バラッドはトーレンスの最上位ターンテーブルでデモ
<ハイエンド>ヨシノ、clearaudioの新ターンテーブル/COEUR d'ALENE、回路が見える真空管アンプ
本日10月11日(金)から10月13日(日)まで、オーディオイベント「ハイエンドショウトウキョウ2013」が東京・有楽町の東京交通会館で開催されている。本記事では、ヨシノトレーディング、インテク、バラッドのブース出展内容をレポートする。
■ヨシノトレーディング
ヨシノトレーディングのブースでは、近日発売を予定しているclearaudio(クリアオーディオ)のハイエンドターンテーブルをメインとした試聴デモを実施している。
ターンテーブル「Innovation Compact Black」は、フラグシップ「Innovation」の技術を投入したモデルで価格は945,000円(税込)。軽量・高密度の木製素材「Panzerholz」をアルミで上下から挟み込むサンドウィッチ構造を採用している。マグネットの反力を利用してプラッターをフローティング状態にし、正確でスムーズな回転を行う特許技術「セラミック・マグネット・ベアリング」も採用。POM製プラッターは厚さ70mmで、不要な振動を抑制するためCNC精密表面加工を施し、ベルトドライブ駆動としている。回転の安定性を高める光学式スピードコントロールシステムも採用。
組み合わせているのは、タンジェントトーンアーム「TT 3」(¥472,500・税込)と、MCカートリッジ「Concerto V2」(¥309,750・税込)で、いずれも近日発売を予定している。
また、年内中の発売を予定しているEARブランドのセパレート型SACDプレーヤーも出展。本機はプレーヤー部「Acute 4」とDAC部「Dac 4」で構成されるプレーヤーで、国内では2機種セットの1,554,000円(税込)で販売される予定とのこと。
そのほか同社ブース内では、NOTTINGUM ANALOGUE STUDIOのターンテーブル製品のデモや、EARのプロ用製品が世界中の著名なミュージシャンが活動する現場で使用されている実例も紹介している。そのほかブースの一角には、音楽専門ラジオ「MUSIC BIRD」の紹介スペースも展開され、ファイル・ウェブでもレポートした高音質チューナー(関連ニュース)の内部を見ることもできる。
■インテク
インテクは、COEUR d'ALENE(コアダレン)ブランドの真空管プリアンプ「CSCP-C10」と真空管パワーアンプ「CSCP-275L」を出展し、来年1月の発売に先駆けてデモを実施している。
2機種は、アナログサウンドの再生性能を極めるために1950〜60年代のアメリカ製や旧ソ連製のビンテージ部品を選定して使用し、“ビンテージサウンド”を目指したことが特徴のモデルとなる。いずれも半導体による音質変化をなくすため、整流器以外には半導体部品を一切使用していない。
従来の真空管アンプは、シャーシ上部に真空管とトランスを配置し、下部に回路部品を搭載する構造だが、2機種とも外部から回路部品と配線が見えるデザインを採用した。また、接続端子を本体背面ではなく、天面部の後方に配置している。本体には、ブラスト処理を施したアルミ天板を採用する。
CSCP-C10は、真空管5670/2C51×1/5963×2/5965×2を使用する管球式プリアンプ。入力端子にライン×3/フォノ×1、出力端子にRCAアンバランス×1/XLRバランス×1を装備する。出力レベルは4V RMSで、出力インピーダンスは270Ω、全高調波歪みは0.05%以下。クロストークは-95dB以下となる。フォノ部RIAA偏差は±0.3dB。価格は798,000円(税込)。
CSCP-275Lは、五極管プッシュプル動作のABクラス管球式パワーアンプ。最大出力は75W+75W。使用真空管はKT88×4/6414/5965×4/ECC88/6922×2。入力端子にRCAアンバランスとXLRバランスを備える。出力インピーダンスは8Ωで、周波数特性は20Hz〜70kHz。全高調波歪みは0.1%以下。NFBは6dBとなる。価格は892,500円(税込)。
CSCP-275Lの出力部はUL接続方式で、直線性と出力動特性の向上を図った。初段は入力部から平衡回路で構成されるカソード結合型反転回路を採用し、RLチャネル間クロストークを抑えた。反転部と2段増幅部を直結することで、周波数特性も向上させたとのこと。
■バラッド
バラッドは、トーレンスの最上位ターンテーブル「TD550/SME309」をメインに据えた試聴デモを実施している。
ブース内では、そのほかにも豊富なラインナップが揃うトーレンスのターンテーブル製品を一挙に展示している。また、10月中の発売を予定しているプラッターマット2製品も出展。素材にコルクとゴムを使用したものと、コルクのみのものをラインナップする。
