3月末より190万円で発売
エソテリック、旗艦シリーズ“Grandioso”にステレオパワーアンプ「S1」
エソテリックは、同社のフラグシップオーディオシステム“Grandiosoシリーズ”にステレオパワーアンプ「Grandioso S1」を追加。3月末より190万円(税抜)で発売する。
モノラルパワーアンプ「M1」の思想を受け継ぎ、電流供給能力の源となる電源部に最大限の物量を投入。8Ω負荷時150Wから2Ω負荷時に600Wまで、理論値どおりのパワーリニアリティを達成したという。入力端子にはRCAとXLRを1系統ずつ装備している。
電源トランスには、「音の良いアンプはトランスが良い」という信念の下、素材からコアサイズ、マウント方法に至るまで同社のノウハウを集結したというカスタム仕様のものを採用。2,180VAの大型トロイダルコアを採用し、巻き線から左右チャンネルを独立させ、内部の5mm鋼板製のベース部にリジッドにマウントしている。
また、ベアマウント(ケースなし)仕様とすることで、ケースによる僅かな音質の劣化にも配慮したと説明。電源部のコンデンサーは、チャンネルごとに4,700μF×3パラレルでデュアルモノ構成。充放電時間をハイスピード化することで、緩みの無い引き締まった音質を追求したという。加えて、電源部の配線はコネクターを使用せず、全て極太ケーブルをボルトで接続。さらなる低インピーダンス化を図った。
低インピーダンス化のためのアプローチとして、全段でチャンネルごとに9本のバスバーを使用し、出力段のコイルを無くすなど様々なノウハウを投入。シンプルかつワイドレンジな回路設計とすることで、ウーファー駆動能力の指針値ともいえるDF(ダンピングファクター)で、1,000という数値を達成。大口径ウーファーも正確に制動できるようにした。
ノイズ対策においては、バランス設計の入力バッファーアンプで信号を受け、増幅段までの信号経路を低インピーダンス・バランス伝送。コモンモードノイズを除去し、かつ信号経路でノイズの影響を受けにくくすることで、増幅段まで信号伝送の純度を保ち、優れたS/N感を実現させたとしている。
パワートランジスターには、連続動作17アンペア、瞬間動作34アンペアという電流供給能力を持ち、一般的なトランジスターの約2倍近いサイズの大型バイポーラLAPTトランジスターを採用。パワーアンプモジュールは、バイポーラLAPT素子を5パラレル・プッシュプルとした3段ダーリントン構成で、バイポーラ素子の優れた高域特性を素直に引き出すため、パラレル数を極力減らしたシンプルな増幅回路にしたという。
ドライブ段2段目から最終段への出力インピーダンスを下げ、電流供給能力を高める独自のLIDSC(Low Impedance Drive Stage Coupling)回路を採用。これによって電源電圧内で最大の振幅が得られ、歪を低減し「スペースファクターに優れたステレオ機S1で、M1に肉薄するスピーカー駆動能力を獲得した」としている。
また、シャーシは同社伝統の2層式シャーシ構成を採用。2mm鋼板の内部構造体は回路ブロックごとに専用コンパートメント化されている。また、内部構造体はリアパネルに至るまで左右分割されたデュアルモノ設計を徹底。これにより振動による左右チャンネルの相互干渉を防いでいる。
そのほかパーツもハイグレードなものを厳選。スピーカーターミナルは独WBT社製WBT-0702Cuを採用したほか、高周波特性に優れた低インピーダンスの電解コンデンサー、トランジスター、ハイスピードで整流ノイズの少ないというMUSES SiC(シリコンカーバイド)ショットキーバリアダイオードなど、特性を極め、試聴を繰り返して部品を厳選したという。
定格出力は50W+150W(8Ω)、300W+300W(4Ω)で、実用最大出力が600W+600W(2Ω)。周波数特性が5Hz〜100kHz(+0dB、-3dB、8Ω)で、S/N比は115dB(IHF-A)、全高調波歪率が0.003%(1kHz、8Ω、150W)、ゲインが29dB。
