TANNOY、プレステージシリーズで最も小型のモデルとなる「Sandringham」を発表
Sandringham |
本製品は新開発の8インチ口径同軸ユニットを搭載した、プレステージシリーズで最も小型のモデルとなる。ウーハー部は軽量化と剛性を両立させ、トランジェント特性を向上させる為、ペーパーコーンにはいくつかの異なるファイバーが混入され、高圧縮加工がされている。エッジ部はツインロールのハードタイプ、中低域の質感も向上している。ツイーター部は位相特性に優れた、TANNOY独自設計のテクノ・ウェーブガイドを採用。超精密成型のウェーブガイドにより正確な球面波が作りだされ、クリアで伸びのある高域再生が実現されている。
エンクロージャーはバーチ(樺)材をウォールナットの無垢材と突き板で仕上げ、伝統のプレステージデザインを継承。
プリント基板を使用せず、ネットワークを含め全ての伝送系の配線にオランダ「van den Hul」社製高性能銀メッキ線材(SCS)を採用。各部品間を直結することにより、伝送系ロスを一層少なくしている。余裕を持った大容量コイル、コンデンサーの採用と相まって、優れた音質と高信頼性が確立された。
経年変化による接触抵抗ロスを防止するため、金メッキを施したネジとプレートによって確実にロックアップする高域レベルコントロールシステムを採用。調整は、クロスオーバー周波数以上のツイーターレベル全体を+1.5dB/0dB/−1.5dBの3段階で増減が可能だ。スピーカー・ターミナルはバイアンプ/バイワヤリング駆動に対応する金メッキ処理スピーカー・ターミナルを採用。音質改善の可能性を広げるため、アース端子はスピーカー端子に隣接した設計となっている。
(Phile-web編集部)
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