パイオニア、TADの技術を継承した新高級スピーカー「EXシリーズ」を発売
パイオニア(株)は、同社ハイエンドモデル「TAD-M1」の技術を踏襲した高級スピーカーの新シリーズ“EXシリーズ”を開発。第一弾製品として「S-1EX」を11月上旬より、「S-2EX」を11月下旬より発売する。価格はS-1EXが1本525,000円、S-2EXが1本315,000円。
両機は、2003年に発売したフラグシップモデル「TAD-M1」の設計思想、ユニット設計や精度、素材、チューニングなどのテクノロジーを継承したスピーカーシステム。
広帯域にわたって駆動ユニットの位相と指向性をコントロールする同軸スピーカー方式CST(Coherent Source Transducer)を採用。トゥイーターには、軽量かつ高剛性という振動板材料として最も適した「TAD-M1」と同一のベリリウム振動板を採用し、高域再生周波数を100kHzまで高めている。ミッドレンジには実用金属中、最も軽く、内部損失が大きいという特徴があるマグネシウム振動板を採用。また、磁気回路にはフェライトマグネットの約10倍ものエネルギーを持つネオジウムマグネットを採用している。さらに鉄材には、スチールのブロックからの削りだしの流線型ヨークを採用した。
18cmウーファーには、アラミド織布とカーボン不織布を3層にラミネートした新開発の振動板を採用。センターキャップとコーンを一体化した1ピースのシェル状(殻形状)振動板とし、形状の最適化をはかり、軽量と高剛性を両立することで、豊かでクリアな低音再生、カラレーションのない素直な中低域の再生を実現しているという。
また、65mmの大口径ボイスコイル、大型ネオジウムマグネットながら、振動板背面の抵抗を極力小さくするコンパクトな磁気回路を構成。さらに、振動板の背面側の形状を徹底的にこだわったエアロデザインをフレーム・磁気回路に採用し、S/Nの高い低音再生を実現している。
両機は、正確なタイムアラインメントを実現するためユニットの配置にもこだわり、精密なバッフル形状(プレシジョンカーブ)を採用。ユニットを聴き手を中心とする球(R3m)に沿って配置することで、すべてのスピーカーユニットの向きを聴き手に合わせ、各ユニットからリスナーの耳に届く時間を同じにしている。S-1EXは、さらに正確なタイムアラインメントを実現するため、キャビネットを8度傾斜させた“スラントレイアウトエンクロージャー”を採用した。
さらにS-1EXは、エンクロージャー内での不要な定在波の発生を抑えるABD(Acoustic Balance Drive)テクノロジーを採用しクリアな低域再生を実現したほか、台座に亜鉛ダイキャスト製の脚を採用し、しっかりとした設置を可能にしている。
S-2EXには専用のスピーカースタンド「CP-2EX」を用意。11月下旬の発売で、価格は105,000円(ペア)となる。
【問い合わせ先】
パイオニア(株)
カスタマーサポートセンター
TEL/0070-800-8181-22
TEL/03-5496-2986
(Phile-web編集部)
両機は、2003年に発売したフラグシップモデル「TAD-M1」の設計思想、ユニット設計や精度、素材、チューニングなどのテクノロジーを継承したスピーカーシステム。
広帯域にわたって駆動ユニットの位相と指向性をコントロールする同軸スピーカー方式CST(Coherent Source Transducer)を採用。トゥイーターには、軽量かつ高剛性という振動板材料として最も適した「TAD-M1」と同一のベリリウム振動板を採用し、高域再生周波数を100kHzまで高めている。ミッドレンジには実用金属中、最も軽く、内部損失が大きいという特徴があるマグネシウム振動板を採用。また、磁気回路にはフェライトマグネットの約10倍ものエネルギーを持つネオジウムマグネットを採用している。さらに鉄材には、スチールのブロックからの削りだしの流線型ヨークを採用した。
18cmウーファーには、アラミド織布とカーボン不織布を3層にラミネートした新開発の振動板を採用。センターキャップとコーンを一体化した1ピースのシェル状(殻形状)振動板とし、形状の最適化をはかり、軽量と高剛性を両立することで、豊かでクリアな低音再生、カラレーションのない素直な中低域の再生を実現しているという。
また、65mmの大口径ボイスコイル、大型ネオジウムマグネットながら、振動板背面の抵抗を極力小さくするコンパクトな磁気回路を構成。さらに、振動板の背面側の形状を徹底的にこだわったエアロデザインをフレーム・磁気回路に採用し、S/Nの高い低音再生を実現している。
両機は、正確なタイムアラインメントを実現するためユニットの配置にもこだわり、精密なバッフル形状(プレシジョンカーブ)を採用。ユニットを聴き手を中心とする球(R3m)に沿って配置することで、すべてのスピーカーユニットの向きを聴き手に合わせ、各ユニットからリスナーの耳に届く時間を同じにしている。S-1EXは、さらに正確なタイムアラインメントを実現するため、キャビネットを8度傾斜させた“スラントレイアウトエンクロージャー”を採用した。
さらにS-1EXは、エンクロージャー内での不要な定在波の発生を抑えるABD(Acoustic Balance Drive)テクノロジーを採用しクリアな低域再生を実現したほか、台座に亜鉛ダイキャスト製の脚を採用し、しっかりとした設置を可能にしている。
S-2EXには専用のスピーカースタンド「CP-2EX」を用意。11月下旬の発売で、価格は105,000円(ペア)となる。
【問い合わせ先】
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