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公開日 2016/07/28 12:23
<山本敦のAV進化論 第100回>

相性抜群? ポケモンGOをエプソンのARスマートグラス「モベリオ」で遊んでみた

山本 敦

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日本では先週7月22日の金曜日から配信が始まった「ポケモンGO」が圧倒的なARゲーム旋風を巻き起こしている。今回はあのエプソンが発売しているARスマートグラス“モベリオ(MOVERIO)”を使って話題のポケモンGOを遊んでみた。

空前の大ブームを巻き起こしているスマホゲーム「ポケモンGO」をモベリオで遊んでみた

■ポケモンGOでARが一般層にも一気に浸透

ニュース番組などでは「(大の)大人たちもポケモンGOに夢中になっています」と、街角でスマホの画面を熱心にはらい上げているおじさんたちの姿が紹介されている。筆者もまさしくその中の一人である。

ただ、私はガンダムやビックリマンに夢中になっていたぐらいの世代で、恥ずかしながらポケモンたちの名前をよく知らない。だからポケモンGOではとりあえず全てレアキャラだと思って真剣勝負してしまう。ひとまずはピカチュウがゲットできるまでは頑張ってやり続けるつもりだ。

ポケモンGOがゲームとしてスゴいところはいくつもあるが、最も画期的なのは、位置情報を利用し現実の風景にポケモンたちが飛んで跳ねる映像を重ね合わせるAR(拡張現実)の技術を取り込んだアイデアではないだろうか。

同様のAR技術を活かしたゲームは、今回ポケモンGOを任天堂と一緒に開発したナイアンティック社の「Ingress」などが有名だが、ポケモンという世界中で親しまれているキャラクターと結び付いたことで、ARとは何かはよくわからなくても、まずその楽しさと感覚を体験で身に着ける人が一気に増えるはずだ。

ポケモンGOをプレイ中の画面をモベリオ上でキャプチャしてみたが雰囲気がよくわからない

現実風景の写真にキャプチャ画像を合成してみたイメージ。ホンモノのモベリオの画面はもっと輝度が高くキラキラしている

ポケモンGOのメガヒットにより、これからゲームやビデオコンテンツのAR化が急激に加速するとも言われている。かたや今年はVR(バーチャルリアリティ/仮想現実)元年の到来も期待されており、本連載でも先に取り上げた「PlayStation VR」(レビュー記事)や「HTC Vive」(レビュー記事)など、VRのコンテンツを楽しむためのヘッドセットの売り上げ・予約販売も快調と聞く。

お分かりになるだろうか、モベリオのハーフミラー状になっているスクリーンに映像が映っている

映像が閉ざされたバーチャル空間の中で360度広がるVRに対して、現実世界とリンクしながら新しい映像体験を生み出すARは似ているようで体験が大きく異なる。

実際にポケモンGOがいま、これほどまでにブレイクしている大きな理由の一つは、ふだん暮らしている街中を自分の足で歩きながら、ゲームと現実の世界の境界線を行来できる感覚がとても新鮮に感じられるからだ。

もちろんVRの技術でこそ表現できる世界にも独特の魅力がある。現実世界とAR、VRそれぞれのレイヤーを自由に旅しながら遊べるゲームや映像コンテンツにも、そう遠くない未来に出会えるかもしれない。

■スマートグラスでポケモンGOを遊ぶとどうなる?

話を実践に移そう。今回のテーマは、『エプソンの“モベリオ”「BT-200」でポケモンGOを遊んでみる!』ことである。恐らく、Phile-webをご覧の皆様であれば、ARと聞けば即座にエプソンのモベリオを思い浮かべる(?)のではないだろうか。本機を所有されているオーナーの方や、イベントなどでモベリオを体験されたことのある方々であればなおさらだろう。

設定完了!さっそくポケモンゲットだぜ!

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