Lotoo渾身の最新モデル
「誰にとっても一台必要」な製品を − 世界最小のDSD対応DAP、Lotoo「PAW Pico」開発秘話
PAW Picoはサイズこそ小さいものの、随所にPAW GoldやPAW 5000で評価されたサウンドを実現するための技術が満載されている。スポーツにも使えて、ハイファイ的な観点からも優れるというのは、一見相反する要素に見えるが、Lotooにとってこの両立はいとも簡単なものだった。
シャオ ランニング中に「良い音」か「悪い音」か、というのはよく分かるんです。なぜかというと、いま聴いている曲がシンガーが歌ったものなのか、それとも私が歌ったものなのかということは分かるじゃないですか(笑)。それと同じように、音の良さは聴いていただければすぐに実感いただけます。
実はこのサイズと軽さは、スポーツ時だけではなくて、単純にポケットに入れて持ち運ぶだけでも大きなメリットがあります。例えば、通勤ラッシュは日本も上海も同じような感じで、夏になると着ているものも少なくなります。大きなプレーヤーは重くて持ち運ぶことも大変ですが、PAW Picoのサイズであればどこのポケットにも入れられて、すんなりと音楽を楽しむことができるんです。「小さくてスポーツもできる」ということと「音が良い」という要素はトレードオフではないんですね。
いつでもどこでも、良い音楽が楽しめるソリューション、それがPAW Picoなんです。その意味では、コンセプトもこれまでのLotoo製品とは違っていて、PAW Picoは「誰にとっても一台必要」というコンセプトですね。PAW GoldがあってもPAW 5000があっても、あるいは他のプレーヤーをお持ちでも、PAW Picoは日常の音楽生活に良いメリットをもたらしてくれるものだと思います。
自身がハイエンドオーディオファンであり、またランニングやサイクリングをするスポーツマンであるシャオ氏。PAW Picoは、ある意味ではそんな「欲張り」なシャオ氏の要求にも応えた唯一のプレーヤーと言い換えることができるだろう。
インタビューの最後は、実にシャオ氏の人柄を表すような謙虚な言葉で締められた。
シャオ ひとつの思い、あるいは念願といってもいいのですが、やはりLotooのプロダクトを手に入れた皆様がもっと音楽を楽しめるようになった、さらにいえば、それで生活が良くなったと感じていただければ、本当に嬉しいです。