ノア、ドイツ「behold」ブランドの製品取り扱い開始を発表
beholdは1985年以来、ドイツのエアランゲンを本拠地として、6GHzに及ぶ複雑な高周波ネットワーク・アナライザーを製造してきたバルマン・エレクトロニカ(有)を母体とするハイエンドオーディオブランド。高周波ネットワーク・アナライザーの分野で得た膨大なノウハウを用いて768kHzアップ・サンプリング・テクノロジーを開発し、高精度なデジタルオーディオ再生を実現している。
■デジタル・オーディオ・プロセッサー「APU768」/¥2,782,500(税込)
本機はモジュール方式を採用した、新しいコンセプトのデジタルオーディオプロセッサーである。プラグイン・モジュールにより必要な機能を自由に選択ができ、モジュールの追加によってアップグレードも簡単に行える。高速パラレル・バスを採用し、最大で14のモジュールが装着できる。このパラレル・バスには、独立したデジタル・コントロール信号と786kHzアップ・サンプリング/24ビットの高速オーディオ信号が伝送される。これにより、別の部屋で異なるソースを再生することも可能になるという。システムの操作はすべてフロント・パネルの大型ディスプレイで行えるが、ブルートゥースを備えたリモコンでも快適に操作が可能。
オプションのデジタル/アナログ入出力モジュールをマウントすることにより、他ブランド製品とも組み合わせて使うことができる。
■DAC内蔵パワーアンプ「BPA768」/¥4,935,000(税込)
本機はデジタル・オーディオ・プロセッサー「APU 769」からの768kHz/24ビットのオーディオ・データーをそのままの分解能でD/A変換し、2ペアの完全にバランスしたアナログ出力段から成るブリッジ構成アンプで増幅するステレオ/モノラル・パワーアンプ。DAコンバーターの内蔵により、アンプ出力直前までのデジタル伝送が可能となり、アナログ伝送による音質劣化を最小限にとどめている。
デジタル信号演算によりアナログ出力段への入力信号に応じた最適な電圧と電流を供給する高効率増幅回路を実現。パワーコンディショナーの機能を兼ね備えたスイッチング電源の採用により、コンパクトサイズで600W(4Ω)×2の大出力を可能にしている。
APU768からのコントロール信号により音量調整やステレオ/モノラルの切り換えができ、複数台のBPA768を使用したマルチ・チャンネル・システムの構築も可能だ。
■CDトランスポート「CD-Player」/¥661,500(税込・専用モジュール、接続ケーブルを含む)
本機は、APU768デジタル・プロセッサーに装着した専用モジュールにケーブル一本で接続するだけで使用できる。ドライブメカ部は、無垢のアルミ・ブロック削り出し構造ハイマス重量級シャーシー底面の削り出しスペースと強固に固定され、外部振動の影響を排除している。ディスクからピックアップした44.1kHz/16ビットのオーディオ信号はAPU768の専用モジュールにより、その16倍の768kHz/24ビットにアップ・サンプリングされる。
オーディオ信号とともに、CDに収録されたトラックや時間などの情報およびCDトランスポートを操作するためのコントロール信号もモジュール間で双方向伝達される。CDトランスポートは操作ボタンなどを一切持たないシンプルなデザインとし、トレーをタップして開閉する以外の操作はすべてAPU768本体の専用ノブ、または リモートユニットで行う。また、CDトランスポートの電源もAPU768から供給され、電源内蔵によるノイズ干渉などの問題を排除している。
【問い合わせ先】
(株)ノア
TEL/03-5272-4211
(Phile-web編集部)
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