また、トーレンス製スタビライザーの新色となるゴールドモデルも展示している。10月末発売を予定しており、価格は22,050円(税込)。
■ヨシノトレーディング
ヨシノトレーディングのブースでは、近日発売を予定しているclearaudio(クリアオーディオ)のハイエンドターンテーブルをメインとした試聴デモを実施している。
ターンテーブル「Innovation Compact Black」は、フラグシップ「Innovation」の技術を投入したモデルで価格は945,000円(税込)。軽量・高密度の木製素材「Panzerholz」をアルミで上下から挟み込むサンドウィッチ構造を採用している。マグネットの反力を利用してプラッターをフローティング状態にし、正確でスムーズな回転を行う特許技術「セラミック・マグネット・ベアリング」も採用。POM製プラッターは厚さ70mmで、不要な振動を抑制するためCNC精密表面加工を施し、ベルトドライブ駆動としている。回転の安定性を高める光学式スピードコントロールシステムも採用。
組み合わせているのは、タンジェントトーンアーム「TT 3」(¥472,500・税込)と、MCカートリッジ「Concerto V2」(¥309,750・税込)で、いずれも近日発売を予定している。
また、年内中の発売を予定しているEARブランドのセパレート型SACDプレーヤーも出展。本機はプレーヤー部「Acute 4」とDAC部「Dac 4」で構成されるプレーヤーで、国内では2機種セットの1,554,000円(税込)で販売される予定とのこと。
そのほか同社ブース内では、NOTTINGUM ANALOGUE STUDIOのターンテーブル製品のデモや、EARのプロ用製品が世界中の著名なミュージシャンが活動する現場で使用されている実例も紹介している。そのほかブースの一角には、音楽専門ラジオ「MUSIC BIRD」の紹介スペースも展開され、ファイル・ウェブでもレポートした高音質チューナー(関連ニュース)の内部を見ることもできる。
■インテク
インテクは、COEUR d'ALENE(コアダレン)ブランドの真空管プリアンプ「CSCP-C10」と真空管パワーアンプ「CSCP-275L」を出展し、来年1月の発売に先駆けてデモを実施している。
2機種は、アナログサウンドの再生性能を極めるために1950〜60年代のアメリカ製や旧ソ連製のビンテージ部品を選定して使用し、“ビンテージサウンド”を目指したことが特徴のモデルとなる。いずれも半導体による音質変化をなくすため、整流器以外には半導体部品を一切使用していない。
従来の真空管アンプは、シャーシ上部に真空管とトランスを配置し、下部に回路部品を搭載する構造だが、2機種とも外部から回路部品と配線が見えるデザインを採用した。また、接続端子を本体背面ではなく、天面部の後方に配置している。本体には、ブラスト処理を施したアルミ天板を採用する。
CSCP-C10は、真空管5670/2C51×1/5963×2/5965×2を使用する管球式プリアンプ。入力端子にライン×3/フォノ×1、出力端子にRCAアンバランス×1/XLRバランス×1を装備する。出力レベルは4V RMSで、出力インピーダンスは270Ω、全高調波歪みは0.05%以下。クロストークは-95dB以下となる。フォノ部RIAA偏差は±0.3dB。価格は798,000円(税込)。
CSCP-275Lは、五極管プッシュプル動作のABクラス管球式パワーアンプ。最大出力は75W+75W。使用真空管はKT88×4/6414/5965×4/ECC88/6922×2。入力端子にRCAアンバランスとXLRバランスを備える。出力インピーダンスは8Ωで、周波数特性は20Hz〜70kHz。全高調波歪みは0.1%以下。NFBは6dBとなる。価格は892,500円(税込)。
CSCP-275Lの出力部はUL接続方式で、直線性と出力動特性の向上を図った。初段は入力部から平衡回路で構成されるカソード結合型反転回路を採用し、RLチャネル間クロストークを抑えた。反転部と2段増幅部を直結することで、周波数特性も向上させたとのこと。
■バラッド
バラッドは、トーレンスの最上位ターンテーブル「TD550/SME309」をメインに据えた試聴デモを実施している。
ブース内では、そのほかにも豊富なラインナップが揃うトーレンスのターンテーブル製品を一挙に展示している。また、10月中の発売を予定しているプラッターマット2製品も出展。素材にコルクとゴムを使用したものと、コルクのみのものをラインナップする。
また、トーレンス製スタビライザーの新色となるゴールドモデルも展示している。10月末発売を予定しており、価格は22,050円(税込)。