中村製作所、JABEN、ミックスウェーブなど
<ポタ研>KINGSOUNDのヘッドホンなど注目展示一斉レポート
フジヤエービック主催のポータブルオーディオイベント「ポータブルオーディオ研究会(通称:ポタ研)」が、2月8日に東京・中野サンプラザで開催された。本記事では、中村製作所/ムジカアコスティックス/JABEN/ミックスウェーブ/CAV/ジェイフォニック/バンナイズの出展情報をレポートする。
■中村製作所
中村製作所は、1月末に発売されたばかりのDAP用アイソレーショントランス“AClear Porta”新モデル「NIP-05TH」の試聴デモをメインに展開していた。
NIP-05THは、“AClear Porta”シリーズ共通の特徴である、DAPからの音楽信号で動作するシステムによって電源を不要とする点をそのまま継承。ポータブルタイプの従来モデル「NIP-02SQ」と同じ箱形デザインを採用し、筐体の奥行きを13.5mmに薄型化してより持ち運びやすさを高めている。また、NIP-02SQと比較して最大使用レベルを250mW/ch→350mW/chに、適合インピーダンスを12〜64Ω→12〜300Ωに、それぞれ仕様向上させている点も特徴。
なお直販サイトでは23,800円で販売しているが、同社説明員によればすでに「量産が追いついていないくらい好評」とのこと。今回のポタ研では、上述のNIP-02SQやシリーズ初代モデル「NIP-01」も出展されており、ブース内で歴代モデルの聴き比べを行うことも可能だった。
■ムジカアコスティックス
ムジカアコスティックスは、KINGSOUNDブランドのヘッドホン「KS-H3」や、米Whiplashブランドのイヤホンケーブルなどを参考出展。
KS-H3は、“静電型エレクトロスタティック ヘッドホン”の新モデル。エレクトロスタティックは、静電引力によって動作するシステムで、本機の内部には2枚の金属グリッドの間に極薄のダイアフラムを配置している。高出力の音響信号が金属グリッドに伝送されると、その信号に応じてダイアフラムが離れグリッドと同じ値の電荷を有し、ダイアフラムが直に反応するため音源を忠実に複製するという。
そのほか、シェル部分を3Dプリンターで作成したというALPHA DOGのヘッドホンや、ゲイン調整機能を備えるVorzugeのポタアン「PURE II」など、同社が取り扱う製品を一挙に体験できるブースを展開していた。
■JABEN
JABENのブースでは、最大96kHz/24bitまでの入力ソースに対応するUSB-DAC搭載ポタアン「GoVibe Rivo」や、KASSOブランドの真空管搭載ヘッドホンアンプ「YJ-01」などの新製品を出展していた。
GoVibe Rivoは、DAPのようなディスプレイ部を搭載するポタアンで2月中旬発売を予定。ウォルフソン製DAC「WM8740」を搭載しており、PCと接続してUSB-DACとして使用できる。そのほか、アナログ入力/出力用に3.5mmステレオミニを1系統ずつ装備。筐体はアルミ製で耐久性も高めた。
YJ-01は、クラスAアンプを内蔵する据え置きタイプ。外部からは見えないが、内部に真空管を搭載している。端子は、アナログ入出力のほかにプリアウトも装備する。周波数特性は20Hz〜20kHz、SN比は105dB、最大出力は16〜300Ωに対応する。インピーダンスは100kΩで、ゲインは10dB。クロストークは65dB/1kHz。
■ミックスウェーブ
ミックスウェーブのブースでは、12基のドライバーを搭載するJH AUDIOのカスタムIEM「Roxanne」や、AUDEZEのヘッドホン「LCD-X」など今月発売したばかりの新製品を出展。
さらに、ALO Audioのヘッドホン用バランス接続ケーブル「Reference 8」や「Salty/Pepper」も参考出展していた。こちらは国内発売は未定とのことだが、今回のポタ研ではLCD-Xと組み合わせての試聴デモを実施していた。
■CAVやジェイフォニックも精力的な試聴デモを実施 − “魔法のポタアンケース”も
CAVのブースでは、“SOUL”ブランドのヘッドホンや、“BuruTta”ブランドのポタアン「BRT-PA1」や防水対応Bluetoothスピーカーを出展。ジェイフォニックのブースでは、同社が取り扱う米Sensaphonics社のプロ用カスタムIEMや、“日本人の耳に合う”をコンセプトとしたユニバーサルモデル「k2」「m2」のデモを展開していた。