消費電力は430W(無信号時150W)。外形寸法は445W×221.5H×497.8Dmm(突起部含む)で、質量は47kg。
モノラルパワーアンプ「M1」の思想を受け継ぎ、電流供給能力の源となる電源部に最大限の物量を投入。8Ω負荷時150Wから2Ω負荷時に600Wまで、理論値どおりのパワーリニアリティを達成したという。入力端子にはRCAとXLRを1系統ずつ装備している。
電源トランスには、「音の良いアンプはトランスが良い」という信念の下、素材からコアサイズ、マウント方法に至るまで同社のノウハウを集結したというカスタム仕様のものを採用。2,180VAの大型トロイダルコアを採用し、巻き線から左右チャンネルを独立させ、内部の5mm鋼板製のベース部にリジッドにマウントしている。
また、ベアマウント(ケースなし)仕様とすることで、ケースによる僅かな音質の劣化にも配慮したと説明。電源部のコンデンサーは、チャンネルごとに4,700μF×3パラレルでデュアルモノ構成。充放電時間をハイスピード化することで、緩みの無い引き締まった音質を追求したという。加えて、電源部の配線はコネクターを使用せず、全て極太ケーブルをボルトで接続。さらなる低インピーダンス化を図った。
低インピーダンス化のためのアプローチとして、全段でチャンネルごとに9本のバスバーを使用し、出力段のコイルを無くすなど様々なノウハウを投入。シンプルかつワイドレンジな回路設計とすることで、ウーファー駆動能力の指針値ともいえるDF(ダンピングファクター)で、1,000という数値を達成。大口径ウーファーも正確に制動できるようにした。
ノイズ対策においては、バランス設計の入力バッファーアンプで信号を受け、増幅段までの信号経路を低インピーダンス・バランス伝送。コモンモードノイズを除去し、かつ信号経路でノイズの影響を受けにくくすることで、増幅段まで信号伝送の純度を保ち、優れたS/N感を実現させたとしている。
パワートランジスターには、連続動作17アンペア、瞬間動作34アンペアという電流供給能力を持ち、一般的なトランジスターの約2倍近いサイズの大型バイポーラLAPTトランジスターを採用。パワーアンプモジュールは、バイポーラLAPT素子を5パラレル・プッシュプルとした3段ダーリントン構成で、バイポーラ素子の優れた高域特性を素直に引き出すため、パラレル数を極力減らしたシンプルな増幅回路にしたという。
ドライブ段2段目から最終段への出力インピーダンスを下げ、電流供給能力を高める独自のLIDSC(Low Impedance Drive Stage Coupling)回路を採用。これによって電源電圧内で最大の振幅が得られ、歪を低減し「スペースファクターに優れたステレオ機S1で、M1に肉薄するスピーカー駆動能力を獲得した」としている。
また、シャーシは同社伝統の2層式シャーシ構成を採用。2mm鋼板の内部構造体は回路ブロックごとに専用コンパートメント化されている。また、内部構造体はリアパネルに至るまで左右分割されたデュアルモノ設計を徹底。これにより振動による左右チャンネルの相互干渉を防いでいる。
そのほかパーツもハイグレードなものを厳選。スピーカーターミナルは独WBT社製WBT-0702Cuを採用したほか、高周波特性に優れた低インピーダンスの電解コンデンサー、トランジスター、ハイスピードで整流ノイズの少ないというMUSES SiC(シリコンカーバイド)ショットキーバリアダイオードなど、特性を極め、試聴を繰り返して部品を厳選したという。
定格出力は50W+150W(8Ω)、300W+300W(4Ω)で、実用最大出力が600W+600W(2Ω)。周波数特性が5Hz〜100kHz(+0dB、-3dB、8Ω)で、S/N比は115dB(IHF-A)、全高調波歪率が0.003%(1kHz、8Ω、150W)、ゲインが29dB。
消費電力は430W(無信号時150W)。外形寸法は445W×221.5H×497.8Dmm(突起部含む)で、質量は47kg。