【特別対談】bohemianvoodoo最新作「MOMENTS」試聴
ジャズピアニスト木村イオリ×エンジニア岡本司が語った、マランツ「M-CR612」は“血の通った音”が聴ける
公開日 2019/04/12 06:00
インタビュー／構成：PHILE WEB編集部
■「家で“血の通った”音を楽しめる」。インテリアに映えるデザインも素晴らしい
ーー 最近は、若い方だとそもそも自宅においてスピーカーで音楽を聴くという習慣がない方も少なくないそうです。イオリさんは、アーティストという立場から、M-CR612のような製品で音楽を聴くことについてどう考えられますか。
イオリさん 普段はどうしても作る側の目線になってしまうので、モニタースピーカーなどが中心になってはいるんですけど、自分が一人のリスナーだとしたら、部屋にこういうシステムがあったら良いなと思いました。インテリア的にも映えますし、ワインでも飲みながらゆっくり聴く時間があったら素敵だなあ、と。
例えば仕事から帰ってきて、ライブは見に行けないけど、お酒を飲みながらちょっと音楽楽しみたいって時とか、自宅で、血の通った音で聴けるし、プレミアムな時間になるんじゃないかなと思います。
岡本さん 贅沢な感じがしますよね。
ーー デザインの印象はどうですか？
「モダンな要素とレトロな風合いがうまくマッチして、インテリアにも合うデザインに安心感が良い」「簡単操作の気楽さと、プレミアムな音を楽しめる贅沢さが両立されている」
イオリさん 最近は、インテリアでもあえてレトロな要素を取り入れたデザインが増えてきてると思うのですが、M-CR612もそういった印象を持ちました。古めかしくはないけど、モダンな要素とレトロな風合いがうまくマッチしていて、聴く前にすでに「良い音しそうな見た目だな」っていう（笑）、安心感を感じます。ボタンとか操作系の作りもシンプルで、どんなインテリアでも合うと思います。
岡本さん 確かにデザインの面では、どことなく懐かしい感じもありつつ、気楽さと贅沢さが両立されている製品ですよね。簡単に、だけど良い音で聴けるというのはすごく良いですね。
ーー 一方で、どんなライフスタイルの人にも手軽に使ってもらえる製品づくりもなされていて、ストリーミングサービスや、音声コントロールにも対応するなど、最新機能も備えています。今回はCDとハイレゾ音源で試聴いただきましたが、ストリーミング再生についてはどんな風に考えられていますか？
イオリさん 音作りで意識するというより、ストリーミングだとアルバムを通して聴かれないケースも増えているんですね。再生数データを見てると、頭の方の曲が再生数が明らかに多くて、一枚全部を聴いてもらえるという前提ではなくなってきていると感じています。
なので、曲順は意識して作るようになりました。ちょっと前で言うと、1〜2曲目に導入となるような曲があて、3曲目くらいにアルバムの肝になるような曲がきて…っていう流れがあったと思うのですが、今回はそうしたストリーミング再生の状況も考慮して、推し曲を1曲目に持ってきています。
◇
ーー それでは最後に、最新作「MOMENTS」の聴きどころと今後の活動について教えてください。
岡本さん エンジニアとして常に心がけていることに、バンドの“空気感”を録ることがあります。そのために様々な工夫をするのですが、そうすることでよりリアルで臨場感のあるサウンドになっていくのですね。だから、マランツのコンポーネントのような環境で、空気感まで聴いてもらえたら嬉しいです。
イオリさん これまでもの作品もそうですが、デジタルな音楽ではないので、基本的に人が楽器を鳴らして、その生の音を収録しています。ですから、息遣いやライブ感、熱量が感じられる作品に仕上がっていると思います。マランツの製品のように、そういったリアルな部分まで再生できるような環境で聴いてもらえると、より一層アルバムの世界観や音楽そのものを楽しんでいただけるのではないかなと思います。
bohemianvoodooの活動としては、アルバムリリース以降、都内での活動だけではなく、各地ツアーも回りますので、様々な場所でたくさんの人にライブでも見て聴いていただきたいなと思っています。10月13日にはツアーファイナルという形で、品川インターシティホールでの演奏も行います。アルバムを聴いて、ライブにも足を運んでいただけたらと思います。
