日本マランツ、marantz/B&Wの新製品を発表(2)〜marantz AV系製品〜
<左>PM7300 <右>DV4300 |
marantzブランドで販売される新製品はマイナーチェンジ版や限定生産製品を含めて9モデルだが、ここではそのうちAV系の製品4モデルをご紹介しよう。
4モデルの内訳は以下の通り。
・AVアンプ「PS7300」¥98,000 11月上旬発売
・AVアンプ「SR4300」¥45,000 11月上旬発売
・DVDプレーヤー「DV4300」¥38,000 10月下旬発売
・DLPプロジェクター「VP-16S1」¥OPEN(予想実売価格75万円前後) ※200台限定生産
AVアンプ「PS7300」は、ミドルクラスながら高級機の仕様をふんだんに盛り込んだ意欲作。「パワーアンプがAVアンプのキモ」という考えのもと、同社の上位機種「PS9200」にも搭載された電流帰還型のディスクリートパワーアンプを装備した。DSPにはシーラスロジック社製の最新32ビットモデル「CS49400」を業界で初めて搭載し、これにより、このクラスとしては初めてとなるDTS96/24への対応を果たした。もちろん、ドルビーデジタルEXをはじめとする6.1chサラウンドフォーマットにはすべて対応しているほか、強力なマトリックスサラウンドデコーダー「CS II」を、一体型AVアンプとして初めて搭載した。将来の新フォーマットにも対応すべく、ソフトウェアアップグレードが可能となったことも嬉しい改善点だ。
AVアンプ「SR4300」は、リアル6chを低価格で実現したエントリークラスモデル。クラス最大級となる各チャンネル125Wの実用最大出力を誇る。5kgのトランスを装備するなど手抜きのない仕様を備えるほか、ドルデジEXやDTS-ESなど最新サラウンドフォーマットにも対応している。リアパネルの充実度も驚くほどで、6.1ch入力を装備するほか、スピーカー端子は全chともスクリュー式を採用するなど、音質対策も万全だ。こちらにもCS IIを搭載している。
DVDプレーヤー「DV4300」は、最薄クラスとなる高さ54mmを実現したスリムなモデル。薄型とはいえ機能を犠牲にしていず、2-3プルダウンプログレッシブ再生や192/24DAC、PALディスク再生機能、JPEG画像再生機能、MP3ファイル再生機能などを装備する。また、フロントパネルでDVDのトップメニューが操作できるのも実用度が高い。
DLPプロジェクター「VP-16S1」は、好評のハイグレードモデル「VP-12S1」の機能や仕様を受け継ぎつつ、DMD素子に848×480画素のVGAタイプを採用したモデル。DVDディスクとの親和性が高いのが魅力となる。光学系エンジンやシャーシはVP-12S1と同様だが、新たにマニアライクな設定が可能な「ファインメニュー」機能を備え、様々映像の微調整が可能になった。200台限定生産なので、早めの問い合わせをオススメする。(Phile-web編集部)
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