同一デザインを採用した電源ユニットも

MSB、BDやSACDに加えネットワーク経由のDSD再生も可能な“マルチメディア・トランスポート”

公開日 2014/10/30 19:03 ファイル・ウェブ編集部
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アクシス(株)は、SACDやBDなどディスクメディアに加えてUSBやネットワークでのハイレゾ音源再生にも対応する米MSB Technologyのマルチメディア・トランスポート「Signature UMT」と、同一デザインを採用した電源ユニット「Dual Signature Transport Power Base」を11月に発売する。価格は「Signature UMT」本体が150万円で、電源ユニット「Dual Signature Transport Power Base」が63万円(いずれも税抜)。

Signature UMT

従来機「UMT plus」同様、CD/SACD/ブルーレイ/HRx/DVD/DVDオーディオの再生に対応。これに加え、USBメモリーや外部HDD、ネットワークでの192kHz/24bitまでのPCMとDSD 2.8MHzのハイレゾ再生に対応する。なお、同社製「MSB DAC」との連携ではMSB PRO I2S接続により、192kHz/32bitまでのPCMとSACDのDSD信号をネイティブのまま送り出すことができる。

そして上記のようにBDソフトの再生にも対応し、HDMI出力を2系統装備。3Dに加え、4K信号にも対応するとしている。

なお、デジタルオーディオ出力はRCAを3系統、 Toslink、AES/EBU、MSB PRO I2Sを1系統ずつ備えるほか、USBは3系統を搭載。再生可能なファイルはWAV/FLAC/MP3/Dolby Digital/dts HDなど。

オーディオ回路では、マスタークロックからドライブメカニズムもコントロールするという「アドバンスド・クロックマネージメント・テクノロジー」を搭載。これにより、ディスクドライブ系にマスタークロックを設置する一般的なケースで問題になるノイズなどを回避し、クリーンなオーディオ信号をピックアップできるよう配慮。その上で、そのデータを一旦ソリッドステートメモリーに取り込み、再整列して送り出す。

また、極めて効率の高い放熱効果を発揮するという「新EUROヒートシンク」を採用。また、内部基板のヒートシンキング機構にも新素材を採用するなどの熱対策を施し、トラッカビリティーの安定性と信号精度の向上を図っている。

なお、電源ユニット「Dual Signature Transport Power Base」にも同様に新EUROヒートシンクを採用。これにより、オーディオ/ビデオ両回路への分離独立電源供給という独自セパレート電源構成のメリットをさらに高め、デジタルオーディオ信号/ビデオ信号のより高いS/Nを実現したとしている。

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  • ジャンルその他
  • ブランドMSB
  • 型番Signature UMT
  • 発売日2014年11月
  • 価格¥1,500,000(税抜)
【SPEC】●接続端子:デジタルオーディオ出力…RCA×3/Toslink/AES/EBU/MSB PRO I2S、ビデオ出力…HDMI×2、USB×3、LAN ●対応フォーマット: WAV,FLAC, MP3, Dilby Digital,HD, dts HD 他 ●外形寸法:441W×60H×325Dmm ●質量:6kg(本体)