<TIAS2008:TAOC>FCシリーズ“第2世代機の第1弾"「FC3100」を12月に発売
アイシン高丘(株)のブースでは、TAOCの新スピーカー「FC3100」に注目だ。試聴デモで、その音を確かめることができる。
FC3100は、ブックシェルフタイプの2ウェイスピーカーシステム。12月16日発売予定で、予価は249,900円(1本・税込)。
TAOCのスピーカーは、これまでFC7000→FC3000→FC5000の順番に展開されてきたが、同社技術開発部 アドバイザーの鎌田正俊氏によると、FC3100は「TAOCの第2世代スピーカーの第1弾」。これまでのFCシリーズの、整振技術の高さによる高解像度なサウンドを基調としながら、音場やしなやかさを加え、長時間の試聴に耐えうるなめらかな音に仕上げたという。
これまで、ウーファーはスキャンスピーク製、トゥイーターはディナウディオ製を採用してきたが、本機はウーファー/トゥイーターともにスキャンスピーク製のユニットを搭載。トゥイーターはリングラジエータータイプ、ウーファーは18cmのパルプコーンタイプとなる。これにより高域がさらに伸びたとのことで、スペック上の再生周波数帯域は40Hz〜60kHzだが、「これは60kHz付近に少しディップがあるためで、実際には100kHz程度まで出ている」(鎌田氏)。
なお、ネットワークはOFC大型空芯コイルや高精度なフィルムコンデンサー、無誘導抵抗などを採用。配線は無ハンダのカシメ接続とし、基板にはエンクロージャーとの響きの統一を図るため、同材質のMDFを使用し、各パーツはフェルトを介して基板に強固に取り付けたという。
同社ならではの整振技術を踏襲。エンクロージャーは高密度MDFで、フロントバッフルは30mm厚、天板・底板・裏板は21mm厚。両サイドは18mm厚のMDFと17mm厚の天然木無垢材の複合構造を採用する。
さらに、ハイカーボン鋳鉄製のインシュレーターやマウントリングを採用。これにより振動を抑え、ユニットの持つ能力を最大限に引き出している。
デザインはFC3000を踏襲し、落ち着きのあるイメージを演出。サイドウッドにはアルダの無垢材を用い、光沢仕上げを施している。なお鎌田氏によれば、今後FC7000やFC5000などについても、第2世代機にモデルチェンジを進める計画とのこと。今後の展開が楽しみだ。
同社ブースではこのほか、オーディオラックの新製品「LSRシリーズ」を展示。11月に発売を開始する予定だ。一見、MDF材を棚板にし、それをポールで支えているように見えるが、実はこの棚板は、MDF材をベースにしながら、同社独自の鋳鉄粉サンドイッチ構造にアルミ粉末配合の特殊整振塗装を施した5層構造となっている。さらに、棚板とポールの接合面には、リング型鋳鉄スペーサーを配置し、外部振動の伝わりを抑制している。
サイズバリエーションは3タイプ用意されている。3段タイプは600W×521H×520Dmmで予価98,000円。4段タイプは600W×721H×520Dmmで予価128,000円。5段タイプは600W×921H×520Dmmで予価158,000円となる。なお、棚板のカラーはメタリックブラウンとホワイトメタリックの2色がラインナップされる。
(Phile-web編集部)
FC3100は、ブックシェルフタイプの2ウェイスピーカーシステム。12月16日発売予定で、予価は249,900円(1本・税込)。
TAOCのスピーカーは、これまでFC7000→FC3000→FC5000の順番に展開されてきたが、同社技術開発部 アドバイザーの鎌田正俊氏によると、FC3100は「TAOCの第2世代スピーカーの第1弾」。これまでのFCシリーズの、整振技術の高さによる高解像度なサウンドを基調としながら、音場やしなやかさを加え、長時間の試聴に耐えうるなめらかな音に仕上げたという。
これまで、ウーファーはスキャンスピーク製、トゥイーターはディナウディオ製を採用してきたが、本機はウーファー/トゥイーターともにスキャンスピーク製のユニットを搭載。トゥイーターはリングラジエータータイプ、ウーファーは18cmのパルプコーンタイプとなる。これにより高域がさらに伸びたとのことで、スペック上の再生周波数帯域は40Hz〜60kHzだが、「これは60kHz付近に少しディップがあるためで、実際には100kHz程度まで出ている」(鎌田氏)。
なお、ネットワークはOFC大型空芯コイルや高精度なフィルムコンデンサー、無誘導抵抗などを採用。配線は無ハンダのカシメ接続とし、基板にはエンクロージャーとの響きの統一を図るため、同材質のMDFを使用し、各パーツはフェルトを介して基板に強固に取り付けたという。
同社ならではの整振技術を踏襲。エンクロージャーは高密度MDFで、フロントバッフルは30mm厚、天板・底板・裏板は21mm厚。両サイドは18mm厚のMDFと17mm厚の天然木無垢材の複合構造を採用する。
さらに、ハイカーボン鋳鉄製のインシュレーターやマウントリングを採用。これにより振動を抑え、ユニットの持つ能力を最大限に引き出している。
デザインはFC3000を踏襲し、落ち着きのあるイメージを演出。サイドウッドにはアルダの無垢材を用い、光沢仕上げを施している。なお鎌田氏によれば、今後FC7000やFC5000などについても、第2世代機にモデルチェンジを進める計画とのこと。今後の展開が楽しみだ。
同社ブースではこのほか、オーディオラックの新製品「LSRシリーズ」を展示。11月に発売を開始する予定だ。一見、MDF材を棚板にし、それをポールで支えているように見えるが、実はこの棚板は、MDF材をベースにしながら、同社独自の鋳鉄粉サンドイッチ構造にアルミ粉末配合の特殊整振塗装を施した5層構造となっている。さらに、棚板とポールの接合面には、リング型鋳鉄スペーサーを配置し、外部振動の伝わりを抑制している。
サイズバリエーションは3タイプ用意されている。3段タイプは600W×521H×520Dmmで予価98,000円。4段タイプは600W×721H×520Dmmで予価128,000円。5段タイプは600W×921H×520Dmmで予価158,000円となる。なお、棚板のカラーはメタリックブラウンとホワイトメタリックの2色がラインナップされる。
(Phile-web編集部)