先日、八王子の家具・インテリア専門店「村内ファーニチャーアクセス」に行ってきました。東京と神奈川の郊外に大型店を5店舗構える村内ですが、八王子本店は敷地面積33,000m2という日本最大級のスケール。敷地内にはレストランや美術館、オーディオショップなどが併設されていてテーマパークのようです。
お店へは八王子駅からでている無料のシャトルバスで向かいます。バスから外の様子を眺めていると、2日前に都心を襲った雪がまだ結構残っていていました。そういえば会社のある秋葉原と比べてなんだか寒いような・・・。そんなことを考えているうちに十数分ほどでお店に到着しました。
今回のお目当ては家具売場ではなくオーディオショップ「サンドグラス」。敷地内に立てられたログハウスの中にお店があります。ログハウスは2階建て。1階は小型スピーカー中心のホームオーディオコーナー、2階は高級な製品が並ぶ励磁型スピーカー専門コーナーになっています。
元々大手量販店などに製品を置いてもらえない新規ブランドを応援したいという思いから立ち上がったサンドグラス。展示モデルはなかなかお目にかかれない濃いラインナップになっています。お店には家具を見たついでに訪れる一般の方と、ここでしか聴けないスピーカーを試聴するため群馬や北海道からもいらっしゃるという熱心なオーディオファイルの方の2タイプが訪れるそうです。
お店の扉をあけると、そこには都会の喧噪とは無縁の非日常的な空間が広がっていました。お出迎えしていただいたのは後藤博己さんと山口新一さん。時刻は13時を過ぎたころ、1階でお二人にお話を伺います。窓からこぼれてくる木漏れ日、心地よい音楽・・・。身体がどんどんリラックスしていくのがわかります。
そんな私の心を知ってか知らずか、20年間インテリアコーディネーターの仕事をしてきたという山口さんが「人が豊かな生活を送るためには、素敵な家具と照明で心地よい空間をつくることが欠かせない。そしてはじめの2つと比べてあまり重要視されないけれど、音楽も同じくらい重要」というお話をしてくださいました。対面して話すのは少し緊張してしまう家族との会話も、音楽が流れることでその緊張をほぐして「居心地のよい場所」に変えてくれる効果がある、というわけです。
言われみれば確かにそうで、取材中は最近取り扱いをはじめたCAVジャパンのiPodドック搭載真空管コンポ“VAZIO”から音楽が流れていて、隠れ人見知りで極度の緊張状態にあった私がこんなに落ち着いてお話できるのは、まさに音楽の恩恵を受けてのことでした。
取材のあとで2階にも案内していただきました。2階の非日常度はさらにスケールアップしていて、吹き抜けの天井、大きな窓、そしてハイエンドな励磁型スピーカー、アンプがずらりと並んでいます。いろいろと試聴させていただきましたが、中でもマクソニックのスピーカーは、生ライブが目の前で行われているかのようなスピーカーの存在を感じさせないその音に驚かされました。
良質な音楽のシャワーを浴びてデトックスしたのか、帰り道は日々の疲れがとれて心も身体もスッキリ!優雅なひとときを体感しに八王子に足を運んでみてはいかがでしょうか。
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村内ファニチャーアクセス 八王子本店
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サンドグラス
(ファイル・ウェブ編集部・伊藤)