TADの技術も投入。DJ向けにDD方式採用
パイオニア、30年ぶりの本格ターンテーブル「PLX-1000」
パイオニアは、プロのDJプレイに配慮した仕様を盛り込んだダイレクトドライブ方式アナログターンテーブル「PLX-1000」を9月上旬に発売する。価格はオープンだが74,000円前後での実売が予想される。
1994年に初代「CDJ」を発売してから20年間で培ってきたDJ用機器のノウハウと、1955年に発売した同社初のレコードープレーヤー「PLA-1」から60年に渡って培ってきたオーディオメーカーとしての高音質技術を投入。快適なDJプレイを行える操作性と高音質設計により、「DJ用途だけでなく、リスニング用途としても、アナログレコード本来の音質を忠実に再現するプレーヤーとして使用できる」としている。
上記のようにダイレクトドライブ方式を採用。これによりクラブ等の現場での仕様に耐えうる安定した回転を実現したとしている。また、業界最高クラスの高トルクモーターを搭載して4.5kg・cm以上の起動トルクを実現し、0.3秒(33 1/3rpm時)で定速回転に達する。
音質面では、トーンアーム内部にゴムチューブを搭載。これにより不要な共振を抑えてハウリングを抑制する。また、筐体の上部には質量が大きい亜鉛ダイキャスト、下部には厚さ8mmの樹脂を採用したことに加え、筐体の底部に厚さ9mmの振動抑制材を搭載。これらにより優れた制振制を実現したとしている。
さらに、RCA端子には同社の高級オーディオブランドであるTADのディスクプレーヤーにも搭載されている金メッキを施した削り出し部品を採用。プラグとの安定した接続でPHONO信号をダイレクトに伝送することにより、アナログレコードの音を忠実に高音質で再生するとしている。
ターンテーブルユーザーのニーズを徹底的に調査して使いやすさを追求したという操作レイアウトを採用。これにより直感的なDJプレイを可能にするという。
可変幅を3段階から選択できるテンポコントロールを搭載。±8%、±16%、±50%からテンポ可変幅を選択でき、「RESET」ボタンを押すだけで瞬時に±0%の定速回転に戻すことができる。
電源ケーブルと音声ケーブル(アース線含む)が着脱可能。持ち運ぶ際にケーブルが邪魔にならず、また、移動時の衝撃や引っかかりによる断線を回避できるように配慮した。
同社プロSV事業部 企画部 部長の梶ヶ谷 尚氏は、同社にとって今回の製品が、1984年に発売した「PL-7L」以来30年ぶりの“本格的ターンテーブル”であると紹介。「過去のPLシリーズに携わったOBたちにも今回の製品の開発に携わってもらった。これにより、過去のノウハウを活かした製品開発が行えた」と述べた。
また、全世界規模で右肩下がりを続けていたアナログレコードの売上が2006年を境に反転し、以後は伸張を続けているというデータも紹介。2012年と2013年を比べると、1億7,200万米ドルから2億1,800万米ドルへと売上金額が約27%増加したという。
そして、世界中で毎年4月の第3土曜日に開催される「レコードストアデイ」を紹介したり、日本でも8月にHMVが中古アナログレコード専門店をオープンさせることなどにも触れながら、レコード文化が再び盛り上がっていることに言及。「この製品の企画・開発を通じて忘れかけていた多くの大切なモノをリマインドできた。クラブカルチャー発展のためにこれからも邁進していく」と語った。
1994年に初代「CDJ」を発売してから20年間で培ってきたDJ用機器のノウハウと、1955年に発売した同社初のレコードープレーヤー「PLA-1」から60年に渡って培ってきたオーディオメーカーとしての高音質技術を投入。快適なDJプレイを行える操作性と高音質設計により、「DJ用途だけでなく、リスニング用途としても、アナログレコード本来の音質を忠実に再現するプレーヤーとして使用できる」としている。
上記のようにダイレクトドライブ方式を採用。これによりクラブ等の現場での仕様に耐えうる安定した回転を実現したとしている。また、業界最高クラスの高トルクモーターを搭載して4.5kg・cm以上の起動トルクを実現し、0.3秒(33 1/3rpm時)で定速回転に達する。
音質面では、トーンアーム内部にゴムチューブを搭載。これにより不要な共振を抑えてハウリングを抑制する。また、筐体の上部には質量が大きい亜鉛ダイキャスト、下部には厚さ8mmの樹脂を採用したことに加え、筐体の底部に厚さ9mmの振動抑制材を搭載。これらにより優れた制振制を実現したとしている。
さらに、RCA端子には同社の高級オーディオブランドであるTADのディスクプレーヤーにも搭載されている金メッキを施した削り出し部品を採用。プラグとの安定した接続でPHONO信号をダイレクトに伝送することにより、アナログレコードの音を忠実に高音質で再生するとしている。
ターンテーブルユーザーのニーズを徹底的に調査して使いやすさを追求したという操作レイアウトを採用。これにより直感的なDJプレイを可能にするという。
可変幅を3段階から選択できるテンポコントロールを搭載。±8%、±16%、±50%からテンポ可変幅を選択でき、「RESET」ボタンを押すだけで瞬時に±0%の定速回転に戻すことができる。
電源ケーブルと音声ケーブル(アース線含む)が着脱可能。持ち運ぶ際にケーブルが邪魔にならず、また、移動時の衝撃や引っかかりによる断線を回避できるように配慮した。
同社プロSV事業部 企画部 部長の梶ヶ谷 尚氏は、同社にとって今回の製品が、1984年に発売した「PL-7L」以来30年ぶりの“本格的ターンテーブル”であると紹介。「過去のPLシリーズに携わったOBたちにも今回の製品の開発に携わってもらった。これにより、過去のノウハウを活かした製品開発が行えた」と述べた。
また、全世界規模で右肩下がりを続けていたアナログレコードの売上が2006年を境に反転し、以後は伸張を続けているというデータも紹介。2012年と2013年を比べると、1億7,200万米ドルから2億1,800万米ドルへと売上金額が約27%増加したという。
そして、世界中で毎年4月の第3土曜日に開催される「レコードストアデイ」を紹介したり、日本でも8月にHMVが中古アナログレコード専門店をオープンさせることなどにも触れながら、レコード文化が再び盛り上がっていることに言及。「この製品の企画・開発を通じて忘れかけていた多くの大切なモノをリマインドできた。クラブカルチャー発展のためにこれからも邁進していく」と語った。
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