音茶楽の外耳道チューニングチューブ搭載「Flat4-粋」も登場

【ヘッドホン祭】オーディオテクニカ、幅広いラインナップを取り揃え/FOCAL初のヘッドホン「Spirit One」

公開日 2012/05/12 19:51 ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
フジヤエービック主催のヘッドホンイベント「春のヘッドフォン祭 2012」が本日開催された。本稿ではオーディオテクニカ、ロッキーインターナショナル、音茶楽のブースのもようをお伝えする。


■オーディオテクニカ

オーディオテクニカブースには、イヤホンからハイエンドヘッドホンまで幅広いジャンルの同社製品がずらりと出展されており、試聴を行うことができた。

イヤホンでは、3Wayトリプル・バランスドアーマチュア型の「ATH-CK100PRO」や、チタン鍛造ボディと、ハウジングトップにアルミケースを配置したハイブリッドハウジングを採用した「ATH-CKM1000」が注目を集めていた。

「ATH-CK100PRO」は低音・中音・高音、各音域専用のドライバーを搭載し、新設計のネットワークにより、バランスの取れた駆動を行うのが特徴。ハウジングはチタン製で、ケーブルは着脱可能。税込63,000円と高価なイヤホンだが、昨年11月の発売以来絶大な人気を誇っているモデルだ。


ATH-CK100PRO
「ATH-CKM1000」は、チタンとアルミをハイブリッドで使用した独自形状ハウジングのモデル。ドライバーは専用設計のφ14mmドライバーで、磁気回路には歪みの少ないパーメンジュールを採用している。こちらも非常に人気が高いモデルだという。


ATH-CKM1000
オーバーヘッドモデルでは、黒檀ハウジングの“Wシリーズ”「ATH-W5000」や、昨年9年ぶりのリニューアルを果たした“アートモニター”シリーズの「ATH-A900X」、オープンエアー型のロングセラー「ATH-AD2000」などが用意されていた。

「ATH-W5000」や「ATH-A900X」などオーバーヘッド型の人気モデルも揃え、試聴できるようになっていた

■ロッキーインターナショナル

ロッキーインターナショナルは、同社が取り扱う仏・FOCAL社初のヘッドホン「Spirit One」を出展していた。FOCALと言えばピュアオーディオスピーカーで有名なブランド。スピーカーと同じ傾向だという再生音はもちろんのこと、デザイン性や装着性にもこだわったモデルとなっている。

FOCAL初のヘッドホン「Spirit One」

ヘッドバンド部には型番が品良く記されている

40mmのマイラーチタン製ダイヤフラム採用ドライバーを搭載し、再生周波数帯域は6Hz~22kHz、インピーダンスは32Ω。人間音響工学に基づき、人の耳は前方からと後方からの音の知覚が異なるという観点から、5つのハウジング構造を独自開発。耳全体を包み込むサーカム・オーラル・カップリング機構も採用している。また、頑丈で質感の高いアルミニウムフレームを採用しつつ、本体は225gと比較的軽量だ。

イヤーカップ内には鮮やかな赤を配色

持ち運びに便利なケースや航空機用アダプターなども付属する

1.2mのケーブルは着脱可能で、通話などの操作が行えるリモコン付きだ。


■音茶楽

音茶楽は、4月末に発表されたばかりのカナル型イヤホン「Flat4-粋」(関連ニュース)を出展している。

音茶楽「Flat4-粋」

位相補正チューブや「“粋”ツイン・イコライズド・エレメント方式」など、独自の技術が多数詰め込まれている

“耳に優しい音”を目指しているという同社。「Flat4-粋」は10mm径のダイナミック型ドライバーを片chあたり2基搭載し、水平に対向配置。この配置により、振動系の反作用による機械振動をキャンセルでき、密閉型を超える深低音を実現したという。さらに、ツインエレメント並列駆動により低音~中音域の音圧感度を向上させたほか、2.8mmの位相補正チューブを用いた外耳道チューニング技術によっても中音域の改善を図っている。2.8mmという数字は、測定を繰り返した結果、平均的な人の外耳道が2.8mmだということに由来する。

塗装や印刷を一切施していないのも特徴のひとつ。いつまでも綺麗な外観を楽しめるという

会場では、6月2日の発売に先駆けて、特別価格での「Flat4-粋」販売も実施されていたが、即完売する人気ぶりだったとのことだ。

「Flat4-粋」は音茶楽の店舗(小田急線 経堂駅北口)で試聴可能。こちらの店舗ではイヤホンのほか、同社が取り扱う厳選された中国茶や紅茶などを試飲し購入することもできる。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー196号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.196
オーディオアクセサリー大全2025~2026
特別増刊
オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX

本ページからアフィリエイトプログラムによる収益を得ることがあります

NEWS
AV&ホームシアター
オーディオ
モバイル/PC
デジカメ
ホビー&カルチャー
過去のニュース
RANKING
イヤホン・ヘッドホン
AV機器売れ筋
さらに見る
AWARD
VGP
DGPイメージングアワード
DGPモバイルアワード
オーディオ銘機賞
オーディオアクセサリー銘機賞
アナロググランプリ
REVIEW
レビュー
コラム
注目製品クローズアップ
優秀録音ハイレゾ音源レビュー
さらに見る
連載
折原一也の“いまシュン!”ビジュアルプロダクト
高橋 敦のオーディオ絶対領域
山本 敦のAV進化論
角田郁雄のオーディオSUPREME
今週の発売新製品
アニソンオーディオポータル
さらに見る
INTERVIEW
インタビュー記事一覧
さらに見る
BRAND
注目ブランド情報
MAGAZINE
オーディオアクセサリー
analog
ホームシアターファイル
プレミアムヘッドホンガイド
プレミアムヘッドホンガイドマガジン
雑誌定期購読
雑誌読み放題サービス
メルマガ登録
SHOPPING
PHILE WEB.SHOP
通販モール