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公開日 2019/09/05 20:15
WMポート廃止
<IFA>ソニー、新ウォークマン「A100」。Android搭載でストリーミングも高音質化、USB-C採用
編集部:小野佳希
ソニーは、“ウォークマン”エントリーモデル「Aシリーズ」新製品として、Android OSやUSB type-C端子を採用した「A100シリーズ」をIFA2019で発表。内蔵メモリ容量16GBの「NW-A105」を、欧州では11月に発売する。価格は350ユーロ。
同時発表のZX500シリーズと同様、Android OSの搭載およびWi-Fi機能の内蔵によって、サブスクリプション型を始めとする各種音楽配信サービスや動画サービスを本機単独で再生したりコンテンツをダウンロードしたりすることが可能になった。Androidのバージョンは9.0。なお、従来モデルA50シリーズの後継機という位置づけだが、A50シリーズも販売を継続する模様だ。
PCとの接続や充電等用の端子に、長年採用してきた独自のWMポートを廃止した点も大きなトピック。USB-C端子に変更し、USB-Cケーブルも付属させる。
ハイレゾ音源は192kHz/24bitまでのPCMに加えて、DSD 11.2MHzのPCM変換再生も可能。MQA音源の再生にも対応している。また、Bluetoothではハイレゾ相当のデータ量を伝送できるLDACやaptX HDコーデックにも対応する。
フルデジタルアンプ「S-Master HX」や、圧縮音源なども補完してハイレゾ相当にまでアップスケーリングする「DSEE HX」も搭載。これらの高音質化技術は、本機ストレージ内の音楽データだけでなく、音楽ストリーミングサービスやネット動画などにも自動的に適用されるため、「あらゆる音がウォークマンの圧倒的高音質で楽しめる」とアピールしている。また、「ダイナミックノーマライザー」や各種イコライザー、アナログレコードのような音で音楽を楽しめる「Vinyl Processor」なども外部音楽サービス等に適用できる。
AndroidおよびWi-Fi搭載など機能を追加したにも関わらず、全体的な本体サイズはほぼA50シリーズからキープ。しかも、画面サイズは3.1インチから3.6インチへと従来比116%大型化し、画面解像度も800×480から1280×720へと高解像度化を実現させている。
付属イヤホン「IER-NW510N」は、ハイレゾ領域の周波数帯域再生やノイズキャンセリング機能などに対応しつつも、従来から50%のサイズダウンを実現。ノイズキャンセリング時の外音取り込みにも対応している。
ドライバー径は6mm。9mmドライバーを搭載していた前モデル「IER-NW500N」よりもドライバーは小さくなりつつも同程度の音質をキープし、筐体を大幅に小型化して装着性の改善を図っている。
なお、ストリーミング音楽配信サービス等を本機で直接再生可能になったことから、A50シリーズが搭載していたBluetoothレシーバー機能は今回省略。また、USB DAC機能と語学学習機能、オートパワーオフ、FMラジオも搭載を省いている。
楽曲再生用アプリ「W.ミュージック」は、近年のタッチ操作対応ウォークマンからのUIを継承。再生中画面、音設定、楽曲検索、再生リスト、お気に入りといった各画面をスワイプで切り替える方式で、Androidのナビゲーションバー(画面下部のボタン郡)に対応しつつ最小限のボタンアレンジを施している。
音質設定は単独アプリ化。W.ミュージック内のメニューからだけでなく、音質設定アプリのアイコンで音質設定画面を直接起動してバイナルプロセッサーなどの機能のオンオフや音質調整を行うことができる。
これは前述のようにウォークマンの高音質化機能を全アプリ共通で適用できるため。W.ミュージック以外で音楽を聴いたりする場合でも素早く音質設定を行えるように配慮している。
W.ミュージックアプリには、今回新たに「カセットテープスクリーンセーバー」機能を搭載。楽曲を再生して一定時間無操作状態が続くと、再生画面がカセットテープのデザインに変わる。
同機能においては、再生している音源によってカセットテープのデザインが変化。MP3などCDクオリティ未満の場合にはノーマルポジション、FLACやPCMなどCDクオリティの場合はハイポジやフェリクローム、DSDなどハイレゾの場合はメタルといった具合に、再生品質によって変化する。
また、音量調整においてマスターボリューム機能も採用。「Media(音楽等)」「Ring(通知音)」「Alarm」それぞれの音量調節の後段にマスターボリューム調整を設けた。
音楽再生において通常のAndroid端末ではMediaのボリュームがそのまま最終的な音量になるが、今回のウォークマンではメディアボリュームとマスターボリュームの掛け合わせで音量が決まる。これにより、一般的なAndroidスマートフォンは数段階程度のボリューム調節幅であるのに対し、今回120ステップという細かさでの音量調節ができるようになった。
なお、最も高音質で再生するためには、メディアボリュームを最大にしてマスターボリュームで音量調整するとソニーは説明。W.ミュージックアプリではメディアボリュームを常に最大の状態でバイパスする。
音質面では、ハイエンドモデルのZXシリーズで採用しているフィルムコンデンサーをヘッドホン出力に搭載。A50シリーズからオーディオ信号経路の部品をブラッシュアップした。
加えて、フラグシップモデルのWM1Zにも採用している大型高音質抵抗「Fine Sound Register」もヘッドホン出力のフィルターに搭載。磁気歪みを排除した高音質抵抗の採用によって、透明感のある艷やかな音質を実現したとしている。
