プリ/パワーはさらなる低歪化を実現
Cambridge Audio、最上位ライン「Azur 851」のプリ/パワー/DAC
ナスペックは、Cambridge Audioの最上位となるプリアンプ、パワーアンプ、D/Aコンバーターを6月1日より発売する。詳細は以下の通り。
・「Azur 851E」(プリアンプ) ¥OPEN(予想実売価格200,000円前後)
・「Azur 851W」(パワーアンプ) ¥OPEN(予想実売価格280,000円前後)
・「Azur 851D」(D/A コンバーター) ¥OPEN(予想実売価格160,000円前後)
「Azur 851」シリーズにはこれまでCDプレーヤー「Azur 851C」とプリメインアンプ「Azur 851A Class XD」(関連ニュース)がラインナップされていた。ここに、プリ、パワー、DACが追加されたかたちとなる。
■大幅な低歪化を実現した最上位プリアンプ「Azur 851E」
プリアンプ「Azur 851E」は、入力・出力信号が余計な干渉を受けないよう精密に設計したというモデル。結果、THD(全高調波歪)が0.00045%以下(@1kHz)を実現している。
アナログ入力は、バランス(XLR)端子を3系統、アンバランス(RCA)端子を7系統用意する。アナログ出力は、バランス(XLR)端子を3系統、アンバランス(RCA)端子を7系統、REC OUT(RCA)端子を1系統、ヘッドホン端子(ステレオ標準)用意する。各入力ごとのボリューム固定機能とやサブウーファー出力も備え、AVアンプとの組み合わせも考慮されている。
Terrapin impedance buffering modulesを採用したことも特徴。一般的に、いくつかのコンポーネントを組み合わせてシステムを構築する際、機器のインピーダンスマッチングが懸念される。これに対し、Azur851Eに備えられた独自の「Terrapin imp- edance buffering modules」は、異なるインピーダンスを持った機器との接続による影響を最小限に抑えることができるという。また、同社製コンポーネント専用のコントロール端子「Control Bus」を装備し、電源のオン/オフなどシステムを連携してコントロールすることが可能だ。
1dB毎に調整が可能なボリュームを装備し、入力信号をアナログ信号のまま、高精度の電子ボリュームでコントロールする。アナログボリュームで問題とされるギャングエラーを避け、小音量時でも完全にチャンネルのバランスを保持できるという。
電源部にはオーディオグレードの大容量トロイダルトランスを搭載。ローノイズを実現したヘッドフォン・アンプも内蔵している。
周波数特性は10Hz〜100kHz(±0.1dB)、S/Nは<90dBv、THD+Nは<0.00045%(1kHz)/<0.00057%(20kHz)、消費電力は36W(スタンバイ時0.5W以下)。外形寸法は430W×115H×385Dmm、質量は8.0kgとなる。
■200W/chの出力を誇るパワーアンプ「Azur 851W」
同社最上位となるパワーアンプ「Azur 851W」は様々なアンプ構成に対応。通常のステレオ接続、バイアンプ接続に加え、Azur851Wを2台使用してのブリッジ・デュアルモノ、バイアンプデュアルモノ接続も可能だ。
電源については、シールド処理により外部の干渉を排除した超重量・大容量トロイダルトランスを筐体の中心に搭載。さらに音質に配慮して、アンプ駆動用とは別に入力や他回路用として別途もう1台のトランスを搭載している。
大型トロイダルトランスを搭載したことにより、高出力も実現。ステレオモードでは1chあたり200W(8Ω)/350W(4Ω)。モノブロックアンプとして使用した場合は500W(8Ω)/800(4Ω)の出力を誇る。
アンプについては、高い出力を維持しながら、最適な音質を提供するために考案されたという独自のアンプ回路「Class XD」を採用。
この「Class XD」は、A級アンプとAB級アンプの長所を兼備した方式。A級アンプは高音質再生が可能だが、効率が悪く発熱が大きいためヒートシンクも巨大なものになってしまう。AB級アンプはより一般的な方式だが、A級からB級に移行する際に、特に高周波帯域において歪みが生じる。Class XDは歪みが出るポイントを耳で感じ取れない領域にシフトすることでこの問題をクリアし、 級アンプの様なナチュラルで潤いのある音場表現を実現しているとのこと。熱効率も優れている。
アナログ入力は、バランス(XLR)端子を1系統、アンバランス(RCA)端子を1系統装備している。スピーカー端子は2系統を搭載し、バナナプラグ、Yラグに対応する。
周波数特性は5Hz〜80kHz(±1dB)、S/Nは>90 dB(1W/8 Ω)THDは<0.001%(1kHz)/<0.005%(20Hz〜20kHz)となる。消費電力は最大2,400W(スタンバイ時0.5W以下)、外形寸法は430W×148H×365Dmm、質量は18.8kg。
■独自のアップサンプリング機能を備えたD/Aコンバーター「Azur 851D」
「Azur 851D」は独自のアップサンプリング機能を備えた最上位DACとなる。USB入力は最大192kHz/24bitに対応。そのほか、最大192kHz/24bitに対応した同軸デジタルを2系統、光デジタルを2系統、AES/EBUを1系統、BNCを1系統搭載する。
アナグラム・テクノロジーズと共同開発した独自のアップサンプリング・システム「ATF2 upsampling」を採用。「32bit BlackFin DSP」により、MP3などの低ビットレート音源からハイレゾ音源まで、全てのデジタル入力信号を384kHz/24bitにアップサンプリングする。また、3つのデジタルフィルター(Linear Phase、Minimum Phase、Steep)を備えている。
DACチップは、アナログ・デバイセズの24bit DAC「AD1955 」を2機搭載。よってD/A変換は完全なデュアル駆動となり、各DACは1ch分の信号を処理を行う。また、DACは差動モードで駆動するため、ジッター・ノイズも低減している。
本機も電源部にオーディオグレードの大容量トロイダルトランスを搭載。ローノイズのヘッドホンアンプも内蔵。デジタルプリアンプ機能を内蔵し、D/Aコンバーター兼プリアンプとしても使用可能。パワーアンプ「Azur 851W」を直接接続できる。
アナログ出力は、アンバランス(RCA)を1系統、バランス(XLR)を1系統、ヘッドホン出力(ステレオ標準)を1系統搭載する。また、デジタル出力として光デジタルを1系統、同軸デジタルを1系統備える。
対応OSはWindows Vista/7/8、Mac OSX 10.5 以降となる。周波数特性は20Hz〜20kHz(±1dB)、S/Nは>113dB、THDは< 0.0004%(@1kHz 0dBFs)となる。外形寸法は430W×115H×360Dmm、質量は7.6kg。
・「Azur 851E」(プリアンプ) ¥OPEN(予想実売価格200,000円前後)
・「Azur 851W」(パワーアンプ) ¥OPEN(予想実売価格280,000円前後)
・「Azur 851D」(D/A コンバーター) ¥OPEN(予想実売価格160,000円前後)
「Azur 851」シリーズにはこれまでCDプレーヤー「Azur 851C」とプリメインアンプ「Azur 851A Class XD」(関連ニュース)がラインナップされていた。ここに、プリ、パワー、DACが追加されたかたちとなる。
■大幅な低歪化を実現した最上位プリアンプ「Azur 851E」
プリアンプ「Azur 851E」は、入力・出力信号が余計な干渉を受けないよう精密に設計したというモデル。結果、THD(全高調波歪)が0.00045%以下(@1kHz)を実現している。
アナログ入力は、バランス(XLR)端子を3系統、アンバランス(RCA)端子を7系統用意する。アナログ出力は、バランス(XLR)端子を3系統、アンバランス(RCA)端子を7系統、REC OUT(RCA)端子を1系統、ヘッドホン端子(ステレオ標準)用意する。各入力ごとのボリューム固定機能とやサブウーファー出力も備え、AVアンプとの組み合わせも考慮されている。
Terrapin impedance buffering modulesを採用したことも特徴。一般的に、いくつかのコンポーネントを組み合わせてシステムを構築する際、機器のインピーダンスマッチングが懸念される。これに対し、Azur851Eに備えられた独自の「Terrapin imp- edance buffering modules」は、異なるインピーダンスを持った機器との接続による影響を最小限に抑えることができるという。また、同社製コンポーネント専用のコントロール端子「Control Bus」を装備し、電源のオン/オフなどシステムを連携してコントロールすることが可能だ。
1dB毎に調整が可能なボリュームを装備し、入力信号をアナログ信号のまま、高精度の電子ボリュームでコントロールする。アナログボリュームで問題とされるギャングエラーを避け、小音量時でも完全にチャンネルのバランスを保持できるという。
電源部にはオーディオグレードの大容量トロイダルトランスを搭載。ローノイズを実現したヘッドフォン・アンプも内蔵している。
周波数特性は10Hz〜100kHz(±0.1dB)、S/Nは<90dBv、THD+Nは<0.00045%(1kHz)/<0.00057%(20kHz)、消費電力は36W(スタンバイ時0.5W以下)。外形寸法は430W×115H×385Dmm、質量は8.0kgとなる。
■200W/chの出力を誇るパワーアンプ「Azur 851W」
同社最上位となるパワーアンプ「Azur 851W」は様々なアンプ構成に対応。通常のステレオ接続、バイアンプ接続に加え、Azur851Wを2台使用してのブリッジ・デュアルモノ、バイアンプデュアルモノ接続も可能だ。
電源については、シールド処理により外部の干渉を排除した超重量・大容量トロイダルトランスを筐体の中心に搭載。さらに音質に配慮して、アンプ駆動用とは別に入力や他回路用として別途もう1台のトランスを搭載している。
大型トロイダルトランスを搭載したことにより、高出力も実現。ステレオモードでは1chあたり200W(8Ω)/350W(4Ω)。モノブロックアンプとして使用した場合は500W(8Ω)/800(4Ω)の出力を誇る。
アンプについては、高い出力を維持しながら、最適な音質を提供するために考案されたという独自のアンプ回路「Class XD」を採用。
この「Class XD」は、A級アンプとAB級アンプの長所を兼備した方式。A級アンプは高音質再生が可能だが、効率が悪く発熱が大きいためヒートシンクも巨大なものになってしまう。AB級アンプはより一般的な方式だが、A級からB級に移行する際に、特に高周波帯域において歪みが生じる。Class XDは歪みが出るポイントを耳で感じ取れない領域にシフトすることでこの問題をクリアし、 級アンプの様なナチュラルで潤いのある音場表現を実現しているとのこと。熱効率も優れている。
アナログ入力は、バランス(XLR)端子を1系統、アンバランス(RCA)端子を1系統装備している。スピーカー端子は2系統を搭載し、バナナプラグ、Yラグに対応する。
周波数特性は5Hz〜80kHz(±1dB)、S/Nは>90 dB(1W/8 Ω)THDは<0.001%(1kHz)/<0.005%(20Hz〜20kHz)となる。消費電力は最大2,400W(スタンバイ時0.5W以下)、外形寸法は430W×148H×365Dmm、質量は18.8kg。
■独自のアップサンプリング機能を備えたD/Aコンバーター「Azur 851D」
「Azur 851D」は独自のアップサンプリング機能を備えた最上位DACとなる。USB入力は最大192kHz/24bitに対応。そのほか、最大192kHz/24bitに対応した同軸デジタルを2系統、光デジタルを2系統、AES/EBUを1系統、BNCを1系統搭載する。
アナグラム・テクノロジーズと共同開発した独自のアップサンプリング・システム「ATF2 upsampling」を採用。「32bit BlackFin DSP」により、MP3などの低ビットレート音源からハイレゾ音源まで、全てのデジタル入力信号を384kHz/24bitにアップサンプリングする。また、3つのデジタルフィルター(Linear Phase、Minimum Phase、Steep)を備えている。
DACチップは、アナログ・デバイセズの24bit DAC「AD1955 」を2機搭載。よってD/A変換は完全なデュアル駆動となり、各DACは1ch分の信号を処理を行う。また、DACは差動モードで駆動するため、ジッター・ノイズも低減している。
本機も電源部にオーディオグレードの大容量トロイダルトランスを搭載。ローノイズのヘッドホンアンプも内蔵。デジタルプリアンプ機能を内蔵し、D/Aコンバーター兼プリアンプとしても使用可能。パワーアンプ「Azur 851W」を直接接続できる。
アナログ出力は、アンバランス(RCA)を1系統、バランス(XLR)を1系統、ヘッドホン出力(ステレオ標準)を1系統搭載する。また、デジタル出力として光デジタルを1系統、同軸デジタルを1系統備える。
対応OSはWindows Vista/7/8、Mac OSX 10.5 以降となる。周波数特性は20Hz〜20kHz(±1dB)、S/Nは>113dB、THDは< 0.0004%(@1kHz 0dBFs)となる。外形寸法は430W×115H×360Dmm、質量は7.6kg。