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公開日 2023/02/08 21:02
「超磁歪式」骨伝導を採用
“音楽の聴こえ” もサポートする骨伝導Bluetoothヘッドホン「FILLTUNE CLEAR PURE SOUND」
編集部:成藤 正宣
FILLTUNE(株)は、独自の骨伝導ドライバー「Prestinエンジン」を搭載した骨伝導Bluetoothヘッドホン「FILLTUNE CLEAR PURE SOUND」を発売。2月13日から3月2日まで、東京・二子玉川 蔦屋家電内「蔦屋家電+」にて試聴機を展示する。
希望小売価格は440,000円(税込)だが、GREEN FUNDINGレンタルにて月額8,800円(税込)でのレンタルも実施している。
主に感音性難聴を抱える方の聴覚サポートを目的としたモデル「FILLTUNE CLEAR」をベースに、音楽鑑賞をより楽しめるよう再チューニングを行ったモデル。同社代表取締役の磯部純一氏によれば、「会話の聞き取りは問題ないが、音楽では聴こえる音域が昔よりも狭まり、物足りなく感じているような方に適している」とのことで、オーケストラのように音域の広い楽曲も、高域から低域まで十分に楽しめるという。
Bluetoothヘッドホンとして音楽リスニングやスマートフォンの通話に対応する上、内蔵マイクを用いて周囲の音を取り込む集音モードも搭載。どちらもチューニングはオーディオ愛好家の監修にもとづき、Bluetoothヘッドホンとしてのリスニングと、集音モードを用いたスピーカーリスニングのどちらも楽しめるよう調整したそうだ。
搭載する骨伝導ドライバー「Prestinエンジン」は、一般的な骨伝導ヘッドホンで用いられる圧電式とは異なり、磁気を加えると変形する特殊合金を活用した「超磁歪式」を採用。音声信号を10万回/秒以上の非常に微細な振動に変換し、音を神経に伝える器官である蝸牛の有毛細胞へ伝達する。
この超磁歪式は、一般的な骨伝導ヘッドホンよりも多くの情報を耳に伝えられ、音漏れもさらに少ないといった利点があるほか、蝸牛の入り口にある外有毛細胞から、さらに奥の内有毛細胞まで全体に音声を届けられる点が特徴。これにより、加齢や長時間の騒音によって外有毛細胞にダメージを受けた状態、つまり一部の感音性難聴の方でも、比較的明瞭な音が聴き取れるとしている。
実際には感音性難聴にもさまざまな種類があるため、だれしも必ず効果が得られるとは限らないものの、厚生労働省の事業において行われた臨床試験では、感音性難聴を持つ被験者の6割で聴こえが改善したという。
同社の磯部氏は、今回のモデルのきっかけについて「会話やコミュニケーションの聴こえはもちろん大切だが、聴こえにくくなっていた音楽がまた楽しめるようになり、生活がいきいきとすることも重要だと考えた」と説明する。また今後、内蔵マイクをよりオーディオの集音に適したものに変更し、集音モード時の音質を高めたモデルの開発に取り組んでいくとのことだ。
希望小売価格は440,000円(税込)だが、GREEN FUNDINGレンタルにて月額8,800円(税込)でのレンタルも実施している。
主に感音性難聴を抱える方の聴覚サポートを目的としたモデル「FILLTUNE CLEAR」をベースに、音楽鑑賞をより楽しめるよう再チューニングを行ったモデル。同社代表取締役の磯部純一氏によれば、「会話の聞き取りは問題ないが、音楽では聴こえる音域が昔よりも狭まり、物足りなく感じているような方に適している」とのことで、オーケストラのように音域の広い楽曲も、高域から低域まで十分に楽しめるという。
Bluetoothヘッドホンとして音楽リスニングやスマートフォンの通話に対応する上、内蔵マイクを用いて周囲の音を取り込む集音モードも搭載。どちらもチューニングはオーディオ愛好家の監修にもとづき、Bluetoothヘッドホンとしてのリスニングと、集音モードを用いたスピーカーリスニングのどちらも楽しめるよう調整したそうだ。
搭載する骨伝導ドライバー「Prestinエンジン」は、一般的な骨伝導ヘッドホンで用いられる圧電式とは異なり、磁気を加えると変形する特殊合金を活用した「超磁歪式」を採用。音声信号を10万回/秒以上の非常に微細な振動に変換し、音を神経に伝える器官である蝸牛の有毛細胞へ伝達する。
この超磁歪式は、一般的な骨伝導ヘッドホンよりも多くの情報を耳に伝えられ、音漏れもさらに少ないといった利点があるほか、蝸牛の入り口にある外有毛細胞から、さらに奥の内有毛細胞まで全体に音声を届けられる点が特徴。これにより、加齢や長時間の騒音によって外有毛細胞にダメージを受けた状態、つまり一部の感音性難聴の方でも、比較的明瞭な音が聴き取れるとしている。
実際には感音性難聴にもさまざまな種類があるため、だれしも必ず効果が得られるとは限らないものの、厚生労働省の事業において行われた臨床試験では、感音性難聴を持つ被験者の6割で聴こえが改善したという。
同社の磯部氏は、今回のモデルのきっかけについて「会話やコミュニケーションの聴こえはもちろん大切だが、聴こえにくくなっていた音楽がまた楽しめるようになり、生活がいきいきとすることも重要だと考えた」と説明する。また今後、内蔵マイクをよりオーディオの集音に適したものに変更し、集音モード時の音質を高めたモデルの開発に取り組んでいくとのことだ。