DSD対応と合わせて内部基板を刷新

OLASONIC、DSD対応のUSB-DAC内蔵アンプ「NANO-UA1a」

公開日 2014/10/15 13:00 ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
東和電子は、DSDに対応したUSB-DAC内蔵プリメインアンプ「NANO-UA1a」をOLASONICブランドから11月下旬より発売する。価格は80,000円。

「NANO-UA1a」

本機は2013年4月に発売された「NANO-UA1」の後継モデル。新たにUSB-DAC部が5.6/2.8MHz DSDに対応したことに加えて、内部回路を大幅に刷新。同社の山本社長は「筐体の外観以外はほぼ全て新たに新設計した」と説明しており、その言葉は新旧モデルの基板(下の写真)を見ると実感できる。

左が従来モデルの内部基板、右側がNANO-UA1aの基板となる

左がNANO-UA1a。従来モデルの「NANO-UA1」と外観はほぼ同じだ

USB-DAC部分については、DSD対応に加え、アシンクロナス伝送をさらに徹底。3個のTCXOクロックを「48kHz系USB入力用」、「44.1kHz系USB入力」、「同軸光デジタル入力用」にそれぞれ専用化して搭載している。DACデバイスには引き続きバー・ブラウン「PCM1792」を採用している。

ボリュームコントローラーは、従来製品ではデジタルボリュームを搭載していたが、本機では新たにアナログ型アッテネーターデバイスであるバー・ブラウン「PGA2310」を搭載。音質の向上を図っている。

背面端支部

ヘッドホンアンプについては、オペアンプの高精度な増幅とディスクリート回路のドライブ力を両立させたハイブリッド構成のAB級アンプを採用。48mW(300Ω)まではA級動作、それ以上はAB級で動作する。

OlasonicのCDトランスポートと組み合わせたところ

本機のリモコン

電源も強化し、低インピーダンスケミコンを採用。SCDS部のケミコンは30,000μFと大容量化を図っている。各種コンデンサーの音質も吟味され、最適化が図られた。また、プリント基板には35μm厚銅箔4層基板を採用し、その1層をアースラインに使用することで、アースラインの強化も図っている。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク