公開日 2023/05/09 06:40
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快適ネット環境にWi-Fiルーターは重要アイテム!使用シーンにあわせてポイントをチェックしよう
折原一也
新生活とともに、今こそ性能を吟味して選びたいアイテムがWi-Fiルーターだ。「とりあえずネットに繋がれば」「安くて問題なく使えれば」、そんな軽視されがちな声も多いと思うが、実は思っている以上に重要なアイテムのひとつだ。
私たちの身の回りには、スマホやPC、タブレット、さらにはゲーム機、薄型テレビ、スマートスピーカー、ロボット掃除機 etcと、ネット接続が可能な機器が数多く溢れている。また、ビジネス面ではリアルとリモートを併用する働き方となってきた昨今、家庭内で安定したネット回線が必須であり、エンタメの面では動画配信サービスなどにおいて4K映像のコンテンツも増えてきており高速回線にも気を使いたい。
これらネット接続の全てを支えるWi-Fiルーターは、安定性、快適さ、そして信頼度の高いモデルを選びたいものだ。現在はアイ・オー・データ、ASUS、NEC、ネットギア、TP-LINK、バッファーといった、多数のメーカーからWi-Fiルーターが発売されている。数多いモデルの中から選ぶ際に、チェックしてみてほしいWi-Fiルーターのキーテクノロジーを紹介していきたい。
まずひとつが「Wi-Fi 6」への対応だ。2019年に規格化されたWi-Fi6は、理論値で最大9600Gbpsの転送速度を実現。最新のスマホやPCなどで対応機器が拡大しており、またWi-Fi 6対応のルーターの価格の手頃になってきている。なお、最新規格の「Wi-Fi 6E」も出てきているが、こちらはまだ対応機器も少数で先行投資となりそうだ。
次に、多数の機器を接続した際の通信速度と通信安定性に影響する、同時に対応するバンド(周波数帯域)数とストリーム数をチェックしておきたい。現在、Wi-Fiの主な周波数帯域は5GHzと2.4GHz。一般的には、5GHzの方が電波干渉を発生しにくく、高速通信も可能とされている。
5GHzと2.4GHzのふたつのバンドに対応している「デュアルバンド(5GHz/2.4GHz)」が基本だが、高性能なWi-Fiルーターでは「トライバンド(5GHz/5GHz/2.4GHz)」といった、同じ周波数帯域を複数バンド持っているモデルも増えてきている。
またバンド別のアンテナ数もチェックしておこう。ストリーム数として数える場合、送信2本×受信2本で「2×2」のように表記される。近年の上位モデルでは「4×4」のように4ストリーム以上に対応しているモデルもよく見かけるようになった。
Wi-Fiが届く電波カバー範囲も合わせて考えておきたい。分かりやすいSPEC表記はないが、外付けアンテナの搭載や、「マンション3LDK向け」のように設置環境を想定した表記も多い。Wi-Fiは電波の強弱によって通信速度や安定性に影響があるため、余裕のある機種がお薦めだ。電波カバーを特に重視するなら、複数のWi-Fiアクセスポイントによってカバー範囲を拡大できる「メッシュネットワーク」対応も検討したい。
最後にスマホやPC、ゲーム機、テレビなど多数接続する環境では、最大同時接続数や推奨台数の仕様も確認しておこう。接続予定の機器数に合わせたモデルを選ぶことも重要だ。それ以外にも、セキュリティ機能や有線LANのポート数、家族での利用を想定した監視機能など、メーカーそれぞれの工夫もチェックしてみると、より自身にあったモデルを見付けられるだろう。
こうして見るとWi-Fiルーターのチェックポイントは多いが、やはり上位機種ほど全方位で高性能な機能が搭載されている。価格とのバランスもあると思うが、総合的な実力に着目してWi-Fiルーターを選んでみてほしい。
私たちの身の回りには、スマホやPC、タブレット、さらにはゲーム機、薄型テレビ、スマートスピーカー、ロボット掃除機 etcと、ネット接続が可能な機器が数多く溢れている。また、ビジネス面ではリアルとリモートを併用する働き方となってきた昨今、家庭内で安定したネット回線が必須であり、エンタメの面では動画配信サービスなどにおいて4K映像のコンテンツも増えてきており高速回線にも気を使いたい。
これらネット接続の全てを支えるWi-Fiルーターは、安定性、快適さ、そして信頼度の高いモデルを選びたいものだ。現在はアイ・オー・データ、ASUS、NEC、ネットギア、TP-LINK、バッファーといった、多数のメーカーからWi-Fiルーターが発売されている。数多いモデルの中から選ぶ際に、チェックしてみてほしいWi-Fiルーターのキーテクノロジーを紹介していきたい。
■Wi-Fi 6対応モデルがトレンド
まずひとつが「Wi-Fi 6」への対応だ。2019年に規格化されたWi-Fi6は、理論値で最大9600Gbpsの転送速度を実現。最新のスマホやPCなどで対応機器が拡大しており、またWi-Fi 6対応のルーターの価格の手頃になってきている。なお、最新規格の「Wi-Fi 6E」も出てきているが、こちらはまだ対応機器も少数で先行投資となりそうだ。
■バンド数とアンテナ数もチェック
次に、多数の機器を接続した際の通信速度と通信安定性に影響する、同時に対応するバンド(周波数帯域)数とストリーム数をチェックしておきたい。現在、Wi-Fiの主な周波数帯域は5GHzと2.4GHz。一般的には、5GHzの方が電波干渉を発生しにくく、高速通信も可能とされている。
5GHzと2.4GHzのふたつのバンドに対応している「デュアルバンド(5GHz/2.4GHz)」が基本だが、高性能なWi-Fiルーターでは「トライバンド(5GHz/5GHz/2.4GHz)」といった、同じ周波数帯域を複数バンド持っているモデルも増えてきている。
またバンド別のアンテナ数もチェックしておこう。ストリーム数として数える場合、送信2本×受信2本で「2×2」のように表記される。近年の上位モデルでは「4×4」のように4ストリーム以上に対応しているモデルもよく見かけるようになった。
■設置環境を想定した電波カバーの範囲
Wi-Fiが届く電波カバー範囲も合わせて考えておきたい。分かりやすいSPEC表記はないが、外付けアンテナの搭載や、「マンション3LDK向け」のように設置環境を想定した表記も多い。Wi-Fiは電波の強弱によって通信速度や安定性に影響があるため、余裕のある機種がお薦めだ。電波カバーを特に重視するなら、複数のWi-Fiアクセスポイントによってカバー範囲を拡大できる「メッシュネットワーク」対応も検討したい。
最後にスマホやPC、ゲーム機、テレビなど多数接続する環境では、最大同時接続数や推奨台数の仕様も確認しておこう。接続予定の機器数に合わせたモデルを選ぶことも重要だ。それ以外にも、セキュリティ機能や有線LANのポート数、家族での利用を想定した監視機能など、メーカーそれぞれの工夫もチェックしてみると、より自身にあったモデルを見付けられるだろう。
こうして見るとWi-Fiルーターのチェックポイントは多いが、やはり上位機種ほど全方位で高性能な機能が搭載されている。価格とのバランスもあると思うが、総合的な実力に着目してWi-Fiルーターを選んでみてほしい。
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