<ハイエンドショウ>Zonotone新切売ケーブル登場/クリプトン“MAYAモデル”早速披露/ARCAMのUSB-DAC“rシリーズ”
本日から18日まで、有楽町の交通会館で開催される「ハイエンドショウトウキョウ2012スプリング」。本稿ではDTルームに出展している前園サウンドラボやクリプトンなどのブースの模様をお伝えしよう。
■前園サウンドラボ
前園サウンドラボは、Zonotoneブランドの新ケーブルを紹介している。
注目は、ユーザーの要望を受けこの度発売となる同社初の切り売りケーブル。ラインナップは電源ケーブル「6N2P-3.0 Meister」と、スピーカーケーブル「AVSP-1200Q Meister」、「6NSP-1100 Meister」。
「6N2P-3.0 Meister」は外径寸法4.5×9.2mmのメガネ型平行2芯ケーブル。切り売りは998円(税込)/1m。導体には0.18mmの高純度6NCuを中心とした4種類の音質を吟味した素材を採用しているという。導体は誘電特性に優れた高純度ポリエチレンで固く絶縁をし、さらに青透明のポリ塩化ビニールで被覆している。
「AVSP-1200Q Meister」は、高純度無酸素銅と錫メッキ純銅を採用した4芯スピーカーケーブル。主にホームシアターのカスタムインストールを念頭に開発したという。マルチ4芯構造を採用したため、スタッカード接続で使用でき、不要な電磁ノイズもキャンセルできる。長い距離の引き回しでも低インピーダンス化が図れる。外部被覆には通管が楽に行えるよう、滑りやすい低摩擦シースが用いられている。こちらは945円(税込)/1m。
電源ケーブル「6N2P-3.0 Meister」は6NCuとOFCの新ハイブリッド2芯電源ケーブル。高純度6NCuとOFCによる2種ハイブリッド導体を使用した電源ケーブル。3.0スケア×2芯の特太仕様とし、ソースの忠実な再現性能を高めた。アルミラップシールドにより、ノイズ対策も徹底している。
切り売りは3,045円(税込)/1mで、30mリールは91,350円(税込)。1.5mの完成品も用意されており、こちらは10,290円(税込)となる。
いずれのモデルも、Zonotoneならではの音質と、手頃な価格を両立しているのが大きな特徴だ。
本日18日16:40からと、20日13:40からは、音元出版ブースにてこれら新製品ケーブルの試聴イベントも開催される(関連ニュース)。開発者でもある(株)前園サウンドラボの前園俊彦社長による解説付きなので、イベントもぜひチェックを。
■クリプトン
クリプトンは、高音質音楽配信時代にマッチするオーディオアクセサリー“HRシリーズ”を中心にデモと展示を行っている。
また、昨日発表されたばかりの「KS-1HQM」“MAYAモデル”(関連ニュース)も出展され、その音を体験することができる。「KS-1HQM」シリーズはweb限定販売の製品で、実物に触れられるチャンスは中々ないうえ、今回は発表されたばかりの限定モデルの登場という大変貴重な機会となっている。鮮やかなカナリヤイエローのボディと、MAYAさんも納得の音を体験してみてはいかがだろうか。
■スフォルツァート
スフォルツァートは、新規開発したデジタルストリームプレーヤーのプロトタイプを出展している。
型番は「DSP-01」。ネットワークオーディオトランスポート「DST-01」をベースに、ネットワーク経由でのDSDネイティブ再生機能を搭載したモデルとなる。ESSを4基搭載した点や、高精度クロックを採用した点、ディスクリート構成を採用した点などが特徴。また、10MHzのワードクロック入力にも対応する。端子はLANとワードクロック入力、アナログ出力のみというシンプルな構成。
価格は未定で、今秋の発売を予定しているとのことだ。
また、DST-01を使って、Macで視聴している動画の音声をワイヤレス再生するデモが行われている。この機能は近々ソフトウェアアップデートで追加される予定だという。
■アルファメガ
アルファメガは、同社が取り扱う英ARCAMブランドの“rシリーズ”をフィーチャーしている。
