「RAKKシリーズ」もお目見え

【TIAS】リン、「AKURATE DS/K」を早速デモ − AKURATEシリーズ他機種の概要も明らかに

公開日 2010/11/05 17:29 ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
本日から開催された「2010 東京インターナショナルオーディオショウ」のリンジャパンブースには、昨日発表された「AKURATE DS/K」を筆頭とした“AKURATEシリーズ”リニューアルモデルが早速登場している。

「AKURATE DS/K」は、日本以外ではラインナップされないスペシャルモデル。KLIMAX DSと同じ出力トランス(「PURiFi」)を採用しているほか、DACもKLIMAX DSと同様のウォルフソン社製「8741」をディファレンシャル動作で使用。DAC内のデジタルフィルターは使用せず、オリジナルデジタルフィルターを使用している点もKLIMAX DSと同様となる。

AKURATE DS/K

AKURATE DS/Kの背面部(最終仕上げではない)。奥行き方向に深めにスペースを取ることで、ケーブルをすっきりと接続できるようになった


AKURATE DS/Kの底面部。スイッチは底面に設けている

ディスプレイには青字で曲名などを表示する
再生可能フォーマットは他のDSシリーズと同様、FLAC/WAV/ALAC/AIFF/AAC/WMA/VORBISで、192kHz/24bitまでに対応。イーサネット端子のほかXLR/RCA出力(固定/可変出力)、75Ω BNC出力端子を備える。BNC出力は設定ソフト「Konfig」を使ってOFF設定が可能で、これにより通常の本体内DAC使用時のパフォーマンス低下を防止するという。

昨日は、AKURATE DS/K以外の新AKURATEシリーズの詳細は明らかにされなかったが、後ほど正式発表があるという。説明員の話によれば、プリアンプ「AKURATE KONTROL/K」の特徴は、マルチch対応ではなく2chプリに変更した点。日本向けには、KLIMAX KONTROL SEに近いものを盛り込み、高級化したモデルを発売するという。

AKURATE KONTROL/K

AKURATE 2200/1

また「AKURATE 2200/1」などパワーアンプシリーズは、中身はリニューアル前と同様だが、より強固な筐体を採用するという。さらにスピーカー「AKURATE 242 SE/1」はスタンド部の構造を変更。これまで前後セパレート式だったものを一体型にすることで、より強固で振動に強くするという。

AKURATE 242 SE/1

ちなみにこちらはリニューアル前のモデルAKURATE 242。外観は殆ど変わらない

そのほか、便利な機能「Kinsky Jukebox」についても改めてアピール。これは、あらかじめサーバー上の好きなアルバムの音楽データに番号を付けておけば、DS本体のリモコンでその番号を押すだけでアルバムの再生が行えるというもの。KINSKY Desktopで楽曲情報をまとめて表示して、そのページをプリントアウトし1冊の本のようにまとめておけば、この曲は1番、この曲は2番…というように、レコードを探す感覚で音楽を再生することができる。同社説明員は「PCを立ち上げずに、誰でも気軽かつ簡単にネットワークオーディオを楽しめる。また曲番号データを点字でプリントしておけば、目の不自由な方でも簡単に再生できる」と同機能の活用範囲の広さをアピールしていた。

さらに、こちらも昨日発表されたオーディオラック「RAKK」シリーズについても、ブース内のさまざまな場所で使用。そのすっきりしたデザインとリン製品とのマッチングを訴求していた。「RAKK」シリーズは4段の「RAKK4」と2段の「RAKK2」が用意されており、完全受注生産品となる。使用する木材はユーザーが好みのものを自由に指定でき、価格も注文内容によって変動する。

RAKK4

RAKK2

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE