「HDAM-SA2」 を用いたフルディスクリート回路を採用。特にHDAMについては、MODEL 40nの開発過程で新規に設計され、全高調波歪率を従来から29.7%改善した低歪タイプのHDAMを採用している。ディファレンシャル FET入力のHDAMによる電流帰還型低ノイズアンプと HDAM-SA2による高速出力バッファーアンプにより、ハイスピードで情報量豊かなサウンドを実現するとアピールしている。
また、精緻で立体的なサウンドステージの再現を狙い、左右チャンネルのアナログ出力回路をシンメトリーにレイアウト。等長、平行配置を徹底することで、チャンネルセパレーション、空間表現力を高めている。
各種パーツも音質に配慮したものを厳選。デジタルオーディオ回路やアナログ出力回路には、高音質フィルムコンデンサーや高音質電解コンデンサー、メルフ抵抗、金属皮膜抵抗、導電性高分子コンデンサーなど、サウンドマスターによる入念なリスニングテストによって厳選された高音質パーツを使用している。
音質を決めるうえで最も重要なパーツのひとつであるアナログ回路電源用のブロックコンデンサーには、開発過程において幾度も試作と試聴を繰り返し、エルナー社と共同開発した大容量2,200μFのカスタム・ブロックコンデンサーを2つ使用している。
出力端子には、アナログアンバランス、同軸デジタル、光デジタル、ヘッドホン出力を各1系統装備。L/R独立タイプのアナログ出力端子を余裕のある間隔で配置し、大型のRCAプラグを使用したケーブルも容易に着脱できるようにも配慮している。また、アナログ出力端子と、同軸デジタル出力端子には経年変化や信号の劣化を防止する金メッキ加工を施している。
CDドライブには、ND8006と同じ自社開発のオーディオ専用ドライブを搭載。オーディオCDに加え、CD-R/CD-RWに記録された音楽ファイル(MP3/WMA)を再生することができる。
ヘッドホンアンプ部は、HDAM-SA2を出力バッファーに用いることで音質に配慮し、3段階ゲイン切り替え機能も装備。接続するヘッドホンのインピーダンス、能率に合わせて最適なゲインに設定することができる。なお、ヘッドホンを接続していない時にはヘッドホンアンプの電源が自動的にオフになり、他の回路への干渉を抑制する。
そのほか、マランツ製アンプをリモート接続すると、本機の電源オン操作に連動してアンプの電源がオンになり、アンプの入力ソースが「CD」に切り替わる電源オン連動機能も装備。オートスタンバイ機能なども備えている。
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