ヤマハ、本格オーディオ向けスピーカー“Soavo”の第二弾「Soavo-2」を発売

公開日 2007/02/16 15:10
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Soavo-2(ブラウンバーチ)

Soavo-2(ナチュラルバーチ)
ヤマハは、“歌声”の再現に注力したスピーカーシステム“Soavoシリーズ”の新モデルとして、ブックシェルフタイプの「Soavo-2」を3月上旬より発売する。また、本機との組み合わせに適したスピーカースタンド「SPS-900」も同時に発売する。


SPスタンド「SPS-900」との組み合わせ
Soavo-2 126,000円(1本・税込) 3月上旬発売
SPS-900 42,000円(2台・税込) 3月上旬発売

“Soavoシリーズ”は2006年秋に発売された、本格オーディオ向けのスピーカーシステム(関連ニュース)。Soavo-2は、トールボーイモデル「Soavo-1」の技術を踏襲しつつ、新たな技術を盛り込み、「ボーカル帯域のリアリティ」にこだわった2ウェイ・ブックシェルフだ。プロダクトデザインは喜多俊之氏が引き続き担当した。

ウーファーは16cm径ユニットを採用。Soavo-1では90mm径だったフェライトマグネットを大型の120mm径に変更するとともに、レスポンスの向上を図るため非防磁タイプを採用することで、表現力の向上を図っている。また、複合カーブ形状のA-PMDコーンを新たに採用。これを支えるSBRソリッドラバーは発泡タイプからソリッドタイプに変更し、適度な弾性感とフラットなエネルギーバランスを実現しているという。

トゥイーターにはマグネシウム合金製のDC-ダイヤフラムを採用。高度な金属絞り技術を用いたダイヤフラム〜ボイスコイルボビンの完全一体成形によって接合部のロスによる音質劣化を低減している。またキャビネットからの振動を抑えるトゥイータープレートには、剛性の高いアルミダイキャストを使用している。


ウーファーに120mm径フェライトマグネットを採用

本機に使用されたネットワークの部品

ターミナル部には内部配線と同じALRジョーダン製ジャンパー線を使用
シリーズの一つの特徴でもあるキャビネットデザインも踏襲。平行面をなくした筐体の背部にはボスレフポートを備えている。外観は「Soavo-900M」に似ているが、高さと奥行きが大きくなっている。また、カラーはブラウンバーチ、ナチュラルバーチの2色をラインナップする。

Soavo-1で採用したスラントパーティション、バーチカルラダーは採用せず、サイズにあった適度な箱の響きと剛性に調整。バッフルボードと各面の板材の厚みを最適な組み合わせにすることでチューニングを行っているという。

ネットワークは、英ICW社製のポリプロピレン・フィルム・コンデンサー、大型空芯コイルを新たに採用することでS/Nの改善を図り、ヴォーカル帯域の再現性を高めている。

【問い合わせ先】
ヤマハ株式会社
AVお客様ご相談センター
TEL/0570-01-1808(ナビダイヤル)
TEL/053-460-3409(携帯電話、PHSなど)

(Phile-web編集部)

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  • 価格¥126,000(1本・税込)
【SPEC】●型式:2ウェイ バスレフ型 ●スピーカーユニット:ウーファー 16cmコーンタイプ、トゥイーター 3cmアルミドームタイプ ●再生周波数帯域:45Hz-50kHz(-10dB)〜100kHz(-30dB) ●インピーダンス:6Ω ●許容入力:30W ●最大入力:120W ●出力音圧レベル:88dB/2.83V,1m ●クロスオーバー周波数:3kHz ●入力端子:バナナプラグ対応ネジ式 ●外形寸法:220W×380H×353Dmm ●質量:9.7kg ●仕上げ:リアルウッドウレタン仕上げ
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