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公開日 2018/04/28 19:16
完全ワイヤレスイヤホン「SE-C8TW」も出展
【ヘッドホン祭】オンキヨー、マグネシウム振動板ヘッドホンの試作機。rubato/privateのaptX HD対応を先行デモ
編集部:小澤貴信
本日28日から開幕した「春のヘッドフォン祭2018」(フジヤエービック主催)。オンキヨー&パイオニアは、同社が開発中のマグネシウム振動板を搭載したヘッドホン試作機や、aptX HDに先行して対応した「DP-S1A」「XDP-20」のデモ機などを出展した。
今回出展されたマグネシウム振動板搭載のヘッドホン試作機については、ハウジングやヘッドバンドなど振動板以外の部分はパイオニアの密閉型ヘッドホン「SE-MONITOR5」のパーツが使われていた。ただし、これはあくまで振動板の開発試作機としてのかたちであり、筐体デザインなどはこれから検討されるとのこと。また、オンキヨー/パイオニアの、どちらのブランドとして発売されるかも現時点で未定という。
マグネシウム振動板の詳細については、開発を担当するオンキヨー(株)の小日向亮祐氏が説明してくれた。このタイミングでマグネシウム振動板を開発した理由については、「ハイレゾの認知が進むなか、よりハイレゾ音源を忠実に再生したいというニーズが高まってきている。こうした要望に応えるため、マグネシウム振動板の開発に着手した」とのこと。
マグネシウムという素材を選んだ理由は、マグネシウムが「軽さ」「硬さ(非弾性率の高さ)」「内部損失の高さ」の3点で優れているからとのこと。振動板が軽いことは優れたレスポンスにつながり、信号に対して忠実な振動板の動きが可能になる。振動板の硬さは分割振動を抑えて振動板の変形を防ぎ、やはり高忠実な再生を可能にする。内部損失の高さは不要な響きの付帯を抑えて、色づきのない音を実現する。
このように優れた特性を持つマグネシウムだが、加工が難しいこと、サビやすいことなどが、振動板として用いる際に課題になるという。採用するブランドがそれほど多くないのも、それが理由のひとつだ。
オンキヨーでは軽量性を損なわない防サビ処理や加工技術を高めることで、こうした課題を克服したという。また、SE-MASTER1やSE-MONITOR5で培われた振動板技術も、このマグネシウム振動板に活かされているという。具体的な搭載モデルの登場はまだ先のようだが、今後の展開に期待したい。
ブースでは、Bluetoothでハイレゾ相当のワイヤレス再生を可能にするaptX HDコーデックに対応したオンキヨー「DP-S1A」やパイオニア「XDP-20」も先行展示された。いずれも公式アップデートはまだ提供されていないが、ブースでは先行してファームウェアをアップデートしたモデルを用意。実際にaptX HDの音を体験することができた。
機能面では、設定画面からaptX/aptX HDの切替を行うことが可能。また、aptX HDで再生する場合、再生中画面のステータスに「aptX HD 48kHz」と表示も行われる。
ブースでは、4月18日にアップデートが行われた同社DAPのアプリ「Music App」(v1.9.0)のデモも実施。タグ設定された基準値に自動でボリュームを揃えて再生するReplayGain機能や、音量レベルの差が少なくなるように音量をリアルタイムに揃えて再生するリアルタイム・ボリューム・ノーマライザー機能を試すことができた。
そのほか、完全ワイヤレスイヤホン「SE-C8TW」、ハイレゾ対応の小型イヤホン「SE-CH3T」といった、発売されたばかりの新製品も展示されている。
またブースでは、製品を試聴した来場者が参加できるSNSキャンペーンを開催。抽選にて数量限定で「SE-CH3T」がプレゼントされるキャンペーンも行われている。
今回出展されたマグネシウム振動板搭載のヘッドホン試作機については、ハウジングやヘッドバンドなど振動板以外の部分はパイオニアの密閉型ヘッドホン「SE-MONITOR5」のパーツが使われていた。ただし、これはあくまで振動板の開発試作機としてのかたちであり、筐体デザインなどはこれから検討されるとのこと。また、オンキヨー/パイオニアの、どちらのブランドとして発売されるかも現時点で未定という。
マグネシウム振動板の詳細については、開発を担当するオンキヨー(株)の小日向亮祐氏が説明してくれた。このタイミングでマグネシウム振動板を開発した理由については、「ハイレゾの認知が進むなか、よりハイレゾ音源を忠実に再生したいというニーズが高まってきている。こうした要望に応えるため、マグネシウム振動板の開発に着手した」とのこと。
マグネシウムという素材を選んだ理由は、マグネシウムが「軽さ」「硬さ(非弾性率の高さ)」「内部損失の高さ」の3点で優れているからとのこと。振動板が軽いことは優れたレスポンスにつながり、信号に対して忠実な振動板の動きが可能になる。振動板の硬さは分割振動を抑えて振動板の変形を防ぎ、やはり高忠実な再生を可能にする。内部損失の高さは不要な響きの付帯を抑えて、色づきのない音を実現する。
このように優れた特性を持つマグネシウムだが、加工が難しいこと、サビやすいことなどが、振動板として用いる際に課題になるという。採用するブランドがそれほど多くないのも、それが理由のひとつだ。
オンキヨーでは軽量性を損なわない防サビ処理や加工技術を高めることで、こうした課題を克服したという。また、SE-MASTER1やSE-MONITOR5で培われた振動板技術も、このマグネシウム振動板に活かされているという。具体的な搭載モデルの登場はまだ先のようだが、今後の展開に期待したい。
ブースでは、Bluetoothでハイレゾ相当のワイヤレス再生を可能にするaptX HDコーデックに対応したオンキヨー「DP-S1A」やパイオニア「XDP-20」も先行展示された。いずれも公式アップデートはまだ提供されていないが、ブースでは先行してファームウェアをアップデートしたモデルを用意。実際にaptX HDの音を体験することができた。
機能面では、設定画面からaptX/aptX HDの切替を行うことが可能。また、aptX HDで再生する場合、再生中画面のステータスに「aptX HD 48kHz」と表示も行われる。
ブースでは、4月18日にアップデートが行われた同社DAPのアプリ「Music App」(v1.9.0)のデモも実施。タグ設定された基準値に自動でボリュームを揃えて再生するReplayGain機能や、音量レベルの差が少なくなるように音量をリアルタイムに揃えて再生するリアルタイム・ボリューム・ノーマライザー機能を試すことができた。
そのほか、完全ワイヤレスイヤホン「SE-C8TW」、ハイレゾ対応の小型イヤホン「SE-CH3T」といった、発売されたばかりの新製品も展示されている。
またブースでは、製品を試聴した来場者が参加できるSNSキャンペーンを開催。抽選にて数量限定で「SE-CH3T」がプレゼントされるキャンペーンも行われている。
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