アキュフェーズ、旗艦アンプをモデルチェンジ − プリ「C-2810」とパワー「P-7100」

公開日 2006/05/31 20:46
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アキュフェーズ(株)は、同社の新たなフラグシップアンプとなる、ステレオプリアンプ「C-2810」とステレオパワーアンプ「P-7100」の2機種を発売する。それぞれ、「C-2800」「P-7000」の後継機となる。 

製品の価格と発売日は以下の通り。
 ■ステレオプリアンプ「C-2810」¥1,207,500(税込) 6月下旬発売
 ■ステレオパワーアンプ「P-7100」¥1,155,000(税込)7月中旬発売
 
ステレオプリアンプ「C-2810」
 
ステレオプリアンプ「C-2810」は、増幅部と音量調整器を一体化し、機械的な接点が存在しない同社独自のボリューム・コントロール方式「AAVA」をさらに改良。可変抵抗体を使用しないため、SN比の向上、歪率の低下、周波数特性変化の抑制、左右の音量誤差を生じさせないなど、多くのメリットが得られる。

C-2810

背面端子部

内部構造

R-トロイダル・トランス、フィルター・コンデンサーなど電源部は左右独立構成とし、ライン入力、バランス出力、AAVAなどの回路を構成しているユニット・アンプ群を左右チャンネルに分けてマザーボード上に配置した。完全モノ・コンストラクション構造としたことにより、アンプ相互の電気的・物理的干渉を防止している。

また、入出力端子に直結して最短距離で信号切り替えを行えるロジック・リレーコントロール、接続ケーブルを変えずに他のプリアンプを使用できる「EXT PRE」機能も装備。リモコンも付属する。

背面にはオプションスロットを用意し、フォノイコライザー・ユニット「AD-2800」(¥210,000/税込)を挿入することで、アナログプレーヤーにも対応できる。

外観は、お馴染みのゴールド調フロントパネルと、自然木のパーシモン・ウッドケースにより高級感を演出している。

ステレオパワーアンプ「P-7100」

2003年に発売した「P-7000」の技術を受け継ぎながら、新たにアンプ全体の構成に「インスツルメンテーション・アンプ方式」を採用した。さらに進化させた「MCS+」回路やカレント・フィードバック増幅回路を備え、さらなる性能向上を図っている。

P-7100

背面端子部

内部構造

放熱フィン付きのアルミケースに収納した高効率のスーパーリング型トロイダルトランスや、大容量フィルター・コンデンサーなど使用パーツの厳選もさらに推し進め、アンプ出力の低インピーダンス化とスピーカーの定電圧駆動を追求した。

出力段は、Pcが150Wのハイパワー・トランジスターをチャンネルあたり11ペアでパラレル・プッシュプル駆動し、チャンネルあたり1Ω時で1,000W、2Ω時で500W、4Ω時で250W、8Ω時で125Wと、インピーダンスに対してリニアな出力を得ている。また、ブリッジ接続にして、さらに大出力のモノフォニック・アンプにアップグレードすることも可能。

【問い合わせ先】
アキュフェーズ(株)
TEL/045-901-2771

(Phile-web編集部)

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  • ブランドACCUPHASE
  • 型番C-2810
  • 発売日2006年6月下旬
  • 価格¥1,207,500(税込)
【SPEC】
●周波数特性:3〜200,000Hz +0(-3.0dB) ●全高調波歪率:0.005% ●消費電力:43W ●最大外形寸法:477W×156H×412Dmm ●質量:21.6kg
  • ブランドACCUPHASE
  • 型番P-7100
  • 発売日2006年7月中旬
  • 価格¥1,155,000(税込)
【SPEC】
●定格連続平均出力:250W/ch(4Ω) ●全高調波歪率:0.05%(2Ω) ●周波数特性:20〜20,000Hz(+0/-0.2dB) ●消費電力:945W ●最大外形寸法:465W×258H×545Dmm ●質量:48.5kg