“rシリーズ”は、デジタルオーディオ対応システムを揃えたシリーズだ。上位モデルのUSB-DAC「rDAC」(今年1月発売、税込61,950円)は、同社のCDプレーヤーにも採用されているWolfson製DAC「8741」を採用したのが特徴のUSB-DAC。アシンクロナスモードに対応しているほか。最大192kHz/24bitの信号(同軸デジタル接続時。USBや光デジタル接続時は96kHz/24bitまで)に対応している。
筐体はアルミダイキャストで、質感高い仕上がり。サイズも160W×40H×111Dmmとコンパクト。接続端子は同軸デジタル、光デジタル、USBを搭載する。
USB標準ドライバーに対応しているため、Windows/Macともに別途ドライバーをインストールする必要が無いのもポイントのひとつだ。
もうひとつはヘッドホンアンプ内蔵USB-DAC「rPAC」(今年4月中旬発売、税込33,600円)。こちらもボディはアルミダイキャストで、ブラックカラーを採用。ボディのサイズはrDACよりも更に小さく、62W×25H×100Dmmとなっている。
内部DACはTI製の「PCM5102」で、最大96kHz/24bitまでの対応。端子はアナログ出力1系統、ヘッドホン出力1系統、USB端子というシンプルな仕様。ヘッドホン出力は138mWで、ヘッドホン出力のS/N比は98dB。こちらもUSB標準ドライバーに対応している。
■オプティマソリトン
オプティマソリトンは、BLOSSOMブランドのフラグシップヘッドホンアンプ「BLO-3090」のデモを行っている。
「BLO-3090」は、今年3月から発売されたモデルで、価格は199,500円(税込)。ヘッドホン端子は、6.3mmのシングルエンド駆動用ヘッドホンアウトとバランス駆動型ヘッドホンの両方に対応可能なコンボ仕様出力と、4pin XLR端子によるバランス駆動専用出力を設けている。4pin XLR端子を設けることで、バランス駆動型ヘッドホンの音質を保持しつつ、シンプルな接続性を実現したという。ブースではbeyerdynamic T1 Balancedを使ったデモを実施している。
また接続機器ごとに異なる出力レベルの差に対応するため、入力段の感度調整機能を備えているのも特徴だ。
制振対策やシールド対策にもこだわっている。シャーシはBLOSSOM独自のカシメ機構で、fo.Qの特注ハイブリッド・セラミックスインシュレーターを採用。筐体内部にはティグロン製の“Lionesses”マグネシウムシールドを施したほか、内部配線材にはOPTIMA製高純度無酸素銅単線を採用している。
「BLO-3090」の発売を記念して、7月31日までの限定で「トレードアップキャンペーン」も実施中だ。歴代のBLOSSOMヘッドホンアンプを持っていて、「BLO-3090」への買い替えを検討しているユーザーを対象に、お得な価格で特別販売するもの。「BLO-0299」を持っているユーザーは99,600円(税込)で、「BLO-0299+BLO-0160」の場合は94,600円(税込)で、「BLO-0169」の場合は139,600円(税込)、「BLO-0169+BLO-0160」の場合は134,600円(税込)で購入することができる。
■アンダンテラルゴ
アンダンテラルゴは、スパイクベース“Solid Mount”シリーズの新モデル「SD-3」を参考出展している。発売時期や価格は未定だが「6月ごろ、4個セットで1万円前後で発売することになるのでは」とのことだ。
これまでの“Solid Mount”シリーズは2パーツ構成だったが、「SD-3」は1パーツ構成に変更。口径も35mmと小さめにすることで、手頃な価格を実現したという。
また、2月1日から取り扱いを開始したイギリスのオーディオケーブルメーカーThe Chord Companyの製品も紹介している。
コード・カンパニーは1984年英国ソールズベリに設立。測定や技術を尊重する一方で、どんなに測定数値が優れていても、実際に音楽を聴いて自分たちや音楽仲間がその音に感動しなければ何の意味もないという考えのもと、ケーブル開発を行っているという。また、すべて英国の自社工場で製作されているのも大きな特徴としている。
