<TIAS2008:ナスペック>シンセシスのトールボーイSPや新ブランドのハイエンドDACが登場

公開日 2008/10/04 14:25
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ガラス棟6F G607(株)ナスペックのブースでは、同社が取り扱うSYSTHESISやthe J-1 Projectなどのブランド製品が出展されている。

なかでも今回注目なのは、伊シンセシス社のトールボーイスピーカー「Debut」。こちらは10月1日より発売を開始しており、価格は462,000円(ペア・税込)。同社のブックシェルフスピーカー「CLUB」(関連ニュース)と同じく、本体前面はレザー風のシボ加工が施され、サイドパネルは赤く塗装されたウッドが用いられたデザイン性の高い製品となっている。

シンセシス社のトールボーイスピーカー「Debut」(写真右)

ユニットにはノルウェーのSEAS社のアルミコーンを使用している

サイドはレザー風のシボ加工。デザイン性の高い製品だ

こちらは2ウェイバスレフスピーカー。トゥイーターには25mmシルクドーム、ミッドウーファーとウーファーには、SEAS社製の110mmアルミニウムコーンを採用。感度は87dB、インピーダンスは8Ω。周波数特性は40Hz〜20kHzとなる。なお、端子部はシングル接続で、バイワイヤ接続はできない。

10月1日より発売されている、アナログプレーヤーメーカー「Pro-ject」の新アナログプレーヤー2機種にも注目だ。公の場でお披露目されるのは今回が初めて。

Pro-Ject「2-Xperience」

Pro-jectの新アナログプレーヤー「RPM10」

こちらは「RPM 9.1」。比べてみると「RPM10」のターンテーブル部が厚くなったことが分かるだろう

「2-Xperience」は199,500円(税込)というリーズナブルプライスを実現。メインシャーシはデザイン性と音響性能に優れたアクリルを使用。トーンアームはカーボンファイバー製で、スタティック・バランス型のテーパー形状をとっている。またモーター部分はゴムによるフローティング構造。随所で振動への配慮がなされている。

「RPM10」は、「RPM 9.1」をブラッシュアップしたモデル。価格は409,500円(税込)となる。厚さを増強した重厚なアクリル製ターンテーブルには新たに磁石が埋め込まれ、シャーシの磁石と反発し、スムーズな回転を実現する。また、モーター部は2段式となっており、効果的に不要振動を抑えることができるという。なおこちらもトーンアームはカーボンファイバー製で、スタティック・バランス型のテーパー形状をとっている。

今年9月下旬よりナスペックが取扱を開始した、米「Berkely Audio Design」(バークレー・オーディオ・デザイン)社の製品もお目見えした。

バークレー・オーディオ・デザイン社の「Alpha DAC」

バークレー・オーディオ・デザイン社は、高音質CD「HDCD」フォーマットを生み出したPacificMicrosonics社出身のエンジニアが作ったオーディオメーカー。取扱第1弾となるのは、DAコンバーター「Alpha DAC」。今年年末頃の発売となり、価格は100万円前後を予定しているとのことだ。

「Alpha DAC」は、HDCDフォーマットのCDを作る時のエンコード作業をする製品に搭載されたDAコンバーター部を進化させたもの。高S/Nと優れたダイナミックレンジを実現するという。要注目だ。

そのほかナスペックが取り扱うAudio Analog社の製品も展示

こちらはnorth star designの新SACDプレーヤー「Sapphire SACD」。10月末頃より発売開始予定


こちらはWireWorldのEclipseシリーズ

the J-1 Projectの電源タップ

(Phile-web編集部)

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