公開日 2017/11/13 12:21
【特別企画】アコースティックラボ主催「Acoustic Audio Forum」
“音がいい部屋”「蔵前ヴィレッジ」でオーディオ試聴会。公式レポートから考える「部屋の重要性」
編集部:小野佳希
オーディオファン向けの防音工事での豊富なノウハウを持つアコースティックラボは、同社がつくった“音がいい防音室”「蔵前ヴィレッジ」で過日に開催した試聴イベント「第44回Acoustic Audio Forum」の公式レポートを公開した。
同イベントは、毎回テーマを変えながら同社が定期的に開催している試聴会。オーディオ的な音楽の響きに配慮してつくった防音ショールーム「蔵前ヴィレッジ」を会場に、様々なデモが行われている。
最新回となった第44回のテーマは「究極のステレオフォニック再生をもとめて【第2回】ーあなたは音場派?音像派?ー」。B&W「802D3」とJBL「S4700」という、性格の異なるスピーカーを比較試聴することで、“究極のステレオフォニック再生”とは何かを考える催しとなった。
同社では、「オーディオ再生音とはスピーカーからの直接音と部屋の音(反射音・定在波)を足した合成音ということになる。したがってどんな性格のスピーカーをどのようにセッティングするかによって再生音は大きく違ってくる。B&W「802D3」とJBL「S4700」との聴き較べをすることによって、その再生音の違いを確認し、スピーカーの使いこなしの手がかりになれば」と、テーマ設定の背景を説明している。
オーディオ的な音の響きに配慮した部屋が会場であることから、参加者は機器やセッティングの違いの大きさを認識した様子。「改めてその再生音(再生音場)の違いの大きさを認識、ご自分のオーディオ観の参考になったとの声が多く聞かれた。とりわけ、スピーカー背面の吸音の有無による変化には驚かれたようだ」という。
公式サイトでは「吸音材がある場合は802D3の方が好ましいが、吸音材が無い場合はJBLの方が良いと感じた」「吸音材が無い方が音がダイレクトに聞こえ、音場が広くなった印象」など、実際に参加者の声も紹介。
「B&Wはリラックスして長時間聴くのに向いているのに対し、JBLは音に向き合って集中して聴くのが向いている」「対照的な個性を持つスピーカー同士の比較ということで、大変興味深かった。また、吸音材の有無でこれほど聴こえ方が異なるというのも、他で味わえない貴重な体験となった」など、どの参加者もセッティングによる音の変化を如実に感じた様子だった。
同社では、「オーディオの面白さのひとつは機器の使いこなしと言われているが、部屋との接点はどうしても切り離せない。このようなイベントが初めてでとても興味深かったという感想が得られたことは、企画の意図が伝わったようで嬉しい限り」とコメント。
「この機会に部屋との相性、“部屋の使いこなし”に関心を持ってもらうキッカケとなれば幸いだ」と、オーディオにおける部屋の重要性に気づける本イベントの意義を改めてアピールしている。
なお、次回「第45回Acoustic Audio Forum」は11月24日(金)・25日(土)に開催することが決定。「究極のステレオフォニック再生をもとめて【第3回】―あなたは音場派?音像派?―」と、テーマを引き継ぎつつ、音出しデモに使用するスピーカーをECLIPSE(イクリプス)のフラグシップスピーカー「TD712zMK2」とB&W「805D3」に変更して開催する。
イベント開始前には自由試聴時間と、建築音響相談会の時間も用意。持ち込み音源での自由試聴や、防音工事などに関する相談も受け付ける。
参加はもちろん無料で、公式サイトのメールフォームもしくは下記問い合わせ先より申し込みを受け付けている。
・日時
11月24日(金)19時〜21時(17時開場)
11月25日(土)14時〜16時(12時開場)
・会場
アコースティックラボ蔵前ヴィレッジ
(台東区柳橋2-19-10 第二東商センタービル2号館B棟1階)
※各線浅草橋駅より徒歩
【問い合わせ先】
アコースティックラボ
担当:草階(くさかい)氏
kusakai@acoustic-designsys.com
TEL/03-5829-6035
FAX/03-5829-6105
同イベントは、毎回テーマを変えながら同社が定期的に開催している試聴会。オーディオ的な音楽の響きに配慮してつくった防音ショールーム「蔵前ヴィレッジ」を会場に、様々なデモが行われている。
最新回となった第44回のテーマは「究極のステレオフォニック再生をもとめて【第2回】ーあなたは音場派?音像派?ー」。B&W「802D3」とJBL「S4700」という、性格の異なるスピーカーを比較試聴することで、“究極のステレオフォニック再生”とは何かを考える催しとなった。
同社では、「オーディオ再生音とはスピーカーからの直接音と部屋の音(反射音・定在波)を足した合成音ということになる。したがってどんな性格のスピーカーをどのようにセッティングするかによって再生音は大きく違ってくる。B&W「802D3」とJBL「S4700」との聴き較べをすることによって、その再生音の違いを確認し、スピーカーの使いこなしの手がかりになれば」と、テーマ設定の背景を説明している。
オーディオ的な音の響きに配慮した部屋が会場であることから、参加者は機器やセッティングの違いの大きさを認識した様子。「改めてその再生音(再生音場)の違いの大きさを認識、ご自分のオーディオ観の参考になったとの声が多く聞かれた。とりわけ、スピーカー背面の吸音の有無による変化には驚かれたようだ」という。
公式サイトでは「吸音材がある場合は802D3の方が好ましいが、吸音材が無い場合はJBLの方が良いと感じた」「吸音材が無い方が音がダイレクトに聞こえ、音場が広くなった印象」など、実際に参加者の声も紹介。
「B&Wはリラックスして長時間聴くのに向いているのに対し、JBLは音に向き合って集中して聴くのが向いている」「対照的な個性を持つスピーカー同士の比較ということで、大変興味深かった。また、吸音材の有無でこれほど聴こえ方が異なるというのも、他で味わえない貴重な体験となった」など、どの参加者もセッティングによる音の変化を如実に感じた様子だった。
同社では、「オーディオの面白さのひとつは機器の使いこなしと言われているが、部屋との接点はどうしても切り離せない。このようなイベントが初めてでとても興味深かったという感想が得られたことは、企画の意図が伝わったようで嬉しい限り」とコメント。
「この機会に部屋との相性、“部屋の使いこなし”に関心を持ってもらうキッカケとなれば幸いだ」と、オーディオにおける部屋の重要性に気づける本イベントの意義を改めてアピールしている。
なお、次回「第45回Acoustic Audio Forum」は11月24日(金)・25日(土)に開催することが決定。「究極のステレオフォニック再生をもとめて【第3回】―あなたは音場派?音像派?―」と、テーマを引き継ぎつつ、音出しデモに使用するスピーカーをECLIPSE(イクリプス)のフラグシップスピーカー「TD712zMK2」とB&W「805D3」に変更して開催する。
イベント開始前には自由試聴時間と、建築音響相談会の時間も用意。持ち込み音源での自由試聴や、防音工事などに関する相談も受け付ける。
参加はもちろん無料で、公式サイトのメールフォームもしくは下記問い合わせ先より申し込みを受け付けている。
・日時
11月24日(金)19時〜21時(17時開場)
11月25日(土)14時〜16時(12時開場)
・会場
アコースティックラボ蔵前ヴィレッジ
(台東区柳橋2-19-10 第二東商センタービル2号館B棟1階)
※各線浅草橋駅より徒歩
【問い合わせ先】
アコースティックラボ
担当:草階(くさかい)氏
kusakai@acoustic-designsys.com
TEL/03-5829-6035
FAX/03-5829-6105
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