カラーバリエーションはレッド、ブラック、アッシュグリーン、オレンジ、ブルーの5色。同時発表のヘッドホン「h.earシリーズ」に合わせた新たなトーンの色を採用している。
同時発表のZX500シリーズと同様、Android OSの搭載およびWi-Fi機能の内蔵によって、サブスクリプション型を始めとする各種音楽配信サービスや動画サービスを本機単独で再生したりコンテンツをダウンロードしたりすることが可能になった。Androidのバージョンは9.0。なお、従来モデルA50シリーズの後継機という位置づけだが、A50シリーズも販売を継続する模様だ。
PCとの接続や充電等用の端子に、長年採用してきた独自のWMポートを廃止した点も大きなトピック。USB-C端子に変更し、USB-Cケーブルも付属させる。
ハイレゾ音源は192kHz/24bitまでのPCMに加えて、DSD 11.2MHzのPCM変換再生も可能。MQA音源の再生にも対応している。また、Bluetoothではハイレゾ相当のデータ量を伝送できるLDACやaptX HDコーデックにも対応する。
フルデジタルアンプ「S-Master HX」や、圧縮音源なども補完してハイレゾ相当にまでアップスケーリングする「DSEE HX」も搭載。これらの高音質化技術は、本機ストレージ内の音楽データだけでなく、音楽ストリーミングサービスやネット動画などにも自動的に適用されるため、「あらゆる音がウォークマンの圧倒的高音質で楽しめる」とアピールしている。また、「ダイナミックノーマライザー」や各種イコライザー、アナログレコードのような音で音楽を楽しめる「Vinyl Processor」なども外部音楽サービス等に適用できる。
AndroidおよびWi-Fi搭載など機能を追加したにも関わらず、全体的な本体サイズはほぼA50シリーズからキープ。しかも、画面サイズは3.1インチから3.6インチへと従来比116%大型化し、画面解像度も800×480から1280×720へと高解像度化を実現させている。
付属イヤホン「IER-NW510N」は、ハイレゾ領域の周波数帯域再生やノイズキャンセリング機能などに対応しつつも、従来から50%のサイズダウンを実現。ノイズキャンセリング時の外音取り込みにも対応している。
ドライバー径は6mm。9mmドライバーを搭載していた前モデル「IER-NW500N」よりもドライバーは小さくなりつつも同程度の音質をキープし、筐体を大幅に小型化して装着性の改善を図っている。
なお、ストリーミング音楽配信サービス等を本機で直接再生可能になったことから、A50シリーズが搭載していたBluetoothレシーバー機能は今回省略。また、USB DAC機能と語学学習機能、オートパワーオフ、FMラジオも搭載を省いている。
楽曲再生用アプリ「W.ミュージック」は、近年のタッチ操作対応ウォークマンからのUIを継承。再生中画面、音設定、楽曲検索、再生リスト、お気に入りといった各画面をスワイプで切り替える方式で、Androidのナビゲーションバー(画面下部のボタン郡)に対応しつつ最小限のボタンアレンジを施している。
音質設定は単独アプリ化。W.ミュージック内のメニューからだけでなく、音質設定アプリのアイコンで音質設定画面を直接起動してバイナルプロセッサーなどの機能のオンオフや音質調整を行うことができる。
これは前述のようにウォークマンの高音質化機能を全アプリ共通で適用できるため。W.ミュージック以外で音楽を聴いたりする場合でも素早く音質設定を行えるように配慮している。
W.ミュージックアプリには、今回新たに「カセットテープスクリーンセーバー」機能を搭載。楽曲を再生して一定時間無操作状態が続くと、再生画面がカセットテープのデザインに変わる。
同機能においては、再生している音源によってカセットテープのデザインが変化。MP3などCDクオリティ未満の場合にはノーマルポジション、FLACやPCMなどCDクオリティの場合はハイポジやフェリクローム、DSDなどハイレゾの場合はメタルといった具合に、再生品質によって変化する。
また、音量調整においてマスターボリューム機能も採用。「Media(音楽等)」「Ring(通知音)」「Alarm」それぞれの音量調節の後段にマスターボリューム調整を設けた。
音楽再生において通常のAndroid端末ではMediaのボリュームがそのまま最終的な音量になるが、今回のウォークマンではメディアボリュームとマスターボリュームの掛け合わせで音量が決まる。これにより、一般的なAndroidスマートフォンは数段階程度のボリューム調節幅であるのに対し、今回120ステップという細かさでの音量調節ができるようになった。
なお、最も高音質で再生するためには、メディアボリュームを最大にしてマスターボリュームで音量調整するとソニーは説明。W.ミュージックアプリではメディアボリュームを常に最大の状態でバイパスする。
音質面では、ハイエンドモデルのZXシリーズで採用しているフィルムコンデンサーをヘッドホン出力に搭載。A50シリーズからオーディオ信号経路の部品をブラッシュアップした。
加えて、フラグシップモデルのWM1Zにも採用している大型高音質抵抗「Fine Sound Register」もヘッドホン出力のフィルターに搭載。磁気歪みを排除した高音質抵抗の採用によって、透明感のある艷やかな音質を実現したとしている。
カラーバリエーションはレッド、ブラック、アッシュグリーン、オレンジ、ブルーの5色。同時発表のヘッドホン「h.earシリーズ」に合わせた新たなトーンの色を採用している。