負荷インピーダンスの可変や負荷容量の切替に対応
ラックスマン、無帰還CR型増幅回路の全段真空管フォノイコアンプ「EQ-500」
ラックスマン(株)は、全段に真空管を採用した無帰還CR型増幅回路のフォノイコライザーアンプ「EQ-500」を4月下旬に発売する。価格は50万円(税抜)。
「アナログレコード再生を本格的に楽しむコンポーネント」としてラインナップされた製品で、ラックスマン創立90周年にあたる2015年の第一弾モデル。全段に真空管を採用している。回路は1,2段がSRPP、終段がカソードフォロアの無帰還CR型でRIAA規格専用。
筐体はコントロールアンプの上部に設置可能な薄型としており、本体サイズは440W×92H×397Dmm(前面ノブ17.5mm、背面端子12mm含む)で、質量は12.5kg。フロントパネルはブラスターホワイト仕上げで、出力レベルをモニターするための感度切り替えつき針式アナログメーターを備えている。入力端子はアンバランス×3系統、出力端子はアンバランス×2/バランス×1を備える。
使用真空管は、ECC83×4/ECC82×2/EZ81×1。安定した真空管の保持と低い接触抵抗値を保つために、タイト製金メッキ真空管ソケットを採用している。
内部には、スーパーパーマロイ製のMC昇圧トランスと出力トランスを、左右とlow/high独立で合計4個搭載する。真空管増幅回路に安定した電圧を供給するため、電源回路には整流管「EZ81」とチョークコイルを採用。カップリングコンデンサーには、独ムンドルフ製パーツを使用している。また、電源部とイコライザー部を厳重にシールドし、シャーシ電流によるアースインピーダンスの上昇を抑えたループレスシャーシ構造を投入している。そのほかにもOFCの内部配線や、音質を重視したこだわりのオリジナルカスタムパーツをふんだんに採用している。
上述の通りMCカートリッジ昇圧用トランスを内蔵するが、さらにカートリッジのインピーダンスにあわせて負荷インピーダンスを30k〜100kΩで連続可変させられる機能も装備。回路の高域特性を変化させて、好みの音色にコントロールできる負荷容量の切り替え機能も搭載しており、切り替えは0/50/100/150/200/300pFで行える。加えて、再生する音楽の信号電流でカートリッジをなじませるアーティキュレーター機能も備えている。
ゲイン切り替えは36/38/40dB、出力切替はアンバランス/バランスをサポート。バランス位相切替、モノラル、ローカット20Hz/-3dB、ハイカット8kHz/-3dBで調整できる。
入力感度はMMが4mV、MCがhigh:0.44mV/low:0.18mV。入力インピーダンスはMMが30kΩ〜100kΩ(可変)、MCがhigh:40Ω/low:2.5Ωとなる。定格出力は250mVで、出力インピーダンスは850Ω。
そのほか、脚部は鋼板シャーシにアルミニウム削り出しの高剛性インシュレーターレッグを装着している。製品には、OFC極太線ノンツイスト構造のラックスマン純正電源ケーブル「JPA-10000」が付属する。
【問い合わせ先】
ラックスマン
TEL/045-470-6980
「アナログレコード再生を本格的に楽しむコンポーネント」としてラインナップされた製品で、ラックスマン創立90周年にあたる2015年の第一弾モデル。全段に真空管を採用している。回路は1,2段がSRPP、終段がカソードフォロアの無帰還CR型でRIAA規格専用。
筐体はコントロールアンプの上部に設置可能な薄型としており、本体サイズは440W×92H×397Dmm(前面ノブ17.5mm、背面端子12mm含む)で、質量は12.5kg。フロントパネルはブラスターホワイト仕上げで、出力レベルをモニターするための感度切り替えつき針式アナログメーターを備えている。入力端子はアンバランス×3系統、出力端子はアンバランス×2/バランス×1を備える。
使用真空管は、ECC83×4/ECC82×2/EZ81×1。安定した真空管の保持と低い接触抵抗値を保つために、タイト製金メッキ真空管ソケットを採用している。
内部には、スーパーパーマロイ製のMC昇圧トランスと出力トランスを、左右とlow/high独立で合計4個搭載する。真空管増幅回路に安定した電圧を供給するため、電源回路には整流管「EZ81」とチョークコイルを採用。カップリングコンデンサーには、独ムンドルフ製パーツを使用している。また、電源部とイコライザー部を厳重にシールドし、シャーシ電流によるアースインピーダンスの上昇を抑えたループレスシャーシ構造を投入している。そのほかにもOFCの内部配線や、音質を重視したこだわりのオリジナルカスタムパーツをふんだんに採用している。
上述の通りMCカートリッジ昇圧用トランスを内蔵するが、さらにカートリッジのインピーダンスにあわせて負荷インピーダンスを30k〜100kΩで連続可変させられる機能も装備。回路の高域特性を変化させて、好みの音色にコントロールできる負荷容量の切り替え機能も搭載しており、切り替えは0/50/100/150/200/300pFで行える。加えて、再生する音楽の信号電流でカートリッジをなじませるアーティキュレーター機能も備えている。
ゲイン切り替えは36/38/40dB、出力切替はアンバランス/バランスをサポート。バランス位相切替、モノラル、ローカット20Hz/-3dB、ハイカット8kHz/-3dBで調整できる。
入力感度はMMが4mV、MCがhigh:0.44mV/low:0.18mV。入力インピーダンスはMMが30kΩ〜100kΩ(可変)、MCがhigh:40Ω/low:2.5Ωとなる。定格出力は250mVで、出力インピーダンスは850Ω。
そのほか、脚部は鋼板シャーシにアルミニウム削り出しの高剛性インシュレーターレッグを装着している。製品には、OFC極太線ノンツイスト構造のラックスマン純正電源ケーブル「JPA-10000」が付属する。
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