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ソニー「BRAVIA Theatre Quad(HT-A9M2)」徹底レビュー。 “本格”立体音響ホームシアターを“手軽に”実現!

公開日 2024/06/03 06:30 鴻池賢三
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<目次>
ソニーの新機軸ホームシアターシステムが進化
インテリアにも調和するデザインの「スピーカーと思わせないスピーカー」
ドライバー構成がより本格的に。スマホアプリ連携強化など充実の機能
無線伝送の安定性も強化。音途切れの心配なくコンテンツを楽しめる
壁掛けもできる設置性の良さも魅力。初期設定も簡単
HT-A9M2レビュー:「音離れが良くスピーカーの存在を感じさせない」
まとめ:HT-A9M2は「サラウンド導入のハードルを下げる画期的な解決手段」


ソニーの新機軸ホームシアターシステムが進化。HT-A9M2の実力をレビュー



コンテンツをより豊かな臨場感で体験するには、映像とサウンドのバランスが大切だ。薄型テレビは年々高画質化&大画面化する方向にあり、ユーザーはそれに相応しいサウンドシステムを見極めたいものである。

ソニーは薄型テレビで高い人気とシェアを誇るが、オーディオシステムでも長い歴史を持ち、また進化させてきた旗頭と言っても過言ではない。サウンドバーは独自開発のサラウンド技術で精緻な音場表現を可能にし、また、そうした技術を核としつつ、デザインと機能の面でもリビングでの設置性を高めた「HT-A9」(2021年発売開始)の登場は記憶に新しい。懐の深い「提案性」は、ソニーならではと思える部分だ。

今回ご紹介する“BRAVIA Theatre Quad”「HT-A9M2」は、型番から想像が付く通り、HT-A9の後継にあたる新モデル。さらなる進化は有るのか? 実際に製品に触れて体験し、詳細をレポートする。

評論家の鴻池賢三氏がHT-A9M2をレビュー

インテリアにも調和するデザインの「スピーカーと思わせないスピーカー」



製品の構成は、信号を処理するコントロールボックスと視聴者を取り囲むように設置する4つのスピーカーがセット。2021年に発売を開始したHT-A9のコンセプトを踏襲している。

しかし、スピーカーの見た目は大きく異なり、これは写真をご覧頂いても明らかだろう。外観はスピーカーとは想像が付きにくい薄型で、筆者が予備知識なしに初めて見た際は、Wi-Fiルーターと思ったほどだ。

HT-A9M2と従来機HT-A9。スピーカーのデザインが大きく変わった

表面はファブリック地で覆われ、色は明るめのグレーでインテリアとの調和を強く意識していることが分かる。「スピーカーと思わせないスピーカー」といった所だろう。

HT-A9M2スピーカー部の実機

ドライバー構成がより本格的に。スマホアプリ連携強化など充実の機能



しかし、音を鳴らすスピーカーとしては、ドライバー構成がHT-A9よりも本格的に。ミッドレンジが加わった3Way構造は、HT-A9の2Wayと大きく異なる部分で注目に値する。

スピーカーユニットを前機種(画像右)の2Wayから3Wayへと変更

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