また同社ケーブルは、音楽信号線とシールド線を完全分離している点も特徴。空間内に存在する電波をシールド線部分でガードするため、音楽信号線への悪影響を排することができるという。
■前園サウンドラボ
前園サウンドラボは、Zonotoneブランドの新ケーブルを紹介している。
注目は、ユーザーの要望を受けこの度発売となる同社初の切り売りケーブル。ラインナップは電源ケーブル「6N2P-3.0 Meister」と、スピーカーケーブル「AVSP-1200Q Meister」、「6NSP-1100 Meister」。
「6N2P-3.0 Meister」は外径寸法4.5×9.2mmのメガネ型平行2芯ケーブル。切り売りは998円(税込)/1m。導体には0.18mmの高純度6NCuを中心とした4種類の音質を吟味した素材を採用しているという。導体は誘電特性に優れた高純度ポリエチレンで固く絶縁をし、さらに青透明のポリ塩化ビニールで被覆している。
「AVSP-1200Q Meister」は、高純度無酸素銅と錫メッキ純銅を採用した4芯スピーカーケーブル。主にホームシアターのカスタムインストールを念頭に開発したという。マルチ4芯構造を採用したため、スタッカード接続で使用でき、不要な電磁ノイズもキャンセルできる。長い距離の引き回しでも低インピーダンス化が図れる。外部被覆には通管が楽に行えるよう、滑りやすい低摩擦シースが用いられている。こちらは945円(税込)/1m。
電源ケーブル「6N2P-3.0 Meister」は6NCuとOFCの新ハイブリッド2芯電源ケーブル。高純度6NCuとOFCによる2種ハイブリッド導体を使用した電源ケーブル。3.0スケア×2芯の特太仕様とし、ソースの忠実な再現性能を高めた。アルミラップシールドにより、ノイズ対策も徹底している。
切り売りは3,045円(税込)/1mで、30mリールは91,350円(税込)。1.5mの完成品も用意されており、こちらは10,290円(税込)となる。
いずれのモデルも、Zonotoneならではの音質と、手頃な価格を両立しているのが大きな特徴だ。
本日18日16:40からと、20日13:40からは、音元出版ブースにてこれら新製品ケーブルの試聴イベントも開催される(関連ニュース)。開発者でもある(株)前園サウンドラボの前園俊彦社長による解説付きなので、イベントもぜひチェックを。
■クリプトン
クリプトンは、高音質音楽配信時代にマッチするオーディオアクセサリー“HRシリーズ”を中心にデモと展示を行っている。
また、昨日発表されたばかりの「KS-1HQM」“MAYAモデル”(関連ニュース)も出展され、その音を体験することができる。「KS-1HQM」シリーズはweb限定販売の製品で、実物に触れられるチャンスは中々ないうえ、今回は発表されたばかりの限定モデルの登場という大変貴重な機会となっている。鮮やかなカナリヤイエローのボディと、MAYAさんも納得の音を体験してみてはいかがだろうか。
■スフォルツァート
スフォルツァートは、新規開発したデジタルストリームプレーヤーのプロトタイプを出展している。
型番は「DSP-01」。ネットワークオーディオトランスポート「DST-01」をベースに、ネットワーク経由でのDSDネイティブ再生機能を搭載したモデルとなる。ESSを4基搭載した点や、高精度クロックを採用した点、ディスクリート構成を採用した点などが特徴。また、10MHzのワードクロック入力にも対応する。端子はLANとワードクロック入力、アナログ出力のみというシンプルな構成。
価格は未定で、今秋の発売を予定しているとのことだ。
また、DST-01を使って、Macで視聴している動画の音声をワイヤレス再生するデモが行われている。この機能は近々ソフトウェアアップデートで追加される予定だという。
■アルファメガ
アルファメガは、同社が取り扱う英ARCAMブランドの“rシリーズ”をフィーチャーしている。
“rシリーズ”は、デジタルオーディオ対応システムを揃えたシリーズだ。上位モデルのUSB-DAC「rDAC」(今年1月発売、税込61,950円)は、同社のCDプレーヤーにも採用されているWolfson製DAC「8741」を採用したのが特徴のUSB-DAC。アシンクロナスモードに対応しているほか。最大192kHz/24bitの信号(同軸デジタル接続時。USBや光デジタル接続時は96kHz/24bitまで)に対応している。
