公開日 2024/11/26 17:09
ソニー、ヤマハなど日本メーカーの出展状況をレポート
【台湾ヘッドホンショウ】final “パトラホン” は台湾でも大人気/テクニカは「リファレンスヘッドホン」として定評あり
ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
11月23日(土)と24日(日)に開催された、台湾最大級のヘッドホンイベント「台湾ポータブルオーディオフェア(TPAF)」のレポート第3弾。こちらでは、日本メーカーの出展状況に加えて、引き続きちょっと気になるプロダクトレポートをお届けしよう。
日本メーカーで大きくブースを展開していたのは、final、ヤマハ、オーディオテクニカ、それにソニー。オーディオテクニカのヘッドホンは、複数のディーラーブースにてリファレンスヘッドホンとして活用されている姿も目にとまった。
finalは台湾市場で有線/無線いずれも大きなヒットを飛ばしているそう。ASMR配信で著名なVTuberとコラボレーションした “周防パトラモデル”「ZE500 for ASMR」も35,000台を超える売り上げを達成、パトラの「ガチャガチャ」開催時には溢れんばかりの人で賑わっていた。finalのスタッフも「台湾は5番以内の売上に入る市場です」と語っており、完全ワイヤレスの「ZE8000 MK2」やゲーミングシリーズも大きな注目を集めていた。
ソニーは、ゲーミングブランドのINZONE、高価格帯DAP「NW-WM1ZM2」、スタジオ向けヘッドホン「MDR-1R」など、ソニーの総合力を見せつける幅広いモデルを訴求する。レーシングゲーム『グランツーリスモ7』をINZONEのヘッドホン&ゲーミングモニターとともに体験できるコーナーも設けられており、ゲームジャンルの活況も感じさせてくれた。『エルデンリング』のデモムービーを「H9」で聴くと、特に効果音のパキッと切れ味の良い表現が印象的で、例えば剣のぶつかり合う音など臨場感高く楽しめる。
オーディオテクニカのハイエンドモデルについては、現地のディーラー・沛聲(PLAYSOUND)や品嘉音響(PinCha Audio)が出展するブースでリファレンスヘッドホンとして活用されていた。沛聲では、CHORDの「DAVE」やプロ向けに展開されているヘッドホンアンプ「alto」、MSBのヘッドホンアンプ「Premier Headphone Amplifier」と合わせて再生できるように用意されており、高級ヘッドホンとしての信頼性の高さを感じさせてくれた。
ブリスオーディオの250万円オーバーのイヤホンシステム「冨嶽 -FUGAKU-」も展示されており、試聴の列が途絶えることがなかった。ブリスオーディオの代理店は、台湾の主力ディストリビューター?錩企業(TECH UNION)が担当、ほかにもAstell&KernやNOBLE、SPLなど日本でも人気の高いブランドも扱う。同社はTechDASやFMアコースティックなどHiFiステレオの代理店としても大きな存在感を持つ代理店とのこと。
そのほか、SoundWarriorとFitEarは、カスタムに強いディーラー加煒電子のブースとして出展。またTAGO STUDIOとPHONONも同じ代理店(鴻韻音坊)で、中国・SENDY AUDIOと合わせて展示されていた。PHONONも、日本より海外の方が知名度が高いヘッドホンブランドと思われるが、「SMB-01L」「SMB-02G」のそれぞれ “SPECIAL EDITION” を展示、ティアックの「NT-505」と組み合わせると、エネルギー感のある濃い味の中域表現が楽しめた。
日本メーカーで大きくブースを展開していたのは、final、ヤマハ、オーディオテクニカ、それにソニー。オーディオテクニカのヘッドホンは、複数のディーラーブースにてリファレンスヘッドホンとして活用されている姿も目にとまった。
finalは台湾市場で有線/無線いずれも大きなヒットを飛ばしているそう。ASMR配信で著名なVTuberとコラボレーションした “周防パトラモデル”「ZE500 for ASMR」も35,000台を超える売り上げを達成、パトラの「ガチャガチャ」開催時には溢れんばかりの人で賑わっていた。finalのスタッフも「台湾は5番以内の売上に入る市場です」と語っており、完全ワイヤレスの「ZE8000 MK2」やゲーミングシリーズも大きな注目を集めていた。
ソニーは、ゲーミングブランドのINZONE、高価格帯DAP「NW-WM1ZM2」、スタジオ向けヘッドホン「MDR-1R」など、ソニーの総合力を見せつける幅広いモデルを訴求する。レーシングゲーム『グランツーリスモ7』をINZONEのヘッドホン&ゲーミングモニターとともに体験できるコーナーも設けられており、ゲームジャンルの活況も感じさせてくれた。『エルデンリング』のデモムービーを「H9」で聴くと、特に効果音のパキッと切れ味の良い表現が印象的で、例えば剣のぶつかり合う音など臨場感高く楽しめる。
オーディオテクニカのハイエンドモデルについては、現地のディーラー・沛聲(PLAYSOUND)や品嘉音響(PinCha Audio)が出展するブースでリファレンスヘッドホンとして活用されていた。沛聲では、CHORDの「DAVE」やプロ向けに展開されているヘッドホンアンプ「alto」、MSBのヘッドホンアンプ「Premier Headphone Amplifier」と合わせて再生できるように用意されており、高級ヘッドホンとしての信頼性の高さを感じさせてくれた。
ブリスオーディオの250万円オーバーのイヤホンシステム「冨嶽 -FUGAKU-」も展示されており、試聴の列が途絶えることがなかった。ブリスオーディオの代理店は、台湾の主力ディストリビューター?錩企業(TECH UNION)が担当、ほかにもAstell&KernやNOBLE、SPLなど日本でも人気の高いブランドも扱う。同社はTechDASやFMアコースティックなどHiFiステレオの代理店としても大きな存在感を持つ代理店とのこと。
そのほか、SoundWarriorとFitEarは、カスタムに強いディーラー加煒電子のブースとして出展。またTAGO STUDIOとPHONONも同じ代理店(鴻韻音坊)で、中国・SENDY AUDIOと合わせて展示されていた。PHONONも、日本より海外の方が知名度が高いヘッドホンブランドと思われるが、「SMB-01L」「SMB-02G」のそれぞれ “SPECIAL EDITION” を展示、ティアックの「NT-505」と組み合わせると、エネルギー感のある濃い味の中域表現が楽しめた。
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