公開日 2016/09/08 11:03
[連載]高橋敦のオーディオ絶対領域
【第165回】「iPhoneイヤホン端子問題」決着!どうなった?どうなる?どうしよう?を考える
高橋敦
■錯綜した噂はまさかのぜんぶ正解?
「iPhone新モデルではイヤホン端子がなくなる?その代替として標準付属イヤホンの接続に採用されるのはLightning?Bluetooth?」
噂として語られ始めてから今日まで、本当に長らく大きな話題であり続けたその件について、日本時間9月8日午前2時からの発表会で、ついに正式な回答が我々に示された。
その「噂の新モデル」である「iPhone 7」同「7 Plus」が発表されたのだ。併記は面倒なので以下まとめて「iPhone 7」と表記していく。
早速その「iPhone 7」が示した回答を、みなさんご存知だろうが改めて確認しよう。
●3.5mmアナログイヤホン出力端子は廃止
●Lightning接続の「新EarPods」(純正イヤホン)が付属
(EarPods with Lightning Connector)
●既存のイヤホンを使うための変換アダプタも付属
(Lightning - 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ)
●ワイヤレス接続&多機能の新イヤホン「AirPods」が登場
(現時点で「Bluetooth」との記載は見当たらない)
●AirPodsと同じW1チップ搭載のBeats製品も登場
多少の誤差はあっても「噂されていた件はそれぞれどれもがおおよそ正解」というのが答えだったようだ。いやワイヤレス周りには大きな謎があるのだが…
ではそれぞれについて考察していこう。
●3.5mmアナログイヤホン出力端子は撤廃
やはり噂の通りとなった。
事前には「さらなる薄型化のためにイヤホン端子を廃止」という解釈も多かった点だが、間接的に容積の話ならともかく直接的に薄さということなら、iPod touchはイヤホン端子搭載のままでiPhoneよりも薄い筐体をとっくに実現しており、そこは大きな理由ではないと思う。実際、iPhone 7のサイズのスペック値は薄さも含めて6sと何も変わっていない。
しかし今の文章の「間接的に容積」の部分に戻ってみてほしい。ここはポイントだ。イヤホン端子周りを廃止して空いた、というか空けたスペースを他の要素、他の部品に当てることで、従来の薄さを維持したままで機能追加や機能向上を図れる。
実際にiPhone 7では各部で機能の追加と強化が行われており、それらに向けてのスペース確保のため廃止しても他の手段で代替可能な要素は何か?ということで「イヤホン端子廃止」となったのかもしれない。
(*記事初出時に機能強化の例として「新ホームボタン用の新Taptic Engineの設置スペース?」を挙げていましたが、製品サイトに掲載された画像からそのサイズや配置にiPhone 6sのTaptic Engineとそこまで大きな差異はなさそうと判断できたため、そこは削除させていただきました)
いずれにせよ、イヤホン端子はなくなった。
「iPhone新モデルではイヤホン端子がなくなる?その代替として標準付属イヤホンの接続に採用されるのはLightning?Bluetooth?」
噂として語られ始めてから今日まで、本当に長らく大きな話題であり続けたその件について、日本時間9月8日午前2時からの発表会で、ついに正式な回答が我々に示された。
その「噂の新モデル」である「iPhone 7」同「7 Plus」が発表されたのだ。併記は面倒なので以下まとめて「iPhone 7」と表記していく。
早速その「iPhone 7」が示した回答を、みなさんご存知だろうが改めて確認しよう。
●3.5mmアナログイヤホン出力端子は廃止
●Lightning接続の「新EarPods」(純正イヤホン)が付属
(EarPods with Lightning Connector)
●既存のイヤホンを使うための変換アダプタも付属
(Lightning - 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ)
●ワイヤレス接続&多機能の新イヤホン「AirPods」が登場
(現時点で「Bluetooth」との記載は見当たらない)
●AirPodsと同じW1チップ搭載のBeats製品も登場
多少の誤差はあっても「噂されていた件はそれぞれどれもがおおよそ正解」というのが答えだったようだ。いやワイヤレス周りには大きな謎があるのだが…
ではそれぞれについて考察していこう。
●3.5mmアナログイヤホン出力端子は撤廃
やはり噂の通りとなった。
事前には「さらなる薄型化のためにイヤホン端子を廃止」という解釈も多かった点だが、間接的に容積の話ならともかく直接的に薄さということなら、iPod touchはイヤホン端子搭載のままでiPhoneよりも薄い筐体をとっくに実現しており、そこは大きな理由ではないと思う。実際、iPhone 7のサイズのスペック値は薄さも含めて6sと何も変わっていない。
しかし今の文章の「間接的に容積」の部分に戻ってみてほしい。ここはポイントだ。イヤホン端子周りを廃止して空いた、というか空けたスペースを他の要素、他の部品に当てることで、従来の薄さを維持したままで機能追加や機能向上を図れる。
実際にiPhone 7では各部で機能の追加と強化が行われており、それらに向けてのスペース確保のため廃止しても他の手段で代替可能な要素は何か?ということで「イヤホン端子廃止」となったのかもしれない。
(*記事初出時に機能強化の例として「新ホームボタン用の新Taptic Engineの設置スペース?」を挙げていましたが、製品サイトに掲載された画像からそのサイズや配置にiPhone 6sのTaptic Engineとそこまで大きな差異はなさそうと判断できたため、そこは削除させていただきました)
いずれにせよ、イヤホン端子はなくなった。
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