公開日 2022/07/28 07:30
独自の3Dクッション構造もより効果的に
硬軟2つの素材の良さを「ダブルウェーブ加工」で一体化!次世代SpinFit「W1」の音質を体験
野村ケンジ
SpinFit(スピンフィット)といえば、いまやイヤーピースのなかでも一、ニを争うほどの知名度をもつメジャーブランド。傘の部分が柔軟に傾く特許技術「3Dクッション構造」が特徴で、個人差のある耳中へ柔軟に対応することで様々なイヤホンがジャストフィットしてくれる点が好評を博している。また、近年のモデルは医療用シリコン素材を積極的に採用していることなどから、肌触りのよさについても評判が高まっている。
そんなSpinFitから、新たなる発想で更なるフィット感向上を果たした、革新的ともいえる新世代モデルが登場した。それが「W1」だ。
こちら、傘の部分のカタチなどは2021年に登場した既存モデル「CP100+」に近い印象となっている。とはいえ、傘部分および軸部分の硬さが変わっていたり、ノズル出口部分の口径が広がっていたりと、素材/形状ともに様々な進化が盛り込まれている様子も窺える。
W1最大の特長といえるのが、イヤーピースでは世界初と同ブランドがアピールする「ダブルウェーブ加工」の採用だ。傘部分から軸部分にかけて医療グレードの軟質シリコン、軸部分の内側には硬質シリコンを採用し、両シリコン素材の合わせ目を波状の構造とすることで一体化。フィット感と音質の両面で様々なメリットを実現しているという。
実際の製品を見てみると、確かに、軸部分の断面部分にウェーブ状の模様が見てとれる。軸部分の硬質シリコンに、傘部分から続く軟質シリコンが覆い被さって……といったイメージか。この構造のおかげだろう、傘部分を触るとかなり柔らかい素材を採用していることが分かるが、軸部分の硬さは既存モデル以上に確保されており、イヤホンからも外れにくい。
しかも、傘部分の厚みが薄めになっているため、フィット感が明らかに向上しているいっぽう、軸部分の厚みは既存モデルとそう変わらず、これまで同様に幅広いイヤホンに対応できている。結果として、軸部分が潰れにくく、SpinFitならではの「3Dクッション構造」も理想的な状態でその実力を発揮できそうだ。
このほかにも細々な改良はいくつも行われているようだが、特にCP100+と比較した場合、「軟質シリコン採用によるフィット感の向上」「軸部分の変形を低減」という2つのメリットが大きいと感じられた。
さて、ここからはW1実際の効果のほどを、いくつかのイヤホンで試してみることにしよう。
そんなSpinFitから、新たなる発想で更なるフィット感向上を果たした、革新的ともいえる新世代モデルが登場した。それが「W1」だ。
こちら、傘の部分のカタチなどは2021年に登場した既存モデル「CP100+」に近い印象となっている。とはいえ、傘部分および軸部分の硬さが変わっていたり、ノズル出口部分の口径が広がっていたりと、素材/形状ともに様々な進化が盛り込まれている様子も窺える。
W1最大の特長といえるのが、イヤーピースでは世界初と同ブランドがアピールする「ダブルウェーブ加工」の採用だ。傘部分から軸部分にかけて医療グレードの軟質シリコン、軸部分の内側には硬質シリコンを採用し、両シリコン素材の合わせ目を波状の構造とすることで一体化。フィット感と音質の両面で様々なメリットを実現しているという。
実際の製品を見てみると、確かに、軸部分の断面部分にウェーブ状の模様が見てとれる。軸部分の硬質シリコンに、傘部分から続く軟質シリコンが覆い被さって……といったイメージか。この構造のおかげだろう、傘部分を触るとかなり柔らかい素材を採用していることが分かるが、軸部分の硬さは既存モデル以上に確保されており、イヤホンからも外れにくい。
しかも、傘部分の厚みが薄めになっているため、フィット感が明らかに向上しているいっぽう、軸部分の厚みは既存モデルとそう変わらず、これまで同様に幅広いイヤホンに対応できている。結果として、軸部分が潰れにくく、SpinFitならではの「3Dクッション構造」も理想的な状態でその実力を発揮できそうだ。
このほかにも細々な改良はいくつも行われているようだが、特にCP100+と比較した場合、「軟質シリコン採用によるフィット感の向上」「軸部分の変形を低減」という2つのメリットが大きいと感じられた。
さて、ここからはW1実際の効果のほどを、いくつかのイヤホンで試してみることにしよう。