タンノイ、強力アルニコ・マグネット採用のスピーカーシステム2モデルを発売
左:Yorkminster 右:Kensington |
本製品には強力アルニコマグネット「ALCOMAX-III」が搭載されたことにより、駆動力を大幅に向上、より忠実で応答性の高い動作を実現している。音の解像度は一段と増し、音楽のディティールを細かに表現する。また、ウーファーのコーン紙にはクルトミューラー社特製のガードアコースティックコーンを採用。ツインロール・ハードエッジ・サウンドとあわせ、分割振動を抑え、トランジェント特性、パワーハンドリング特性を大幅に向上している。ホーン開口部に搭載したツイーターは、カンタベリーと同様の真鍮削りだし加工に金メッキを施したことにより、ウーファーとのつながりの良い自然な音色を生み出している。能率も94dBと高く、低出力アンプでも十分なドライブ能力を発揮する。Yorkminsterは12インチ・同軸2ウェイユニットを搭載、Kensingtonは10インチ同軸2ウェイ・ユニットを搭載。
エンクロージャーにはバーチ材をマホガニーの無垢材と突き板で仕上げたモダンクラシックなデザインを採用。ネットワークを含めた全ての伝送系の配線にはオランダvan den Hul社製高性能銀メッキ線材を採用している。各部品間をハードワイヤリングすることにより、伝送系ロスをよりすくなくしている。そのほかにも、バイアンプ/バイワイアリング駆動に対応する大型入力端子付きのスピーカー・ターミナルは定評の高いWBT社製を採用。スピーカー端子とアース端子を円形状に配置するタンノイ独自の設計により、スピーカー・ケーブルなどのセッティングを確実かつ容易にしている。
(Phile-web編集部)
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