PR「サラウンド導入のハードルを下げる画期的な解決手段」
ソニー「BRAVIA Theatre Quad(HT-A9M2)」徹底レビュー。 “本格”立体音響ホームシアターを“手軽に”実現!
まず、音離れが良くスピーカーの存在を感じさせないのは驚くべきこと。繊細な音も滲みを感じず抜け感もスカッと爽快。
一般的にファブリック地はパンチングメタルよりも高域音を吸収して、高域の再現性が鈍りがちだが、本機に関しては全くそうした雰囲気は無く、前モデルHT-A9よりも明らかに明瞭度を増していると感じた。ボーカルなどヒトの声も明瞭かつ高密度でボディーが感じられ、この点、ミッドレンジドライバーが貢献しているようだ。
次にYouTubeからいくつかのタイプのコンテンツを再生。多くは音声が2ch収録で、本機の「360 Spatial Sound Mapping」機能と新しいアップミキサーの働きを確認するのが目的だ。
音楽ライブは観客の歓声が濃厚。歓声の成分を明確に検知して、サイドからリア方向にしっかりと割り当てられ、それらが一体となって高さ方向にも広がる。
このサラウンド感は「演出」であるが、不自然にならず会場に居るかのような雰囲気を味わえるのは、流石ソニーのさじ加減と思える部分。バーチャルサラウンドでありがちなエコーが過度に乗らず、ボーカルのダイレクト感も心地よく感じた。
スポーツも観客の歓声に包み込まれる感が印象的だが、実況のアナウンスが明瞭なのもポイント。新たに加わったAI技術による音声抽出機能が、気になりがちな「声」をナチュラルに聞かせるのに役立っているようだ。
ほか、対応するブラビア(テレビ)と組み合わせると、センターチャンネルに相当する音声を、テレビのスピーカーから鳴らすことも可能な「アコースティックセンターシンク機能」も搭載。この機能を利用すると、映画ではセリフがセンターにしっかりと定位して、画面との一体感が増す効果が確認でき、使いこなしの一つとしてお勧めしたい。
配信やディスクの映画作品に収録されたDolby Atmos音声も、ハイトも内蔵するリアルなリアスピーカーと「360 Spatial Sound Mapping」技術により、バーチャルサラウンドとは一線を画するリッチな空間体験が可能だ。
まとめ:HT-A9M2は「サラウンド導入のハードルを下げる画期的な解決手段」
スピーカーの外観から、簡易的なシアターシステムと思いがちだが、音質は洗練度が増し、2chコンテンツも高度なアップミックス機能によって臨場感の高いサラウンドサウンドに。本機を導入すれば、Dolby AtmosやDTS:Xといったイマーシブサラウンドフォーマットで収録されてコンテンツのみならず、あらゆるコンテンツが立体エンターテイメントに昇華する。
また、サラウンド収録コンテンツから2chコンテンツに変わった際のギャップを少なくできるのも利点に感じた。サラウンドに興味を持ちつつも、設置や使いこなしがハードルと感じていた方々にとって、本機は画期的な解決手段となり得るだろう。
究極にシンプルで洗練された最新のシアターで、エンターテイメント時間を充実させてみてはいかがだろうか?
(提供:ソニーマーケティング株式会社)