ケーブルブランド探訪記(ノードスト編 その12)
「Flatline Gold Mark II」は は片チャネルあたり8本の長方形をした6NOFCを採用している。さらにテフロンの圧延処理を施しているが、その工程の前には導体から全ての不着物を取り除く行程があり、導体自体が電気的にクリーンな状態になっている。
なお、ケーブルは、ノードストZバナナプラグまたはYラグにて加工できる。(その他のご希望の処理も可能。)
Super Flatline Mark II は片チャネルあたり16本の長方形をした6NOFCを採用している、フラットラインのダブルバージョン。バイワイヤーにても使用可能で、シングルワイヤーとしてもご使用できる。このケーブルで採用されている1本の導体は12.5Aの電流を流すことが可能だ。
ぜひお楽しみいただきたい。(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
●ノードスト社のプロフィール
ノードスト社は現在、10種類以上のケーブルを提供している。そして、NASAと共に宇宙開発プログラム(スペースシャトル等)で、ケーブルのテフロン圧延技術(ノードスト社特許)を開発し、この技術を民生用に移転し、 オーディオケーブルとして新たに製品化したのが、同社の代表モデルのフラットラインケーブルである。
このテフロン圧延技術は、NASA以外でも、軍事、核施設、医療、コンピューター向けの特殊ケーブルとして、 高度な性能が要求される分野で使用されている技術である。
同じデザインに基づき、拠り線構造による音の劣化、濁りを防ぐため、単線を基本とし、長方形導体や、複層コーティングされた円形の導体を使用。テフロン圧延技術によりスキンエフェクトや磁気による音質の劣化も防ぐ。
この技術が、導体間の正確なスペーシング(距離)導き出し、結果としてインダクタンスやキャパシタンスを極めて低く押さえることができる。また、信号の伝達速度は光の95%に達し、究極の高音質を実現させている。