全国の有力販売店と密接に連携
ヤマハ、高級オーディオ販売で「プレミアムショップ」戦略
(株)ヤマハミュージックジャパンは、この秋から「CD-S3000」「A-S3000」などによって高級オーディオ機器市場に再び力を入れることを契機に、全国の有力オーディオショップとの連携を強化。「プレミアムショップ」戦略として展開する。
具体的には、全国のオーディオ専門店20〜30店舗を「ヤマハオーディオ・プレミアムショップ」として認定し、様々な優遇を行うことで、ECショップなどとの差別化を行う。これによりオーディオ専門店のビジネスの後押しとヤマハオーディオのブランディングを図っていく。
22日、全国のプレミアムショップを銀座のヤマハビルに集め、今回の施策の説明会が行われた。同社社長の土井好広氏は、「国内市場はどの業界も成熟市場で過当競争になっている。この中で生き残りを図っていく。そのために商品のマーケティングも強化していくが、そこで重要になるのは『フェース・トゥー・フェース』のコミュニケーション。スマホやタブレット、ネットが普及すればするほど、人間は実際に顔を合わせたコミュニケーションを志向すると考えている」とし、リアル販売店の意義は今後高まると強調した。
さらに土井氏は「ヤマハの経営ビジョンに『ベストサプライヤー』というものがある。取引先の繁栄に貢献するというメッセージなのだが、これを全社員に徹底していく。みなさまのベストパートナーになりたい」とオーディオ専門店に強くアピールした。
AV・流通営業本部 本部長 猿谷徹氏は、さらにくわしく今回の施策の意義を説明した。猿谷氏はまず、ヤマハが高級オーディオ機器市場に力を入れる意義について語った。「我々が2年前、スタインウェイにも対抗できるモデルとして発売したグランドピアノ最上位モデル『CFX』は、最初はまったく相手にされなかったが、いまでは肩を並べるまでになった。管楽器でも同じようなことが増えている」。
また猿谷氏は「お求めやすいモデルをたくさん作るのも重要だが、トップエンドを作るつもりがあるか、ということがメーカーとして問われている。普及価格帯でもトップ、トップエンドでもトップを目指すというのが、ヤマハの変わらない姿勢だ」と強調した。
さらに猿谷氏は、「こういった製品は、インターネットでポチッと買うようなものではない。製品の価値をしっかりと伝えられるお店様に販売してもらいたい」と、ヤマハオーディオ・プレミアムショップへの強い期待感を表明した。
なお猿谷氏の単独インタビューはこちらからご覧頂ける。
具体的には、全国のオーディオ専門店20〜30店舗を「ヤマハオーディオ・プレミアムショップ」として認定し、様々な優遇を行うことで、ECショップなどとの差別化を行う。これによりオーディオ専門店のビジネスの後押しとヤマハオーディオのブランディングを図っていく。
22日、全国のプレミアムショップを銀座のヤマハビルに集め、今回の施策の説明会が行われた。同社社長の土井好広氏は、「国内市場はどの業界も成熟市場で過当競争になっている。この中で生き残りを図っていく。そのために商品のマーケティングも強化していくが、そこで重要になるのは『フェース・トゥー・フェース』のコミュニケーション。スマホやタブレット、ネットが普及すればするほど、人間は実際に顔を合わせたコミュニケーションを志向すると考えている」とし、リアル販売店の意義は今後高まると強調した。
さらに土井氏は「ヤマハの経営ビジョンに『ベストサプライヤー』というものがある。取引先の繁栄に貢献するというメッセージなのだが、これを全社員に徹底していく。みなさまのベストパートナーになりたい」とオーディオ専門店に強くアピールした。
AV・流通営業本部 本部長 猿谷徹氏は、さらにくわしく今回の施策の意義を説明した。猿谷氏はまず、ヤマハが高級オーディオ機器市場に力を入れる意義について語った。「我々が2年前、スタインウェイにも対抗できるモデルとして発売したグランドピアノ最上位モデル『CFX』は、最初はまったく相手にされなかったが、いまでは肩を並べるまでになった。管楽器でも同じようなことが増えている」。
また猿谷氏は「お求めやすいモデルをたくさん作るのも重要だが、トップエンドを作るつもりがあるか、ということがメーカーとして問われている。普及価格帯でもトップ、トップエンドでもトップを目指すというのが、ヤマハの変わらない姿勢だ」と強調した。
さらに猿谷氏は、「こういった製品は、インターネットでポチッと買うようなものではない。製品の価値をしっかりと伝えられるお店様に販売してもらいたい」と、ヤマハオーディオ・プレミアムショップへの強い期待感を表明した。
なお猿谷氏の単独インタビューはこちらからご覧頂ける。
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