クボテック、Teragaki-Labo、jazzman、WARPSOUNブースをレポート

<音展>ジャズ再生に特化したスピーカーやユニット8個による独特な八角錐スピーカーなど登場

公開日 2014/10/18 09:00 ファイル・ウェブ編集部
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AV機器メーカーが集うイベント「オーディオ・ホームシアター展2014(音展)」がお台場のTIME24ビルで開幕した。会期は10月19日(日)まで。本稿では、クボテック、Teragaki-Labo、jazzman、WARPSOUN(ラプソン)の各ブースをレポートする。

クボテック(HANIWA REAL 3D AUDIO)は、キューブ型スピーカー「HSP1C04」やデジタルコントロールアンプ「HDCA01」(関連ニュース)などを用いてのデモを実施。同社が「リアル3Dオーディオ」として訴求する世界を来場者が体感できるようにしている。

デモに使用したシステム

同社の久保哲夫社長

Teragaki-Laboは、独自開発の湾曲パネル方式を採用する寺垣スピーカーを展示。スピーカー内部の構造もすべて確認できるようになっている。

実際に販売している製品だけでなく内部をすべて確認できるようにした状態のものも展示

jazzmanは、そのブランド名のとおりジャズの再生に特化したというスピーカー「J-01」を展示。同社が「歪振動スピーカー」と呼ぶ、平板振動板を本体に固定した構造を採用することにより低音再生能力を強化したといい、特にジャズのウッドベースのアタック音などをしっかりと感じられるという。

J-01

背面のようす

WARPSOUN(ラプソン)は、エヌエスイー(NSE)によるブランド。八角錐の頂点をカットしたような形状のエンクロージャーに8個のユニットを搭載し、この1基でステレオ再生と同じステレオ感を得られるという独特なスピーカー「Reference8」を展示している。

Reference8

隣り合ったユニットから出た音同士が干渉することで、音波で音波を屈折させ、これにより音軸をエンクロージャーの中心に集めるという独特な方法を採用。これにより、ユニットはユーザーの方向を向いていないのに、音が屈折してカップリング合成されてユーザーのほうに向かって放射されるという。

より小型なNS-8ss master C/Lも用意

こうした方法をとることにより、リスニングポイントにかかわらず均一な音を聴くことができるとのこと。また、音の減衰もないため、かなり離れた位置からでもちゃんと音楽を鑑賞できるという。

エンクロージャーは密閉型で共鳴や共振をさせないようにしているため、壁や天井に直接設置することも可能。BtoBではすでに同構造の製品を多数販売しており、大手コーヒーチェーンの店舗などにも導入されているという。

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