電源部を強化したフォノアンプ「EA-3 II」なども
フェーズテック、真空管「UV-845」を採用した3極管パワーアンプ「MA-1」など3製品を発売
協同電子エンジニアリング(株)は、同社が展開するフェーズテックブランドのモノラルパワーアンプ、フォノイコライジングアンプ、パッシブアッテネーターの各新製品を12月中旬に発売する。
■「MA-1」¥2,625,000(税込/1台)
MA-1は、フェーズテックの世界共通ブランド、フェーズメーションの製品で、前段「6SN7」、パワー段「300B」、出力段「UV-845」の3極管による無帰還アンプ回路構成を採用したモノラルパワーアンプ。
出力段のCETRON UV-845は、専用固定バイアス電源により、最適動作点の設定と安定動作を確保したシングル・純A級動作の構成を取る。ドライバー段には、Western Electric社の「WE300B」を使用し、トランス結合で駆動する。
ドライバー段とパワー段は、それぞれ独立した専用電源トランスから電源を供給する構造となっている。これにより、入力信号増幅回路とスピーカー駆動回路との相互干渉を排除。微少レベルの信号からハイパワー信号まで、クリアーな増幅を図る。
高圧電源には、原理的にスイッチングノイズが発生しないとされる整流管(5R4×2)とチョークトランスによる整流回路を採用。ヒーターは、全ての真空管に対し低損失リニアレギュレータIC使用の完全DC電源による直流点火で、徹底したローノイズ設計としている。
また、本機はRCA入力に加え、XLR入力も装備。大型バーマロイコアを使用した同社開発のトランス結合により、バランス入力をアンバランス入力に変換する。
外観デザインは、UV-845のトリウムタングステン・フィラメントと、タイマー動作中のUV-845用/300B用の各青色LEDスタンバイ・インジケータ表示が見える仕様となっている。
■「EA-3 II」¥204,750(税込)
EA-3 IIは、従来機「EA-3」をブラッシュアップさせたフォノイコライジングアンプ。半導体に適した電流増幅動作による「全段対称無帰還回路」や、電源回路からアンプ回路へ左右対称のデュアルモノラルコンストラクション構成など、従来機の構造を踏襲しながら電源部を強化した。本機の電源回路には、新たに合計80,000uFの電解コンデンサーを追加し、徹底した低インピーダンス化を図っている。シャント型電源の採用とあわせ、安定した電源供給を狙う。
大型コアを用いたR型電源トランス部分は、磁気振動とリケージフラックスの発生の低減に加え、シャーシへ振動を伝播しない構造を取る。シャーシベースは、1.6mm厚の鋼板に銅メッキ処理と塗装仕上げを行い、剛性の確保と磁気歪みを低減。加えてアルミ製のフロントパネル及びトップカバーの採用など、EA-3と同様の無振動・無共振・無干渉構造を徹底している。
また、カットオフ周波数20Hz、40Hzのアクティブ型サブソニックフィルター回路を搭載し、盤質に左右されない安定した再生を目指している。
■「CM-3」¥294,000(税込)
CM-3は、アクティブ回路を内蔵しない上位機「コントロールマイスター CM-1(関連ニュース)」の技術を投入しながら価格を抑えることに成功した、ハイブリッド パッシブ アッテネーターのファミリーモデル。
従来機と同様、特許を取得した「ハイブリッドゲインコントロール」を音量調整回路に搭載。一切のアクティブ素子を用いることなく、高入力インピーダンス、低出力インピーダンスで必要十分な音量分解能を実現し、高音域の劣化を低減させている。
プリント基板には金メッキ処理を施すことで銅箔の酸化を防止し、長期間安定したインピーダンス信号伝送路を確保したうえ、必要機能に絞り込んで余分な接点を通過しないことで、信号の純度を守る。
シャーシベースは2mm厚の鋼板に銅メッキ処理と塗装仕上げを行い、剛性の確保と磁気歪みの低減を図っている。加えて、アルミ製のフロントパネル及びトップカバーの採用など、徹底した無振動・無共振構造を採用した点も、CM-1と同一の仕様を取る。
