ケーブルブランド探訪記(ノードスト編 その12)
Eco 3 |
このECO3は、NASAで開発された静電気除去物質をベースに水を主体としたもの。この静電気除去物質は実際にスペースシャトルで使用され、活躍している。水がベースなので色や汚れがついたり、ベタベタする事がなく、当然、非可燃性。
使用方法は簡単である。ECO3のボトルを良く振った後、クロスに少量(良く伸びるのでほんの少しで良い)吹き付け、電源ケーブル、インターコネクト、スピーカーケーブルを数回、表面の汚れが取れるまで拭く。また、CDのラベル側を同様に拭くだけで、CDに付着した静電気が除去される。この場合、信号面は絶対に拭かないように注意が必要だ。
結果として、ケーブルやCDの表面の静電気が除去される。確実にノイズが減り、今までになかったようなクリアで見通しの良い音楽再生が可能だ。なお、この効果は約2週間持続するとのことである。ご家庭に1本、ぜひお試しいただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
●ノードスト社のプロフィール
ノードスト社は現在、10種類以上のケーブルを提供している。そして、NASAと共に宇宙開発プログラム(スペースシャトル等)で、ケーブルのテフロン圧延技術(ノードスト社特許)を開発し、この技術を民生用に移転し、 オーディオケーブルとして新たに製品化したのが、同社の代表モデルのフラットラインケーブルである。
このテフロン圧延技術は、NASA以外でも、軍事、核施設、医療、コンピューター向けの特殊ケーブルとして、 高度な性能が要求される分野で使用されている技術である。
同じデザインに基づき、拠り線構造による音の劣化、濁りを防ぐため、単線を基本とし、長方形導体や、複層コーティングされた円形の導体を使用。テフロン圧延技術によりスキンエフェクトや磁気による音質の劣化も防ぐ。
この技術が、導体間の正確なスペーシング(距離)導き出し、結果としてインダクタンスやキャパシタンスを極めて低く押さえることができる。また、信号の伝達速度は光の95%に達し、究極の高音質を実現させている。
トピック