ーー 本日はありがとうございました！
■Infomation
bohemianvoodoo 公式サイト：http://bohemianvoodoo.jp/
【Release】
4th Full Album「MOMENTS」2019.3.20（￥2,700/税抜）
1.石の教会
2.Gypsy Funk
3.Once upon a moon
4.Theme of the "Strollin'"
5.Casa Batllo
6.A Seaside Hut
7.Anise
8.Painagama
9.Montage
10.Morning Glow
11.The Moments
※配信：Apple Music／Spotify
【Schedule】
bohemianvoodoo “MOMENTS” RELEASE TOUR 2019
2019.5.2（木・祝）福岡 大名 ROOMS
2019.5.3（金・祝）岡山・倉敷 108 ONE O EIGHT
2019.5.4（土）大阪・梅田 バナナホール
2019.6.22（土）香川・高松 KITAHAMA PORT黒船屋
2019.6.29（土）愛知・名古屋ブルーノート
2019.10.13（日）東京・品川インターシティホール TOUR 2019 FINAL
その他イベント出演など多数予定。詳細はbohemianvoodoo Official Websiteにて。
■木村イオリ
ピアニスト・キーボーディスト、作編曲家。
ジャズバンド“bohemianvoodoo”、ピアノ・トリオ“PRIMITIVE ART ORCHESTRA”、ソロ・プロジェクト、DJなど、ジャズを中心に様々なジャンルで活躍し、国内外から注目を集めている。
URL：http://www.iorikimura.com/
■岡本司
レコーディングエンジニア
Studio Dedeでチーフエンジニアを努めたのちフリーランスに。昨年12月には自身のスタジオ「BAGUS Recording Studio （バグース・レコーディングスタジオ）」を設立。
今回のbohemianvoodoo「MOMENTS」でもミックスを行っている。
URL：http://bagusrecords.com/studio
ーー 最近は、若い方だとそもそも自宅においてスピーカーで音楽を聴くという習慣がない方も少なくないそうです。イオリさんは、アーティストという立場から、M-CR612のような製品で音楽を聴くことについてどう考えられますか。
イオリさん 普段はどうしても作る側の目線になってしまうので、モニタースピーカーなどが中心になってはいるんですけど、自分が一人のリスナーだとしたら、部屋にこういうシステムがあったら良いなと思いました。インテリア的にも映えますし、ワインでも飲みながらゆっくり聴く時間があったら素敵だなあ、と。
例えば仕事から帰ってきて、ライブは見に行けないけど、お酒を飲みながらちょっと音楽楽しみたいって時とか、自宅で、血の通った音で聴けるし、プレミアムな時間になるんじゃないかなと思います。
岡本さん 贅沢な感じがしますよね。
ーー デザインの印象はどうですか？
「モダンな要素とレトロな風合いがうまくマッチして、インテリアにも合うデザインに安心感が良い」「簡単操作の気楽さと、プレミアムな音を楽しめる贅沢さが両立されている」
イオリさん 最近は、インテリアでもあえてレトロな要素を取り入れたデザインが増えてきてると思うのですが、M-CR612もそういった印象を持ちました。古めかしくはないけど、モダンな要素とレトロな風合いがうまくマッチしていて、聴く前にすでに「良い音しそうな見た目だな」っていう（笑）、安心感を感じます。ボタンとか操作系の作りもシンプルで、どんなインテリアでも合うと思います。
岡本さん 確かにデザインの面では、どことなく懐かしい感じもありつつ、気楽さと贅沢さが両立されている製品ですよね。簡単に、だけど良い音で聴けるというのはすごく良いですね。
ーー 一方で、どんなライフスタイルの人にも手軽に使ってもらえる製品づくりもなされていて、ストリーミングサービスや、音声コントロールにも対応するなど、最新機能も備えています。今回はCDとハイレゾ音源で試聴いただきましたが、ストリーミング再生についてはどんな風に考えられていますか？