【問い合わせ先】
協同電子エンジニアリング
TEL/045-934-5234
■「MA-1」¥2,625,000(税込/1台)
MA-1は、フェーズテックの世界共通ブランド、フェーズメーションの製品で、前段「6SN7」、パワー段「300B」、出力段「UV-845」の3極管による無帰還アンプ回路構成を採用したモノラルパワーアンプ。
出力段のCETRON UV-845は、専用固定バイアス電源により、最適動作点の設定と安定動作を確保したシングル・純A級動作の構成を取る。ドライバー段には、Western Electric社の「WE300B」を使用し、トランス結合で駆動する。
ドライバー段とパワー段は、それぞれ独立した専用電源トランスから電源を供給する構造となっている。これにより、入力信号増幅回路とスピーカー駆動回路との相互干渉を排除。微少レベルの信号からハイパワー信号まで、クリアーな増幅を図る。
高圧電源には、原理的にスイッチングノイズが発生しないとされる整流管(5R4×2)とチョークトランスによる整流回路を採用。ヒーターは、全ての真空管に対し低損失リニアレギュレータIC使用の完全DC電源による直流点火で、徹底したローノイズ設計としている。
また、本機はRCA入力に加え、XLR入力も装備。大型バーマロイコアを使用した同社開発のトランス結合により、バランス入力をアンバランス入力に変換する。
外観デザインは、UV-845のトリウムタングステン・フィラメントと、タイマー動作中のUV-845用/300B用の各青色LEDスタンバイ・インジケータ表示が見える仕様となっている。
■「EA-3 II」¥204,750(税込)
EA-3 IIは、従来機「EA-3」をブラッシュアップさせたフォノイコライジングアンプ。半導体に適した電流増幅動作による「全段対称無帰還回路」や、電源回路からアンプ回路へ左右対称のデュアルモノラルコンストラクション構成など、従来機の構造を踏襲しながら電源部を強化した。本機の電源回路には、新たに合計80,000uFの電解コンデンサーを追加し、徹底した低インピーダンス化を図っている。シャント型電源の採用とあわせ、安定した電源供給を狙う。
大型コアを用いたR型電源トランス部分は、磁気振動とリケージフラックスの発生の低減に加え、シャーシへ振動を伝播しない構造を取る。シャーシベースは、1.6mm厚の鋼板に銅メッキ処理と塗装仕上げを行い、剛性の確保と磁気歪みを低減。加えてアルミ製のフロントパネル及びトップカバーの採用など、EA-3と同様の無振動・無共振・無干渉構造を徹底している。
また、カットオフ周波数20Hz、40Hzのアクティブ型サブソニックフィルター回路を搭載し、盤質に左右されない安定した再生を目指している。
■「CM-3」¥294,000(税込)
CM-3は、アクティブ回路を内蔵しない上位機「コントロールマイスター CM-1(関連ニュース)」の技術を投入しながら価格を抑えることに成功した、ハイブリッド パッシブ アッテネーターのファミリーモデル。
従来機と同様、特許を取得した「ハイブリッドゲインコントロール」を音量調整回路に搭載。一切のアクティブ素子を用いることなく、高入力インピーダンス、低出力インピーダンスで必要十分な音量分解能を実現し、高音域の劣化を低減させている。
プリント基板には金メッキ処理を施すことで銅箔の酸化を防止し、長期間安定したインピーダンス信号伝送路を確保したうえ、必要機能に絞り込んで余分な接点を通過しないことで、信号の純度を守る。
シャーシベースは2mm厚の鋼板に銅メッキ処理と塗装仕上げを行い、剛性の確保と磁気歪みの低減を図っている。加えて、アルミ製のフロントパネル及びトップカバーの採用など、徹底した無振動・無共振構造を採用した点も、CM-1と同一の仕様を取る。
【問い合わせ先】
協同電子エンジニアリング
TEL/045-934-5234
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