バンナイズは、フレキシブルにサイズを変えられるポタアン専用ケースを出展。「様々なサイズ・形状のポタアンを収納できる“魔法のポタアンケース”」として強くアピールしていた。
■中村製作所
中村製作所は、1月末に発売されたばかりのDAP用アイソレーショントランス“AClear Porta”新モデル「NIP-05TH」の試聴デモをメインに展開していた。
NIP-05THは、“AClear Porta”シリーズ共通の特徴である、DAPからの音楽信号で動作するシステムによって電源を不要とする点をそのまま継承。ポータブルタイプの従来モデル「NIP-02SQ」と同じ箱形デザインを採用し、筐体の奥行きを13.5mmに薄型化してより持ち運びやすさを高めている。また、NIP-02SQと比較して最大使用レベルを250mW/ch→350mW/chに、適合インピーダンスを12〜64Ω→12〜300Ωに、それぞれ仕様向上させている点も特徴。
なお直販サイトでは23,800円で販売しているが、同社説明員によればすでに「量産が追いついていないくらい好評」とのこと。今回のポタ研では、上述のNIP-02SQやシリーズ初代モデル「NIP-01」も出展されており、ブース内で歴代モデルの聴き比べを行うことも可能だった。
■ムジカアコスティックス
ムジカアコスティックスは、KINGSOUNDブランドのヘッドホン「KS-H3」や、米Whiplashブランドのイヤホンケーブルなどを参考出展。
KS-H3は、“静電型エレクトロスタティック ヘッドホン”の新モデル。エレクトロスタティックは、静電引力によって動作するシステムで、本機の内部には2枚の金属グリッドの間に極薄のダイアフラムを配置している。高出力の音響信号が金属グリッドに伝送されると、その信号に応じてダイアフラムが離れグリッドと同じ値の電荷を有し、ダイアフラムが直に反応するため音源を忠実に複製するという。
そのほか、シェル部分を3Dプリンターで作成したというALPHA DOGのヘッドホンや、ゲイン調整機能を備えるVorzugeのポタアン「PURE II」など、同社が取り扱う製品を一挙に体験できるブースを展開していた。
■JABEN
JABENのブースでは、最大96kHz/24bitまでの入力ソースに対応するUSB-DAC搭載ポタアン「GoVibe Rivo」や、KASSOブランドの真空管搭載ヘッドホンアンプ「YJ-01」などの新製品を出展していた。
GoVibe Rivoは、DAPのようなディスプレイ部を搭載するポタアンで2月中旬発売を予定。ウォルフソン製DAC「WM8740」を搭載しており、PCと接続してUSB-DACとして使用できる。そのほか、アナログ入力/出力用に3.5mmステレオミニを1系統ずつ装備。筐体はアルミ製で耐久性も高めた。
YJ-01は、クラスAアンプを内蔵する据え置きタイプ。外部からは見えないが、内部に真空管を搭載している。端子は、アナログ入出力のほかにプリアウトも装備する。周波数特性は20Hz〜20kHz、SN比は105dB、最大出力は16〜300Ωに対応する。インピーダンスは100kΩで、ゲインは10dB。クロストークは65dB/1kHz。
■ミックスウェーブ
ミックスウェーブのブースでは、12基のドライバーを搭載するJH AUDIOのカスタムIEM「Roxanne」や、AUDEZEのヘッドホン「LCD-X」など今月発売したばかりの新製品を出展。
さらに、ALO Audioのヘッドホン用バランス接続ケーブル「Reference 8」や「Salty/Pepper」も参考出展していた。こちらは国内発売は未定とのことだが、今回のポタ研ではLCD-Xと組み合わせての試聴デモを実施していた。
■CAVやジェイフォニックも精力的な試聴デモを実施 − “魔法のポタアンケース”も
CAVのブースでは、“SOUL”ブランドのヘッドホンや、“BuruTta”ブランドのポタアン「BRT-PA1」や防水対応Bluetoothスピーカーを出展。ジェイフォニックのブースでは、同社が取り扱う米Sensaphonics社のプロ用カスタムIEMや、“日本人の耳に合う”をコンセプトとしたユニバーサルモデル「k2」「m2」のデモを展開していた。
バンナイズは、フレキシブルにサイズを変えられるポタアン専用ケースを出展。「様々なサイズ・形状のポタアンを収納できる“魔法のポタアンケース”」として強くアピールしていた。
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