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公開日 2023/05/26 17:03
「tiaテクノロジー」を採用

64 Audio、4ドライバーのハイブリッド型ユニバーサルIEM「U4s」。独自の回路技術を採用

編集部 : 伴 修二郎
ミックスウェーブは、64 Audioの4ドライバー搭載ハイブリッド型ユニバーサルIEM「U4s」を6月2日より発売する。オープン価格だが、税込165,000円前後での実売が予想される。

「U4s」

フラグシップモデル用に開発した特許技術を搭載する4ドライバー構成のハイブリッド型ユニバーサルIEM。先日開催された「春のヘッドフォン祭 2023」でも試聴展示され、この度正式な発売日が決定した。

4ドライバー構成のハイブリッド型IEM

ドライバーはダイナミック型1基、BA型2基に加えて、BAドライバーに独自のtiaテクノロジーを用いて開発された「tia(Tubeless In-ear Audio)ドライバー」を搭載。不要な共振や歪みを抑え、透明度が高くリアルなサウンドを実現するとアピールする。1つの大口径音導孔を音の出口としたシングルボアデザインも採用している。

鼓膜にかかる空気圧を外に逃すことで耳への負担を軽減する独自技術「apex モジュール」を採用。標準的なIEMの遮音性を維持しながら、長時間のリスニングによる聴覚疲労を軽減するという。モジュールは標準のmX/m15/m20に、専用モジュール「m12」を加えた計4種を付属する。

装着イメージ

4つのドライバーの電気抵抗の非線形性を補正する特許回路「LID(Linear Impedance Design)」を採用。スマートフォンやDAPなどのデバイスでは、アンプの出力インピーダンスが変化すると、抵抗値の増加に応じてデバイス全体の周波数特性が変化する。LIDはアンプとの相互作用を適切にすることで、IEMに備えるサウンドを維持し、様々な使用環境でも安定した信頼性の高いサウンドを実現するという。

クロスオーバー回路には、従来の音響ダンパーとは異なる新回路技術「Electrical Low-Pass Filter」を採用する。ドライバーから不要な周波数が発生した後に音響ダンパーでフィルタリングする方式ではなく、Electrical Low-Pass Filterがドライバーに到達する前に不要な周波数を除去することで、より歪みを低減するとのこと。

筐体は人間工学に基づいたアルマイト加工アルミニウム仕様。シェルにはブルーダイヤルの時計から影響を受けたとするスレートブルーカラー、フェイスプレートにはムオ二ナルスタ隕石の破片からインスピレーションを受けたデザインを採用する。この組み合わせにより、光の加減で独特なトーンで輝く。

周波数特性は10Hz - 20kHz、インピーダンスは11Ω@1kHz、入力感度は107dB@1kHz。付属品として、レザーケース、ケーブル、シリコン/Spinfit/TrueFidelityの3種イヤーチップなどを同梱する。

付属品イメージ

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