イオリさん 音作りで意識するというより、ストリーミングだとアルバムを通して聴かれないケースも増えているんですね。再生数データを見てると、頭の方の曲が再生数が明らかに多くて、一枚全部を聴いてもらえるという前提ではなくなってきていると感じています。
なので、曲順は意識して作るようになりました。ちょっと前で言うと、1〜2曲目に導入となるような曲があて、3曲目くらいにアルバムの肝になるような曲がきて…っていう流れがあったと思うのですが、今回はそうしたストリーミング再生の状況も考慮して、推し曲を1曲目に持ってきています。
ーー それでは最後に、最新作「MOMENTS」の聴きどころと今後の活動について教えてください。
岡本さん エンジニアとして常に心がけていることに、バンドの“空気感”を録ることがあります。そのために様々な工夫をするのですが、そうすることでよりリアルで臨場感のあるサウンドになっていくのですね。だから、マランツのコンポーネントのような環境で、空気感まで聴いてもらえたら嬉しいです。
イオリさん これまでもの作品もそうですが、デジタルな音楽ではないので、基本的に人が楽器を鳴らして、その生の音を収録しています。ですから、息遣いやライブ感、熱量が感じられる作品に仕上がっていると思います。マランツの製品のように、そういったリアルな部分まで再生できるような環境で聴いてもらえると、より一層アルバムの世界観や音楽そのものを楽しんでいただけるのではないかなと思います。
bohemianvoodooの活動としては、アルバムリリース以降、都内での活動だけではなく、各地ツアーも回りますので、様々な場所でたくさんの人にライブでも見て聴いていただきたいなと思っています。10月13日にはツアーファイナルという形で、品川インターシティホールでの演奏も行います。アルバムを聴いて、ライブにも足を運んでいただけたらと思います。
ーー 本日はありがとうございました！
■Infomation
【Release】
4th Full Album「MOMENTS」2019.3.20（￥2,700/税抜）
1.石の教会
2.Gypsy Funk
3.Once upon a moon
4.Theme of the "Strollin'"
5.Casa Batllo
6.A Seaside Hut
7.Anise
8.Painagama
9.Montage
10.Morning Glow
11.The Moments
※配信：Apple Music／Spotify
【Schedule】
bohemianvoodoo “MOMENTS” RELEASE TOUR 2019
2019.5.2（木・祝）福岡 大名 ROOMS
2019.5.3（金・祝）岡山・倉敷 108 ONE O EIGHT
2019.5.4（土）大阪・梅田 バナナホール
2019.6.22（土）香川・高松 KITAHAMA PORT黒船屋
2019.6.29（土）愛知・名古屋ブルーノート
2019.10.13（日）東京・品川インターシティホール TOUR 2019 FINAL
その他イベント出演など多数予定。詳細はbohemianvoodoo Official Websiteにて。
■木村イオリ
ピアニスト・キーボーディスト、作編曲家。
ジャズバンド“bohemianvoodoo”、ピアノ・トリオ“PRIMITIVE ART ORCHESTRA”、ソロ・プロジェクト、DJなど、ジャズを中心に様々なジャンルで活躍し、国内外から注目を集めている。
URL：http://www.iorikimura.com/
■岡本司
レコーディングエンジニア
Studio Dedeでチーフエンジニアを努めたのちフリーランスに。昨年12月には自身のスタジオ「BAGUS Recording Studio （バグース・レコーディングスタジオ）」を設立。
今回のbohemianvoodoo「MOMENTS」でもミックスを行っている。
URL：http://bagusrecords.com/studio
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