買取案件の25%をリピーターが占める理由とは？ オーディオ買取専門店「オーディオランド」に聞く

■高い知識を持つスタッフが実現する「買取保証価格」

確かにハイエンド機器となると、10年、20年と連れ添った愛機を手放すケースも多いだろう。大事な機器を任せるとなれば、より信頼できる人を選びたいというのも頷ける。実際、スタッフのなかにはお客さんからオーディオにまつわる相談事を受けたり、「前回も来てくれた方をお願い」と指名される方も多いそうだ。さらに近年では、「知り合いの〇〇さんが、オーディオランドが良いと言っていたから」と、口コミを通じて依頼を受けるケースも増えているという。

そんなサービスの誠実さの一端を感じさせてくれたのが、「買取保証価格の案内」である。

「オーディオに限らず、何かを売ろうと思った際、買取業社のウェブサイトで買取額を調べると、『買取上限額』が示されていることがほとんどだと思います。つまり査定結果がそれを上回ることがない、という額ですね。我々は逆でして、それを下回ることがない『買取保証価格』をご案内しております」。

「多くの買取業者さんの場合、実物を見てみないと分からない、ということで目安として買取上限額を提示し、そこから状態によって減点方式で査定を行いますが、弊社では、何年も愛着を持って実機を使っていた方以上に、その機器に詳しい方はいないと考えております。ですので、専門知識を持ったスタッフが的確なヒアリングを行いつつ、これまでの買取実績に基づいたデータベースと照らし合わせることで、買取保証価格がご案内できるわけです」。

「もちろん100%とはいかず、ごく稀に査定額が買取保証価格を下回ってしまうこともあります。その際はキャンセルいただくことも可能ですが、それでも業界内では最高水準の買取価格をお出ししていると自負しています。他社さんとの相見積もりなどももちろん歓迎ですし、自信を持ってやらせていただいておりますので、信頼いただければと思います」（玉田氏）。

オーディオ機器に限らず、買取上限額をチェックした上でいざ売りに行ってみると、思っていたより安値の査定がついてがっかりする、という経験をしたことがある方も多いだろう。そういう意味で言えば、買取保証価格から加点方式での査定というのは、最初の期待値こそ低いかもしれないものの、より検討の目安としてふさわしいように思える。

最後に一つ、ふと気になったことを聞いてみた。今、中古オーディオ市場で需要の高い、“高く買い取ってもらえるジャンル”は何だろうか。

「もちろん有名なハイエンド機器は常に人気がありますが、今ですと、少し前の日本ブランドの製品を探されている方が多いです。オーディオ全盛期の日本メーカーは最高の音を出すために切磋琢磨し、コスト度外視で作っていた堅牢なアンプなどには、今のハイエンドオーディオには無いものがたくさんありますからね。海外はもちろん、国内でも定年されて、若い頃には手が届かなかった往年の銘機を今買い求める、という方が多いです」（玉田氏）。

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オーディオランドの買取査定は非常にオーソドックスで、決して他社と一線を画すような取り組みを行なっているわけではない。しかし、その“オーソドックス”を誠実に、隅々まで徹底して行なっているからこそ、多くのオーディオファンから厚い信頼を獲得しているように思えた。

積み上げた信頼は実績へとつながり、その実績もまた、サービスの質を向上させて信頼を生んでいく。まさに同社がスローガンとして掲げている【信頼×実績】こそが、業績を伸ばし続けている理由なのだろう。

自宅に使っていないオーディオ機器が眠っているという方や、これから新しい機器の購入を検討しているという方は、一度オーディオランドに問い合わせをしてみてはいかがだろうか。

（協力：Tunagu）