'14年度内発売予定。
<音展>アイ・オー、“ハイレゾのため究極設計”のオーディオNAS参考出展 − 20万円以下予定
「オーディオ・ホームシアター展2014(音展)」が、本日10月17日より東京・台場の「TIME 24」で開催されている。アイ・オー・データ機器は、1F HALL2の同社ブース内にて、現在開発中の専用設計オーディオ向けNASを初公開している。
同社として初の“オーディオ用”に開発されたNASとなり、“ハイレゾオーディオの為にイチから創り上げた究極設計”を投入したという。価格は20万円以下で、2014年度内の発売を目指しているとのことだ。今回のイベント会場限定で試聴デモも実施している。
なお、今回出展されているのは試作機で、型番やシリーズ名などは未定。現在は製品化に向けて音質チューニングを行っている段階だという。なお、筐体サイズや搭載端子などの仕様はほぼ最終状態としている。現時点で公開されている仕様について少し伺うことができたので、レポートしていきたい。
本機の開発にあたっては、発売中のDSD対応NAS「RockDiskNext(関連ニュース)」で集めたフィードバックをもとに、ハードウェアを含めたオーディオ専用設計を投入。筐体や電源回路、基板、ソフトウェアなどのあらゆる要素を検討し、アイ・オー・データ機器社内でイチから作り上げたとのことだ。なお、RockDiskNextは同社の“挑戦者”ブランドの製品だったが、本機はアイ・オー・データブランドから製品化される予定。
同社としては初めて、サーバーソフトに「Twonky Media Server 7」を採用。対応するファイル形式は同ソフトに準ずるため、DSDファイルのネットワーク配信もサポートする。
筐体は極厚のアルミで構成され、剛性と制振性を高めている。また、本体表示部を電源LEDのみにするなど、音質に影響する要素を極力排除した。
内部は、T字型ビームフレームとすることで、高い剛性を確保。HDD設置部と基板部をフレームでセパレートすることで、HDD放射ノイズが基板部に与える影響を低減している。加えて電源整流回路を完全独立構成とするなど、ノイズ対策を徹底した。
大容量50Wのコーセル社製スイッチング電源や、周波数補正回路内蔵の温度補償型クロック(TXCO)、ニチコン製の電解コンデンサー「MUSE」など、パーツはオーディオグレードのものをふんだんに使用している。ACインレットにはノイズフィルターを搭載。LANポートはネットワーク接続用とオーディオプレーヤー用に2系統搭載しており、それぞれに信号精度を向上させるLANパルストランスも採用する。
音源データをしっかり保護できるよう配慮し、内部は2基のHDDでミラーリングする構成で、制振フローティング構造のヒートシンク付きHDDを採用している。なお、今回公開されているデモ機では、2TBのウェスタンデジタル製3.5インチHDD「WD GREEN」を使用しているが、製品化の際のHDD仕様は未定。2.5インチHDDやSSDを搭載したモデルを出荷する可能性もあるという。
さらにサポート対象外にはなるが、製品化の際には内部のHDDをユーザーが入れ替えられるようにする予定とのことで、そのため本体の天板は六角ネジで止められており、ユーザーが開けられる設計にしている。さらに、脚部のインシュレーターもユーザーが好みのものを付け替えられるようにしており、4点支持と3点支持の両方に対応する。
なお同社によれば、RockDiskNextのDSD対応を果たした昨年の段階から、本機の企画は同時進行していたのことだった。
同社として初の“オーディオ用”に開発されたNASとなり、“ハイレゾオーディオの為にイチから創り上げた究極設計”を投入したという。価格は20万円以下で、2014年度内の発売を目指しているとのことだ。今回のイベント会場限定で試聴デモも実施している。
なお、今回出展されているのは試作機で、型番やシリーズ名などは未定。現在は製品化に向けて音質チューニングを行っている段階だという。なお、筐体サイズや搭載端子などの仕様はほぼ最終状態としている。現時点で公開されている仕様について少し伺うことができたので、レポートしていきたい。
本機の開発にあたっては、発売中のDSD対応NAS「RockDiskNext(関連ニュース)」で集めたフィードバックをもとに、ハードウェアを含めたオーディオ専用設計を投入。筐体や電源回路、基板、ソフトウェアなどのあらゆる要素を検討し、アイ・オー・データ機器社内でイチから作り上げたとのことだ。なお、RockDiskNextは同社の“挑戦者”ブランドの製品だったが、本機はアイ・オー・データブランドから製品化される予定。
同社としては初めて、サーバーソフトに「Twonky Media Server 7」を採用。対応するファイル形式は同ソフトに準ずるため、DSDファイルのネットワーク配信もサポートする。
筐体は極厚のアルミで構成され、剛性と制振性を高めている。また、本体表示部を電源LEDのみにするなど、音質に影響する要素を極力排除した。
内部は、T字型ビームフレームとすることで、高い剛性を確保。HDD設置部と基板部をフレームでセパレートすることで、HDD放射ノイズが基板部に与える影響を低減している。加えて電源整流回路を完全独立構成とするなど、ノイズ対策を徹底した。
大容量50Wのコーセル社製スイッチング電源や、周波数補正回路内蔵の温度補償型クロック(TXCO)、ニチコン製の電解コンデンサー「MUSE」など、パーツはオーディオグレードのものをふんだんに使用している。ACインレットにはノイズフィルターを搭載。LANポートはネットワーク接続用とオーディオプレーヤー用に2系統搭載しており、それぞれに信号精度を向上させるLANパルストランスも採用する。
音源データをしっかり保護できるよう配慮し、内部は2基のHDDでミラーリングする構成で、制振フローティング構造のヒートシンク付きHDDを採用している。なお、今回公開されているデモ機では、2TBのウェスタンデジタル製3.5インチHDD「WD GREEN」を使用しているが、製品化の際のHDD仕様は未定。2.5インチHDDやSSDを搭載したモデルを出荷する可能性もあるという。
さらにサポート対象外にはなるが、製品化の際には内部のHDDをユーザーが入れ替えられるようにする予定とのことで、そのため本体の天板は六角ネジで止められており、ユーザーが開けられる設計にしている。さらに、脚部のインシュレーターもユーザーが好みのものを付け替えられるようにしており、4点支持と3点支持の両方に対応する。
なお同社によれば、RockDiskNextのDSD対応を果たした昨年の段階から、本機の企画は同時進行していたのことだった。