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PRオンイヤー型ノイズキャンセリングの効き具合もチェック

ファッション性と機能性のバランスが抜群なヘッドホンAVIOT「WA-Q1」。音場豊かなサウンドも

公開日 2024/11/08 06:30 折原一也
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日本人の音楽リスニング体験を最も深く理解しているのは、日本のオーディオブランドである。特に、国内のユーザーに特化した製品を展開しているAVIOTは、その代表格だ。そんなAVIOTから、若年層に支持されるファッション性と、音楽リスニングに必要な機能性を両立させたオンイヤー型ワイヤレスヘッドホン「WA-Q1」が登場した。

「WA-Q1」価格 : 10,890円(税込)

WA-Q1は、デザインにもこだわった小型・軽量なオンイヤー型モデルながら、アクティブノイズキャンセリング機能を搭載し、マルチポイント接続や低遅延モードなど機能面も充実。現代の音楽リスニングに求められる機能を全方位でカバーしつつ、税込10,890円というお手頃な価格を実現している。

そして本機のタイアップアーティストには、歌手やタレント、女優・声優としても活躍する “あのちゃん” を起用するなど、主にカジュアル向けモデルとして打ち出されている。本稿では、そんなWA-Q1の気になる製品仕様や試聴インプレッションなどを紹介しよう。

タイアップアーティストには、歌手やタレント、女優・声優としても活躍する “あのちゃん” を起用

■小型軽量のオンイヤー型ながら、ノイズキャンセリング機能を搭載



ワイヤレスヘッドホンとして特筆すべきポイントは、やはりオンイヤー型ヘッドホンながら「ハイブリッド・アクティブノイズキャンセリング(ANC)」機能に対応していることだ。通常、ノイズキャンセリング機能は完全ワイヤレスイヤホンや耳全体を覆うオーバーイヤー型ヘッドホンで採用されることが多く、耳に乗せるように装着するオンイヤー型での採用は希少だ。

耳に乗せるように装着するオンイヤー型

ノイズキャンセリング性能としては、ノイズ抑制の強度を自動調整するアダプティブ機能に加えて、一般的なヘッドホンと比べて2倍の左右計4基のマイクを内蔵し、ヘッドホン内部/外部の双方のノイズを同時に検知して広範囲の騒音に対応する「ハイブリッド方式」を採用している。

実際にどれだけ騒音低減の効果があるのか、ノイズキャンセリングをONにしてチェックしてみると、屋内での音楽リスニングではエアコンなどの騒音を低減してくれることを確認。次に屋外に持ち出してみると、電車の騒音、人の声なども全体的に騒音をボリュームダウンする効果を確認できた。密閉度の低いオンイヤー型が、オーバーイヤー型になるような効き方、そんなイメージが適している。加えて、外音取り込みモードも搭載しているので、周囲の音を聞き取ることも可能だ。

本来密閉度の低いオンイヤー型を、オーバーイヤー型にするようなノイズキャンセリングの効き方

サウンド面では、オンイヤー型に最適化された新開発の30mm専用ダイナミックドライバーを搭載。サウンドチューニングの面でも、“日本の音楽文化を愛する人々が最も心地よく感じるサウンド”を目指すと謳う、AVIOT独自の「JAPAN TUNED」もしっかりと施している。

■ファッション性と機能性を兼ね備えたワイヤレスヘッドホン



ヘッドホン本体は、ノイズキャンセリング対応のヘッドバンド型ヘッドホンとしては業界最小・最軽量(AVIOT調査/2024年8月時点)の約165gを実現している。実際に装着してみると、適度な側圧で軽い装着感も快適。音質は後半で改めてレビューしていくことなるが、コンパクトサイズと音質を両立させた仕様となっている。

外観のデザイン面では、WA-Q1はファッションアイテムとしても作り込まれている。個人的な注目ポイントは、ヘッドバンド部とハウジング部を繋ぐメタルのジョイント部とケーブルで繋ぐレトロな構造で、こうしたシンプルとは一味違ったヘッドホンの意匠にこだわるという方は必見だ。ボタン配置は右側の側面部に集約されており、シンプルな操作性と機能性、見た目の美しさを備えている。

ヘッドバンド部とハウジング部を繋ぐメタルのジョイント部とケーブルで繋ぐレトロな構造

ボタン配置は右側の側面部に集約され、操作がシンプル

次ページ試聴インプレッション。「オンイヤー型では想像がつかない豊かな音場」

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