アクシス、スイス・FMアコースティック社のプリアンプ&パワーアンプを発売
左:ステレオプリアンプ「FM245」 右:モノラルパワーアンプ「FM111」 |
「FM245」は、回路部にハンド・セレクトによる超高速半導体を使用した、独自のディスクリート・エンハンスト・クラスA回路を使用。回路はそれぞれ個別に分析、選定され、FMアコースティクスならではの試聴テストを経て厳選されたもののみを搭載。ユニット全体はFMアコースティスクス製ハンド・キャリブレーションによるエンハンスト・クラスAモジュールにて構成されている。
フロントパネルには、ブラシがけの後ハンド・ポリッシュ、4mmレーザー・カットしたアルミニウム9000を採用。レタリングは酸化陽極処理されているため摩耗がない。高精度出力レベルやバランス・コントロールはハンド・セレクト、防塵処理、dB目盛付。スイッチ類は高精度セルフ・クリーニング長寿命仕様を採用。またリアパネルには同じくブラシがけ&ハンド・ポリッシュ加工を施したアルミニウム9000を採用。入出力端子は高精度RCA、XLRコネクターを搭載。グランドループを避けるため、電気的グランドはシャーシからリフトされ、また接続機器によってはスター・グランド方式も可能である。
「FM111」はピーク出力電流は無限回反復が可能。各チャンネル連続20A RMS以上により、いかなる負荷もオーディオ信号に影響を与えることなくドライブができる。保護回路にはFMアコースティクス社独自の保護機構が採用され、回路短絡、高域発振、RF干渉、+DC/−DCオフセット、過熱、保護機構自体の損傷などの悪条件から本機を保護する仕組を取っている。また開回路時安定化保護回路により、接続する負荷がない場合にも本機を安定して動作させることができる。
本機ではさらに特殊なシャーシ設計が採用され、誘導共振等の悪影響からデリケートな電子部品をアイソレート可能だ。またパネルの機械的共振はダンピングされ、カバー、プレート、トランス取付け部、側板等、筐体全体はFMアコースティスクス社独自の無共振技術による設計が施されている。FMアコースティックス社が久しぶりに投入する新製品に期待が集まるだろう。
(Phile-web編集部)
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