筐体はアルミダイキャストで、質感高い仕上がり。サイズも160W×40H×111Dmmとコンパクト。接続端子は同軸デジタル、光デジタル、USBを搭載する。
USB標準ドライバーに対応しているため、Windows/Macともに別途ドライバーをインストールする必要が無いのもポイントのひとつだ。
もうひとつはヘッドホンアンプ内蔵USB-DAC「rPAC」(今年4月中旬発売、税込33,600円)。こちらもボディはアルミダイキャストで、ブラックカラーを採用。ボディのサイズはrDACよりも更に小さく、62W×25H×100Dmmとなっている。
内部DACはTI製の「PCM5102」で、最大96kHz/24bitまでの対応。端子はアナログ出力1系統、ヘッドホン出力1系統、USB端子というシンプルな仕様。ヘッドホン出力は138mWで、ヘッドホン出力のS/N比は98dB。こちらもUSB標準ドライバーに対応している。
■オプティマソリトン
オプティマソリトンは、BLOSSOMブランドのフラグシップヘッドホンアンプ「BLO-3090」のデモを行っている。
「BLO-3090」は、今年3月から発売されたモデルで、価格は199,500円(税込)。ヘッドホン端子は、6.3mmのシングルエンド駆動用ヘッドホンアウトとバランス駆動型ヘッドホンの両方に対応可能なコンボ仕様出力と、4pin XLR端子によるバランス駆動専用出力を設けている。4pin XLR端子を設けることで、バランス駆動型ヘッドホンの音質を保持しつつ、シンプルな接続性を実現したという。ブースではbeyerdynamic T1 Balancedを使ったデモを実施している。
また接続機器ごとに異なる出力レベルの差に対応するため、入力段の感度調整機能を備えているのも特徴だ。
制振対策やシールド対策にもこだわっている。シャーシはBLOSSOM独自のカシメ機構で、fo.Qの特注ハイブリッド・セラミックスインシュレーターを採用。筐体内部にはティグロン製の“Lionesses”マグネシウムシールドを施したほか、内部配線材にはOPTIMA製高純度無酸素銅単線を採用している。
「BLO-3090」の発売を記念して、7月31日までの限定で「トレードアップキャンペーン」も実施中だ。歴代のBLOSSOMヘッドホンアンプを持っていて、「BLO-3090」への買い替えを検討しているユーザーを対象に、お得な価格で特別販売するもの。「BLO-0299」を持っているユーザーは99,600円(税込)で、「BLO-0299+BLO-0160」の場合は94,600円(税込)で、「BLO-0169」の場合は139,600円(税込)、「BLO-0169+BLO-0160」の場合は134,600円(税込)で購入することができる。
■アンダンテラルゴ
アンダンテラルゴは、スパイクベース“Solid Mount”シリーズの新モデル「SD-3」を参考出展している。発売時期や価格は未定だが「6月ごろ、4個セットで1万円前後で発売することになるのでは」とのことだ。
これまでの“Solid Mount”シリーズは2パーツ構成だったが、「SD-3」は1パーツ構成に変更。口径も35mmと小さめにすることで、手頃な価格を実現したという。
また、2月1日から取り扱いを開始したイギリスのオーディオケーブルメーカーThe Chord Companyの製品も紹介している。
コード・カンパニーは1984年英国ソールズベリに設立。測定や技術を尊重する一方で、どんなに測定数値が優れていても、実際に音楽を聴いて自分たちや音楽仲間がその音に感動しなければ何の意味もないという考えのもと、ケーブル開発を行っているという。また、すべて英国の自社工場で製作されているのも大きな特徴としている。
また同社ケーブルは、音楽信号線とシールド線を完全分離している点も特徴。空間内に存在する電波をシールド線部分でガードするため、音楽信号線への悪影響を排することができるという。
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