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公開日 2023/12/08 16:29
LINN「360 PWAB」も常設展示

サウンドクリエイト、ヴィンテージユニット使用の「ミニミニシリーズ」などオリジナルスピーカー発売中

ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
銀座のオーディオショップ サウンドクリエイトでは、ヴィンテージユニットを活用したオリジナルスピーカーも多数取り揃えている。

コーナーカンタベリーからインスパイアされた「ミニTANNOY」(330,000円/税込)

デザインは、ヴィンテージスピーカーの銘機と言われるTANNOY GRFやJBL Hartsfield(ハーツフィールド)、Tru-sonic EAMS(イームズ)などから着想を得て製作したもの。ユニットはヴィンテージのものを使用しながら、キャビネットを響きがよく強度の高いフィランドバーチ材で新設計。内部には吸音材を施し、ユニットとのバランスを見ながら何度も音を聴いて音色を調整している。

特にサウンドクリエイトが力を入れているのが、身近にヴィンテージスピーカーの魅力を感じてもらえる「ミニミニシリーズ」。本物の4分の1ほどの大きさのため、自宅にも導入しやすいサイズとなっている。

ミニTANNOY/ミニHartsfield

いずれも1960~80年代に東ドイツで生産されたユニット「RFT L6506」を使用したスピーカー。RFT L6506は楕円形フルレンジユニットのハイスピードで抜け感のある響きが特徴となる。

ブラックとホワイトの2色展開の「ミニHartsfield」(385,000円/税込)

同じユニットを使用していても、キャビネットの形状が違うことで音の反響が変わるため、ミニTANNOYとミニHartsfieldでは音の印象が全く異なる。担当スタッフも、「ベースとなるユニットの特徴を土台としながらも、形状の特性や吸音により音域などの質感にエッセンスが付け加えられるイメージです。ご試聴の際にこのような違いもお楽しみください」と説明する。

ミニHartsfieldの背面。吸音材なども音色に合わせて調整してくれる

E2ミニミニ(4色展開)

1960年代後半の米国インディアナ州UTAH社のユニットを使用した「E2ミニミニ」。UTAH社は、ギターやラジオに使われるスピーカーなどをメインに生産しており、70年代中頃までコンシューマー向けにスピーカーを展開していたブランドとなる。

UTAH celestaのユニットを使用した「E2ミニミニ」(396,000円/税込)

E2ミニミニには、UTAH Celesta20cmのメカニカル同軸3ウェイを搭載。「ウーファーはフルレンジで、口径は小さいですが中域の厚み感や芯のあるストレートなサウンドが魅力です」とのこと。

磁気回路はトゥイーターとウーファーの2ウェイだが、振動板は3つ搭載する「メカニカル3ウェイ」と呼ばれる

サウンドクリエイトのスタッフは、「ヴィンテージといえども難しいものではなく、いずれも現代のアンプで鳴らすことができます。思ったよりも手軽に取り組むことができますから、スピーカー選びの選択肢のひとつに加えていただきたいですね。ヴィンテージならではの音色感もぜひご体験ください」とヴィンテージの奥深い世界を案内する。

もちろん、サウンドクリエイトでは最先端技術を組み込んだ現代スピーカーも展開中。LINNのフラグシップモデル「360 PWAB」(パッシブ型モデル)はいま一番の注目スピーカーで、「ご試聴いただいたお客様からは、ため息混じりの言葉にならないご感想をいただいております」とのこと。

LINN、PIEGA、AUDIO NEC等現代のハイエンドスピーカーも多数取り揃えている

他にも、PIEGA「Coax811」、AUDIO NEC「EVO1」、MARTEN「Parker Duo」などのハイエンドスピーカーが常設展示されており、さまざまな聴き比べができるようになっている。

【問い合わせ先】
サウンドクリエイト
〒104-0061
東京都中央区銀座2-3-5 三木ビル本館2F・5F
定休日:月曜日・火曜日
フリーダイヤル:0120-62-8166
TEL:03-5524-5828
TEL:03-5524-3643

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