カスタムメイドパーツや最新素材の削り出しシャーシ採用

Berkeley Audio Design、220万円のDAコンバーター「Alpha DAC Reference」

公開日 2014/12/08 16:53 ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ナスペックは、Berkeley Audio DesignのDAコンバーター「Alpha DAC Reference」を12月10日より発売する。価格は220万円(税抜)。

Alpha DAC Reference

カスタムメイドのコンポーネントパーツや精密機械加工によるアルミニウムビレットの単板削り出しシャーシ、およびセラミック基板を採用。「基本的な設計を徹底的に突き詰め、そのすべてがリファレンスレベルだ」としている。また、既存のパーツにおいてもセレクトグレードのパーツを採用。細部に至るまで妥協のないパーツを使用しているという。

背面端子部

DACモジュールにカスタムメイドコンポーネントパーツとセレクトグレードのパーツを使用。DACセクションを中心としたメイン基板には、高い絶縁性を持つことに加えて耐熱性にも優れるセラミックを採用し、ノイズの抑制と発熱対策を図っている。

機体内部

独自のアルゴリズムによるアップサンプリングシステムを搭載。詳しくは明かされていないが「既存のサンプルレートコンバーターを使用したアップサンプリングではなく、ハイエンドオーディオのノウハウが凝縮された音楽性の高いアップサンプリングシステムだ」としている。

アナログ出力には、アンバランスRCAを1系統と、バランスXLRを1系統装備。バランス回路はフルバランス回路を採用しており、アンバランス出力のシングルエンド段と完全にセパレートされている。また、本機のために採用されたセレクトグレードのオペアンプを使用している。なおデジタル入力はS/PDIF BNCコアキシャル2系統、S/PDIF TOSLINKとAES/EBU XLRを1系統ずつ備え、192kHz/24bitに対応している。

シャーシには、強度と耐食性に優れるという最新素材、6061-T6アルミニウムビレットを使用した単板削り出しシャーシを採用。超重量の肉厚ボディーによって耐振動性を高めている。

また、内部は各基板をセパレートするように形成し、基板間はわずかな隙間を通すようにFFCで配線。電気的シールド効果によってノイズを防ぎ、各モジュールの干渉を防ぐようにしている。

そしてメイン基板と完全にセパレートしたリニア電源を搭載。大型EIコアトランスを2基搭載し、各セクションに電源供給を行う。

そのほかHDCDデコーディングが可能。業務用機器ブランド「Pacific Microsonics」の「PMD-100」と「PMD-200」をシミュレートしたフィルターを含む4つのデジタルフィルターを選択できる。

THD+Nは<-110dBFSで、消費電力が25W。外形寸法は445W×90H×320Dmm、質量は13.5kg。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
新着記事を見る
  • ジャンルD/Aコンバーター
  • ブランドBerkeley Audio Design
  • 型番Alpha DAC Reference
  • 発売日2014年12月10日
  • 価格¥2,200,000円(税抜)
【SPEC】●THD+N:<-110dBFS ●入力端子:S/P DIF BNC Co-axial×2、S/P DIF Toslink×1、AES/EBU XLR×1 ●デジタル入力周波数:32〜192kHz/16〜24bit ●出力端子:アンバランスRCA(L/R)×1、バランスXLR(L/R)×1 ●消費電力:25W ●外形寸法:445W×90H×320Dmm ●質量:13.5kg