デノン、マニュアル操作の高音質ADプレーヤー2機種を発売
左)DP-1300M 右)DP-500M |
■アナログプレーヤー「DP-1300M」/6月中旬発売/155,000円(カートリッジ別売)
■アナログプレーヤー「DP-500M」/6月上旬発売/75,000円(カートリッジ付属)
上位機種の「DP-1300M」ではモーター内部に設けたスリットを通過する光パルスの間隔で制御するクォーツロックサーボを採用。制御系に芯ズレの無い高精度な回転が実現されている。ハイ・トルク・モーター(トルク4.5kg)を新開発し、立上がり時間0.3秒と俊敏な動作と回転安定性を備えた。
ターンテーブル部には直径331mmの大型アルミダイカストターンテーブルを採用。裏面全体にシリコンラバーでデッドニング処理を施し、ハウリング特性が高められている。付属のターンテーブルシートはホログラム振動解析によって求めた表面形状で、レコードの振動を抑え良好なホールド性を獲得している。
新開発のトーンアームは、6mmの範囲で高さ調節が可能な大型アルミダイカストベースに載せられている。カウンターウェイト部にラバーによるデッドニング処理を施し、不要な共振を排除した。また、各部にダイキャストパーツを採用し剛性を高めるとともに、内部配線材にも高純度6NOFCを採用するなど音質重視設計となっている。
外観は、天然木に近い減衰特性を持つMDF材と美しい鏡面塗装仕上げの本格キャビネット。綿密にハウリング解析されたブロック構造を採用し、見た目の優美さだけでなく、内部音響的にも反射の少ないラウンドフォルムで仕上げている。
上級機の技術を生かした「DP-500M」でははパルス検出ダイレクトドライブ方式や大型ターンテーブル、新開発トーンアームなどの高度な技術を継承しつつ、よりいっそうのコンパクト性が追求されている。こちらのモデルはカートリッジ付属タイプとなっている。
(Phile-web編集部)
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