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独創的ポータブルオーディオも引き続き開発中

AudioQuest初のヘッドホンは開放型を予定 − 同社CEOインタビュー

公開日 2014/04/07 11:50 インタビュー:ファイル・ウェブ編集部
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ロウ氏はAudioQuestで現在進行しているその他のケーブルの開発についてもコメントした。以前からアナウンスしていたLightning-USBケーブルは、認証の関係で登場までにはもう少し時間がかかるという。また、Thunderboltケーブルを計画していることも明かされた。

「Thunderboltは非常に優れた伝送方式です。USBにおける様々な伝送の問題をThunderboltはクリアしています。こちらも認証という点では難しいですが、映画制作やプロレコーディングでは需要のあるケーブルです。今年中にはThunderboltケーブルもぜひ実現させたいと考えています」とロウ氏。

AudioQuestは非常に多彩なデジタルケーブルをラインナップしているが、ThunderboltとLightningが登場すれば、現時点でのオーディオ&ビジュアル関連のケーブルをほぼ網羅することになる。これで一段落ということになるのだろうか。ロウ氏に聞いてみた。

新しい伝送規格に対しても、先駆者として積極的にケーブル開発に挑むと語るロウ氏

「そんなことはありません。上昇していくでの1つのステップです。新しいフォーマットも登場してきますので、それに合わせて今後も開発や改良を続けていきます。FireWireのように競争の中で敗者となる規格もありますが、我々は先駆者として恐れず新しい規格に挑んでいくつもりです」。

■オープンタイプのオーバーヘッド型ヘッドホンが年内登場へ

同氏への前回のインタビューでは、新型DragonFlyやヘッドホンなど様々な新製品の構想も伺うことができた(関連ニュース)。これらの進捗具合についても聞いてみた。

ロウ氏は明かされた各モデルの開発が引き続き進行しているとコメント。ヘッドホンについては開発の最終段階に入っているという。「ヘッドホンの開発については、今は細部の内容を詰めている段階です。開発の終わりに近づくほど、様々な要素や課題が見えてきて、それをクリアしていくのに時間がかかりますね(笑)今年の後半には、店頭でお披露目できると思います」。

さらに、最初に登場するヘッドホンが、オープンタイプのオーバーヘッド型ヘッドホンになることも明かされた。ケーブルは着脱式で両出しタイプとなる。ケーブルのコネクターの形状は、汎用タイプになるとのことだ。「以前も紹介した通り、ヘッドホンのデザイナーはWestoneで長いキャリアを積んできたエンジニアです。とにかく何も言わないで高いクオリティのものを作れと勝手にやらせています(笑)」。

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