<EXPO/AUDIO>HP技術を多くの製品に応用、発表したフォステクス

公開日 2000/11/19 16:13
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左:HP技術をふんだんに盛り込んだRS-1。側面に見えるのがHPレフレクターだ。 右:左の丸フレームがFE-108ES II。バッフル取付用リングも同時発売予定。右はFE-103メモリアル
●故長岡鉄男ファンとしては見逃せないのがフォステクスのブースだ。スピーカー自作派の筆者としてもその動向は気になるところ。今年も新製品目白押しだが昨年来展開しているHP(ハイパーポリック)技術を多くの製品に応用しているのが目立つ。HPは振動板の構造強度に着目し、共振の分散化と低歪化を狙った技術。昨年はシステムとユニット各1機種の展示だったが今年は多数の機種に搭載され、さらにレフレクターと称しエンクロージャーや部屋のアコースティックコントロール用の製品も発表されている。

バックロードホーンファン注目はFE-108ES IIだろう。これは従来のFE-108ESの振動板をHP化し、エッジも小口径では難しいとされるタンジェンシャルを採用したもの。フレームは10cm口径としては異例の8本ネジ穴タイプである。来春の発売予定だが、どんなすごい音を聴かしてくれるのか、今から楽しみだ。

また、FE-103の発売40周年記念の限定モデルFE-103メモリアルはコレクション的な価値もありそう。こちらは11月24日発売である。(市川二朗)

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